カップのエースの正位置・逆位置の意味とは？【恋愛/仕事/相手の気持ち】

ワンドが男性的なエネルギーを示すのに対して、カップは女性的なエネルギーを象徴します。カップのエース（カップ1）はカップのスートの最初のカードということもあって、カップの意味するところを強調します。恋愛や結婚はもちろん、仕事や金運・全体的な運勢などを占った際にスムーズに解釈ができるよう、まずは意味や絵柄について知ることから始めましょう。

カップは愛情や感情、想像力といったものを象徴するスート(タロットのマーク)です。小アルカナのカップのエース（カップ1）は、カップの意味することをそのままストレートに表すカードです。
愛情は恋愛のみならず、神の愛・家族愛・人類愛などすべての愛を象徴します。また喜怒哀楽の感情についても表しています。
さらにカップは聖杯であり、聖杯はキリスト教の中でも重要なシンボルです。最後の晩餐で登場し、その後もこの聖杯をめぐってはさまざまなエピソードが誕生おり、古来より不思議なパワーを持つものと信じられています。そのためカップは、スピリチュアリティやヒーリングを意味することがあります。
 

雲の中の手に支えられたカップが現れています。カップの上部には聖餅（せいへい：聖別された特殊なパン）をくわえたハトがいます。ハトは聖餅をカップの中に入れようとしています。カップからは5つの流れ（大アルカナと小アルカナの4つのスートを象徴）がスイレンの咲いている水面の上に落ちています。
水の流れとともにヨド（木の葉のようなもの）が舞い落ちています。ヨドは神の純粋なエネルギーを表しています。そのため、カップのエースに象徴されるような愛情やイマジネーションといったものが、無条件で神から人間に与えられることを意味してします。
 

愛情や感情、さらにはイマジネーションを象徴するカップのエース（カップ1）の正位置はどのような意味で、どのように解釈すればいいのでしょうか？

恋愛や結婚、片思いのことについて占った時にカップのエース(カップ1)の正位置が出た場合、この恋の見通しは明るいものとなります。恋人・パートナーがいる人なら、これまで以上に親密になれるでしょう。片思い中の人も両思いになるのは時間の問題かもしれません。復縁を願っている人にも明るい兆しがあります。
 

仕事・金運のことを占った時にカップのエース(カップ1)の正位置が出たら、ひらめきやイマジネーション・直感などに恵まれることを意味します。企画やアイディアがビジネスに結び着くことで予想以上のお金が舞い込んでくるかもしれません。金運にも恵まれている時で、仕事以外の臨時収入にも縁があります。
 

運勢を占った時にカップのエース(カップ1)の正位置が出たら、心身共に健康で満足できる状況にいることを示します。経済的な部分においても問題なく幸せな環境です。さらに宗教やスピリチュアルといった神秘的な事柄に魅力を感じやすいかもしれません。
 

カップのエース(カップ1)は幸せな状態を示すカードです。しかしいくらラッキーなことが示されていても、行動しなければ意味がありません。どういったアクションを起こすのがいいのでしょうか？
 

あなたが感じている心の安らぎは、経済的な基盤が安定していること・心身共に健康であることによって得られています。あるいは愛情豊かな恋人・パートナーのお陰かもしれません。恋人・パートナーがいる人は相手に感謝の意を忘れないようにしましょう。
片思い中の人は「きっと両思いになれる」と信じること、そして復縁を望んでいる人はあきらめないことです。
 

自分の満足できる環境・待遇の仕事を手にします。このままの調子で仕事を進めていきましょう。思いついたアイディアやイマジネーションはスピリチュアルな存在からのプレゼントで、仕事に活かせば大きな成功を手にするかもしれません。
金運に恵まれる時ですが、思いもよらないラッキーなことがあったら、独り占めすることなく周囲の人と分ちあうことが大切です。
 

明るい未来が約束されています。カップのエース(カップ1)がもたらすラッキーは、神からのプレゼントと解釈されています。何が贈られてくるのかは個人で違ってきますが、おおよそはカップが象徴すること（愛情やイマジネーション・スピリチュアル的なこと）です。
しかし、受け取ったものをそのまま持っているだけでは宝の持ち腐れとなります。受け取ったプレゼントを活かすことを意識してみましょう。