生き霊を祓う方法について知ろう。生霊返しの呪文や対処法について解説します

生き霊とは「生きている人間の恨みや強い想いによって生み出された念」のことを言います。生き霊は憑依する相手に対して強い恨みや憎しみを抱えており、不幸に陥れようと多量のエネルギーを使います。また、振られた相手や片思いの相手に向けられた執着や過剰な好意も生霊となる可能性があります。

生き霊に憑依されると原因不明の体調不良に襲われたり、精神的に不安定になったりするなど、身体的にも精神的にも日常生活への悪影響が出ます。生霊に憑依されたことが不幸な転落人生のきっかけとなることもあり得ます。生霊は念を飛ばしている本人が無意識なこともありますので、生霊を飛ばされている可能性に気づいたときは自分で防御することが大事です。

ここでは、生霊を飛ばされた時に自分でできる対処法を7つご紹介します。生霊祓いや生霊返しの方法、お祓いの定番アイテムの塩を使用する方法など様々な対処方法を知っておきましょう。

生き霊を祓うために、生霊返しの呪文を唱えましょう。「妙法蓮華経」というお経の中に、「観音経」と呼ばれる章があります。その中にある一節が生霊返しに効果的だと言われているため、以下に記載する呪文を唱えてみましょう。

古来から塩は穢れを祓う象徴として扱われています。塩をまくことは生霊祓いに効果的な方法です。霊は湿度の高い場所を好むという特徴があります。塩には除湿効果があるため、塩をまいて空間の湿気を取り、生き霊にとって居心地の悪い空間を作ることができます。

ここで注意したいのは、塩をまいて生霊祓いをする際に自然塩である粗塩を使用することです。食塩は自然塩ではないため、生霊祓いに無効であることを覚えておきましょう。

神社や仏閣で「清め砂」という砂を購入することができます。清め砂は住宅の新築前や取り壊し前に土地を清める際に使用されるものです。この清め砂は邪気を祓ってくれるため、生霊祓いの方法として効果的です。

生き霊などの邪気を家に持ち込まないように、清め砂を玄関にまいて生き霊を祓いましょう。まいた後の砂は箒などで掃除してしまって構いません。

湯船に粗塩をひとつまみ混ぜ、塩風呂を作りましょう。綺麗に掃除した湯船に塩風呂を作ることで、穢れた空間を好む生き霊を祓いやすくなります。

ひとつまみの粗塩だけでなく、清酒を入れるとより効果的です。粗塩と清酒を1:1の割合で入れてみましょう。注意したいのは、残り湯を活用しないようにすることです。

パワーストーンは生霊祓いに効果的で、気軽に身につけられるファッションアイテムとして活用できます。パワーストーンにはたくさんの種類があり、生霊祓いに効果的なものはプレナイト、ターコイズ、モリオンです。

これらのパワーストーンが使用されたブレスレットやネックレス、ストラップを身につけることで、生き霊を寄せ付けないサポートをしてくれます。

生き霊を祓う護符は、白い紙に筆で文字や形象、真言が描かれているものです。神社やネット通販で購入することができる他、自分で作成することもできます。自分で作成する際は、生き霊を跳ね返すという強い気持ちを込めながら描き、誰にも見られないように注意しましょう。

護符は御守り袋にしまい、肌身離さず持つことで生き霊を寄せ付けないサポートをしてくれます。

憤怒の表情を浮かべる不動明王は、「動かない守護者」という意味で、一切の厄災を祓うパワーを持っています。この不動明王の真言「マントラ」は、唱えるのはもちろんのこと、聞き流すだけでも生霊祓いに効果的です。

不動明王のマントラによって生き霊を含む厄災を祓いましょう。

ここまで、自分でできる生き霊の対処法をご紹介しました。しかし、上手く生霊返しができなかったり体調不良が続いたりすると不安になることでしょう。生き霊をしっかり祓う手段として、神社のお祓いが効果的です。

ここでは、生霊祓いにオススメの神社をご紹介します。

奈良県天理市にある「石上神社(石上神宮)」は、日本最古の神宮と言われている歴史ある神社です。石上神社には「布都御魂(フツノミタマ)」と「天羽々斬(アメノハバキリ)」という2つの神剣が祀られており、邪気や霊を祓い、どんなピンチも乗り越えられるというご利益があります。

この神剣の力により生き霊を祓うことができるため、石上神社は生霊祓いのパワースポットと言えます。

神社でお祓いを依頼したい場合は、「除災招福祈願」をお願いしましょう。文字通り災いを祓い福を招くことができます。

この記事では、生霊祓いや生霊返しの方法について解説しました。原因不明の体調不良は、もしかしたらだれかに生き霊を飛ばされ憑依されたことによるものかもしれません。

生き霊への正しい対処方法を身につけて、自分の身を守れるようにしましょう。