初夏とはいつからなのか?時期やその意味と立夏との違いを解説!

初夏とはいつからなのか?時期やその意味と立夏との違いを解説!

春が終わりに近づく頃「初夏の陽気」という言葉をテレビなどで頻繁に耳にします。馴染みある言葉ですが、初夏が始まる時期は正確にはいつなのでしょうか?また、立夏とはどのように違うのでしょうか?今回は、初夏の意味を詳しく解説していきます。

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  1. 1初夏の意味
  2. 2初夏はいつから?
  3. 2.1二十四節気での季名から見る初夏
  4. 2.2初夏の候は5-6月の季語
  5. 3初夏と立夏の違いとは?
  6. 3.1立夏はいつをさす言葉?

初夏の意味

まぶしい新緑

初夏の意味

初夏とは、読んで字のごとく夏の初めを意味します。「しょか」またはそのまま「はつなつ」と読みます。暦の上では、5月から6月になります。

初夏はいつから?

カレンダー
Photo bywebandi

初夏はいつから?

一口に初夏と言っても、何月から始まるのでしょうか?初夏が始まるのは、5月初旬あたりになります。そして、梅雨が始まる前に終わるとされているので、6月初旬あたりに終了します。体感で言えば、暖かい春から、日差しが強くなりちょっと汗ばむ季節です。一般的にも、新緑が美しくなる5月あたりを初夏と認識している人が多いようです。

二十四節気での季名から見る初夏

金箔の太陽

二十四節気での季名から見る初夏

昔日本では太陰暦(旧暦)が使用されていました。この太陰暦の暦日と季節にはズレが生じるため、これらを合わせるために設けられたのが二十四節気です。
二十四節気は、

  • 春(立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨)
  • 夏(立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑)
  • 秋(立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降)
  • 冬(立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒)
と24つに分けられます。
初夏はそのうちの、立夏(りっか)から芒種(ぼうしゅ)までの期間のことを言います。つまり、5月6日頃から6月6日頃までです。また、初夏というのは太陰暦(旧暦)4月の異名であります。現在使われているのは太陽暦(新暦)ですが、農業を生業としている人などの間で太陰暦(旧暦)や二十四節気は非常に大切なものであり、今でも日本人の生活に大きな影響を与えています。

初夏の候は5-6月の季語

郵便ポスト
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初夏の候は5-6月の季語

初夏は季語として使われています。手紙やハガキの書き出しに「初夏の候」と入れます。これは「しょかのこう」と読みます。「しょかのそうろう」とよく間違われるので注意です。一般的に、5月から6月の間に手紙を書く際に使うことが出来ます。例えば…

  • 初夏の候、ご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。
  • 初夏の候、ますますご清祥のことと存じます。
  • 初夏の候、いかがお過ごしですか。
と、使います。手紙の他にも俳句の季語としても使用できます。たまには季語を使って、手紙や俳句をしたためるのも良いかもしれません。

初夏と立夏の違いとは?

考える女性
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初夏と立夏の違いとは

太陽暦(旧暦)では、夏を4月から6月までとしています。

  • 4月を初夏
  • 5月を仲夏
  • 6月を晩夏
と分けます。
そのため、4月が夏の始まり初夏と言うのです。しかしこれでは、現在使われている新暦と1ヵ月から2ヵ月違いが出てしまいます。このズレを調整するために、二十四節気を使用します。その二十四節気の中の一つに立夏があります。
この立夏も夏の始まりを意味しています。二十四節気は太陰暦よりも細かく分けられており、初夏は
  • 「立夏(りっか)」
  • 「小満(しょうまん)」
  • 「芒種(ぼうしゅ)」
に分けられます。

立夏はいつをさす言葉?

田植えする男性
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立夏は何時を指す言葉?

「立夏」とは、二十四節気の7番目で、5月6日頃を言います。まさに、これから夏が始まる日なのです。旧暦では3月後半から4月前半になります。新暦では、5月5日から次の節季である「小満(しょうまん)」の前日である5月20日ころまでを指します。童謡「茶畑」には、「夏も近づく八十八夜」という歌詞がありますが、この少し後が立夏に相当します。作物の種まきや田植えが始まる時期でもあります。新緑が鮮やかになり、山にタケノコが生え始める季節です。実は立夏は、天文学上「太陽が黄経45度に達した時」と決められているので、毎年同じ日付になることはありません。2018年は5月5日、2019年は、5月6日が立夏となります。

初夏と立夏の違いまとめ

  • 初夏とは、5月から6月あたりの時期を指します。梅雨前の、新緑が鮮やかな時期です。
  • 初夏とは、二十四節気で見ると、7番目の立夏から芒種までのことを指します。ちなみに二十四節気とは、太陰暦(旧暦)と季節の差を無くするために設けられたもので、今でも日本人の生活に影響を与えています。
  • 立夏とは、二十四節気の一つで、5月6日頃を指します。その年によって日にちが違い、今年2019年の立夏は5月6日になります。

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