【ニイド｜ナウシズ】のルーンの意味とは？ルーン占い｜恋愛｜正位置｜逆位置

ルーン文字の配置を「フサルク」と言います。日本語でいうなら、あいうえおの並び順を五十音順、英語の並び順をアルファベット順というのと似たようなものです。

フサルク10番目は「ニイド」または「ナウシズ」という読み方をする文字です。

ニイドの基本的な意味は、欠乏・束縛を意味します。英単語の「need」の語源とも言われています。

金銭などの物理的な不足も、常に「満たされない」と感じる精神的な不足も示します。どちらにしても足かせがあり自由が利かず、じっと辛抱しているさまがこのニイドなのです。

自然災害や病などで作物や家畜を失うということは、文字が生まれた当時の人々にとっては大きな打撃でした。これ以上の災難が降り掛からないよう儀式を行なった際、使用された火を点けた二本の木が、このニイドの文字の成り立ちと言われています。

ニイドはじっと耐えた先に得るものも表しています。ルーン文字の歴史の中で、形が変わらないのもこのニイドなのです。

ニイドが象徴する恋愛は、現在の状態を引き起こしている原因にきちんと目を向ける必要がある、ということを暗示している傾向にあります。

ニイドが正位置で出た場合は、耐え忍ぶ状況であることを示しています。ただそれが執着からきていないかどうか、しっかり見極める必要があることも暗示しています。

ニイドが逆位置で出た場合は、この恋愛を停滞させている原因が、自分自身の中にあるということを暗示する場合が多いでしょう。相手への執着心だけで事態をどうにかしようとしており、このまま辛抱していてもそれが報われない可能性も多くありそうです。

内に目を向け、固執していないかどうかよく確かめましょう。

ニイドが象徴する仕事は、現在が辛抱する期間であることを示しています。モチベーションをどのように維持するのか取り組み方の見直しを暗示しています。

ニイドが正位置で出た場合は、進歩していくためにどのように意欲的に仕事をしていくか見直す時期であることを示しています。

あるいは、実際に職場の人間関係や仕事の仕方で身動きが取りづらくなっている場合も示しています。焦ると良い結果につながりにくいでしょう。辛抱した先に見える景色があることを暗示しています。

ニイドが逆位置で出た場合は、現在の仕事や職場の低迷を暗示しています。このままいても、成果が得られないどころか、心身共に消耗しかねません。あるいは、ライバルの出現によってつい感情的になってしまう恐れがあります。

自分自身を満たすために、内面から変化を起こす必要があると受け取っても良いでしょう。