ゴジアオイが恐ろしい植物と呼ばれる理由
ゴジアオイ
— ジト⚙️ (@zito_T95isGOD) December 29, 2018
「自殺する植物」「植物界のサイコパス」
気温が35度程度を超えると、自分を燃やすため発火しやすい分泌液を出す
それが自然発火し、ゴジアオイもろともあたりの植物を燃やし尽くす
花は一日しか咲かず、花言葉は「私は明日死ぬだろう」 pic.twitter.com/gAF4xcD5yB
ゴジアオイは花言葉が不吉なだけでなく、植物界のサイコパスという怖い呼び名までついています。これは、ゴジアオイが持っている特徴のためです。
ゴジアオイという植物の生態を紹介しながらゴジアオイがサイコパスと呼ばれる理由について解説します。
ゴジアオイは揮発性の油を出す
ゴジアオイは周囲の気温が上昇すると茎から揮発性の油を分泌します。
揮発性の油とは、常温で気化する可燃性の高い油のことです。車の燃料のガソリンも揮発性の油です。
つまりゴジアオイが生えている周囲は、揮発性の油が多くなるのです。
自然発火するゴジアオイ
ゴジアオイの油が充満した環境で、太陽の熱や摩擦熱などで発火が起こった場合は、ゴジアオイの油で周辺はあっという間に燃え広がり火事になります。
つまりゴジアオイがたくさん生えていて、気温が高い環境では、ゴジアオイが自然発火する可能性が高いのです。
ゴジアオイは「自殺する花」と呼ばれる
ゴジアオイ
— ソルト (@toproob) August 21, 2019
自殺する植物
気温が35度程度を超えると、発火しやすい分泌液を出す
この液を出す前にゴジアオイは耐火性の種をまいており、種は焼けた植物で栄養豊富な土地に産み落とされて育つ
時にこの火が森を丸々燃やし尽くすことがある
花言葉は「私は明日死ぬだろう」 pic.twitter.com/nliddKxzkM
ゴジアオイが自殺する植物と呼ばれる理由が理解できましたか?
ゴジアオイが自殺するとは、揮発性の油を分泌し、自然発火する生態が理由です。
ではなぜ、ゴジアオイは自分から発火して自殺するのでしょうか?そこにゴジアオイがサイコパスと呼ばれる理由があります。
ゴジアオイがサイコパスの植物といわれる理由
もし自然発火して火事になれば、ゴジアオイ自身も燃えてしまいますが、実はゴジアオイの種は耐火性を持っているため火事の中で生き残ります。
ゴジアオイの発火によって、他の植物たちは燃えてしまいますが、ゴジアオイだけは生き残るのです。
火事を生き残ったゴジアオイは、燃えた他の植物を肥料に、繁殖していくことができます。
利己的な性質をサイコパスと呼ばれた
自然発火し、周囲を火事に巻き込み、自分だけは生き残り繁殖していくゴジアオイ。
サイコパスとは他者への思いやりが欠如した反社会的な人格を意味しますが、ゴジアオイそのものです。
このような、利己的な生態のために、ゴジアオイは植物界のサイコパスと呼ばれるのですね。