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- 1「蛙化現象」って何?
- 1.1蛙化現象の意味とは?
- 1.2蛙化現象の由来とは?
- 2蛙化現象が起こる原因や心理とは
- 2.1自分に自信を持てない
- 2.2相手を尊敬できなくなる
- 2.3一目惚れ・吊り橋効果
- 2.4異性を受け付けられなくなる
- 2.5恋愛にトラウマを持っている
- 3蛙化現象が起こりやすい女性の特徴とは?
- 3.1自身に対する評価が低い女性
- 3.2恋愛がゲーム感覚になっている女性
- 3.3両思いになることを目的としている女性
- 3.4恋愛経験が少ない女性
- 4蛙化現象を辛いと感じる女性は多い
- 5蛙化現象を克服する方法は?
- 5.1克服方法1.自分を認めてあげる
- 5.2克服方法2.異性に対して高い理想を持たない
- 5.3克服方法3.異性と積極的に触れあう
「蛙化現象」って何?
「蛙化現象」とは、「好意を持っていたはずの異性と交際を始めた途端、好意を感じなくなる」現象です。
あまり聞き慣れない言葉で大変珍しい現象のようですが、実はそれほど珍しい現象ではありません。
「女子が恋愛過程で遭遇する蛙化現象」と題した論文が、「日本心理学会大会発表論文集2004」に発表されています。論文によると「交際経験のある女子の約7割が蛙化現象の経験者」であり、蛙化現象は誰にでも起こりやすい恋愛心理状態の一つということがわかります。
しかし、症状として表に出にくいため、一般的には恋愛現象として認識されにくいようです。蛙化現象の論文が出るきっかけとなったのも、心理学の授業中に生徒から相談された「好きな人から好意を向けられると、気持ちが悪くなる」という言葉からでした。
この記事では、蛙化現象の意味・由来や原因、そして蛙化現象の克服方法について詳しく解説していきます。
萌え袖ちゃん
欲しかったものを手に入れたとたん、どうでもよくなる。
蛙化現象の心理は何となくわかるわ。
人間ってつくづくエゴな生き物よね。
蛙化現象の意味とは?
蛙化現象の意味は、一言で表すと「異性への大好きな感情が、交際し始めた途端に急に冷めてしまう」ことです。
たとえば、寝ても冷めても脳裏に浮かんでいた大好きな彼氏・彼女と、猛アタックの末念願が叶って交際するようになったとします。すると、付き合う前にはあれだけ大好きだった彼氏・彼女への気持ちが、付き合って数日もしないうちに失せてしまうのです。想いが冷めてしまうだけでなく、彼氏・彼女に対して嫌悪感を感じるようになることもあります。
また、蛙化現象がたびたび身に起きると、自分でも原因が判らず人に相談しにくい事でもあるので、本人は人知れず苦しむことになります。
蛙化現象は女性に起こりやすい現象と考えられていますが、男性にも少なからず見られる現象です。世の中には彼氏・彼女を次から次へと替える人がいますが、その中には蛙化現象に悩んでいる人がいる可能性も考えられます。
蛙化現象の由来とは?
蛙化現象の言葉の由来は、グリム童話の中の「カエルの王子様」といわれています。
蛙化現象の由来とされる「カエルの王子様」は、お姫様と呪いでカエルの姿に変えられた王子様との物語です。お姫様ははじめ、カエルの姿をした王子様を気持ち悪いと感じますが、呪いが解けて王子様が元の姿に戻ると、素敵な男性であることに気が付き2人は恋に落ちます。
「カエルの王子様」はハッピーエンドの物語なのですが、蛙化現象は物語と逆で、王子様がカエルに戻る現象を意味しています。つまり、由来とは逆の意味で、「素敵だと思っていたが、付き合い始めると気持が悪くなる」ということです。
蛙化現象は、「カエルの王子様」からの由来を逆バージョンで表現したユニークなネーミングで、今では論文にも記載されるほど一般的な名称となっています。
蛙化現象が起こる原因や心理とは
蛙化現象の由来とされる「カエルの王子様」が最終的に行き着くように、男性が女性を、女性が男性に好意に抱き、お互いに求め合うのは自然な姿です。通常は、自分の気持ちが相手に伝わってお付き合いできるのはとても幸せなことであり、その多くは結婚へ向けてステップアップしていくものです。
それでは、どうして一番幸せな時期に相手を拒否するようになってしまうのでしょうか?蛙化現象で悩んでいる人の心理やその原因を解説していきます。
自分に自信を持てない
蛙化現象が起きる原因の一つに、自己肯定感が低く自分に自信を持てないことが挙げられます。
男女に関わらず、自分の欠点が目に付き自分に存在の意味を見出せない人は、「もし自分が反対の立場であったら、このような自分を好きにならない」と考えがちです。そのため、異性から好意を持たれても、好意を寄せる異性に対し「変な人」や「他に目的があるのではないか」などと思ってしまい、異性の好意を素直に受け入れることができません。
蛙化現象の論文では、心理学授業の中で蛙化現象の原因と考えられる説を調査した結果、「自己肯定感が低いという回答は得られなかった」としています。しかし、ネットの情報では、蛙化現象を経験している人の多くが「自己肯定感が低い」と答えています。
相手を尊敬できなくなる
論文の中で、蛙化現象が起きる原因として一番多いとされているのが、彼氏・彼女であった相手を尊敬できなくなるという心情の変化です。
多くの男女は、好意を持ちながら憧れの異性を遠くから眺めている間は、妄想の中で「完璧で尊敬に値する人」として異性の存在が大きく膨らみがちです。しかし、実際に付き合ってみると、自分が思い描いていた異性との違いがことさら目に付くようになります。その結果、彼氏・彼女が尊敬できなくなり、蛙化現象が起きます。
付き合う前から相手を美化して妄想する癖のある人は要注意です。
一目惚れ・吊り橋効果
論文の中では指摘されていませんでしたが、蛙化現象が起こる原因として一目ぼれや吊り橋効果も考えられます。
多くの男女は、顔や一時のフィーリングで好きになったり、異性のちょっとしたしぐさや行動に魅力を感じたりして、高揚感を覚えることがあります。たとえば、怪我をした時にすぐに駆けつけて手当てをしてくれた異性や、普段は大人しい人がライブでかっこよく歌っている姿を見ると、ときめきを感じやすいものです。
しかし、そのときの心の高まりは「その状態」に対する感情であり、「その人」に向けられた感情ではありません。その証拠に、相手が変わっても同じ心の高まりを感じるはずです。これを恋愛と勘違いして付き合ってしまうと、自然と蛙化現象は起きやすくなります。
異性を受け付けられなくなる
人として、または友人として尊敬していた人から告白された場合、急に男女の関係になることが想像できず、結果的に蛙化現象に遭遇する女性が多く見受けられます。
特に、兄として慕っていた場合やその人に頼っていた場合にその傾向が大きいです。純粋に心を通わせていたところに、突然男女間の性的イメージが入り込むため、生理的な嫌悪感を感じてしまうのです。
恋愛にトラウマを持っている
男女に関わらず、過去の恋愛に辛い思い出やトラウマがある場合、自分に好意を寄せている人から交際の申し出があっても蛙化現象が発生し、次の恋愛に進めないことがあります。
また、好きな人が現れても自分から交際に向けてアクションを起こすことができません。過去の辛い恋愛経験が足かせとなり、未来における彼氏・彼女の関係を想像するだけで嫌悪感を感じることもあります。
蛙化現象の意味と原因・心理
- 蛙化現象の意味は、好きな気持ちが交際し始めた途端好きでなくなる現象。
- 蛙化現象の由来は、グリム童話の「カエルの王子様」。
- 蛙化現象の心理状態は、自分に自信がない・恋愛相手を尊敬できなくなる・異性として見れない・トラウマなど。
彼女かわいいなぁ
社内懇親会の二次会で一緒に帰って依頼、実は会社のみんなで内緒で付き合っているのだ。
今日もこっそりラインして、部屋で一緒に「バチェラー3」を見ないか誘ってみよう。