地震の夢の基本的な意味と心理
地震の夢に隠された基本的な意味は「人生における重大な変化」です。大地が激しく揺れる様は、今自分が置かれている状況が劇的な変化を迎えることを暗示しています。今自分が順風満帆なら何らかの大きなトラブルを、逆に今トラブル続きならそれがひっくり返るような良い出来事を前もって知らせてくれているのかもしれません。
また夢診断において夢はその人の心理状態を暗示しているとも考えられます。夢の中で地震に遭った時、多くの場合その人が実生活で何らかの不満やストレスを溜め込んでいることを暗示しています。
地震の夢が暗示する大きな変化は良い変化であることもあれば悪い変化であることもあるので、地震の夢を見た時の詳しい状況から判断する必要があります。本記事では地震に遭う夢に込められた意味を状況別に解説していきます。
地震が起こり助かる夢
地震に遭った時は夢であれ恐怖を感じる方が多いでしょう。しかしどんなにひどい災害であっても最終的に助かるのであればそれは悪い出来事の暗示ではありませんし、もし悪いことがあってもそれを乗り越えられるということを伝えてくれています。
現実世界で思うようにいかないことがある、または苦しい状況に置かれているのなら、近いうちにその状況を切り抜け、自分にとって望ましい方向へ大きく飛躍するでしょう。地震から生き残る夢は、近い将来の逆転劇を知らせてくれているのかもしれません。
地震が起きる中逃げ惑う夢
地震に遭いひたすら逃げ惑っているところで夢が終わったのなら、それはその人の精神が危険な状態にあることを警告しています。
このような夢を見た人は、現実世界でストレスを溜め込みすぎて心身ともに限界を迎えている可能性があります。ずっと理不尽に耐え続けて気付かないうちに精神に無理をかけ続け、いよいよ限界に達しているということを夢という形で知らせてくれているのです。
地震の中で逃げ惑う夢を見たら、心身が壊れてしまう前に自分が抱え込んでいる悩みやストレスに目を向け、誰かに相談するなどしてそれらを生活から排除するために行動することをおすすめします。
地震が起こり死んでしまう夢
夢の中で死んでしまうと一見とても不吉な夢に思えますが、夢診断において死は幸運の訪れを予兆する存在なのです。というのも夢占いにおいて死は生まれ変わりを象徴しており、今まで続いていたものが終わると同時に新たなものが始まることの表れになります。
地震は特に実生活で不満を抱えている時に見やすい夢なので、そのような時に地震で死んでしまう夢を見たのなら、それは現実世界で自分が晒されているトラブルやストレスから解放されることを知らせているのです。近いうちに今抱えている悩ましい問題が解消され、新しいことを始めたり、気持ちを新たにやり直したり出来るようになるでしょう。
大地震が起きる夢
地震が起こる夢は良くも悪くも身の回りの変化を予兆する夢ですが、その地震が大きければ大きい程、実生活でこれから起きる変化も大きいことになります。
あまりに劇的な変化を体験すると、それが良い変化であったとしても戸惑いや迷いが生じやすくなります。それに伴い精神的なショックや負荷も大きくなる場合があるため、その変化に付いて行けるように事前に心の準備をしておくことをおすすめします。
地震が起きた時の場所・状況にも注意
地震の夢がどのような変化を暗示しているのかについては、地震が起きた場所や状況が深く関係しています。ここからは場所や状況別にその地震が伝えようとしている内容について解説します。
家の中
家の中で地震に遭った場合、家庭における重大な変化を暗示しています。
それが例えば家族の誰かの進路が決まったり仕事上での立場が変わったりするといった前向きな変化を示していることもあれば、家族の身に怪我や病気、仕事や学校でのトラブルが降りかかることを示している可能性もあります。
地震が小さなものであればまだしも、大きな地震に遭った場合は夢のことを家族に話すことをおすすめします。夢の内容を家族で共有することには、その夢が暗示している近い将来の出来事に対して家族全員が心の準備をすることが出来るというメリットがあります。
オフィス街
ビルの立ち並ぶオフィス街で地震に遭った場合、それは仕事上での何らかの変化を暗示しています。
夢は架空の設定や環境を通して間接的に何かを伝えている場合が多いため、そのまま自分のいる職場などが出てくることもあれば、架空のオフィス街などが出てくることもあります。ですので自分が実際に通っている職場でなかったとしても、その夢は自分にとっての社会生活の変化を知らせているのです。
また社会人生活の場であるオフィス街が登場し、なおかつそこで地震に見舞われるということは今の仕事や職場によって強いストレスを抱えていることの表れでもあります。ネガティブな変化に繋がってしまう前にストレスへの対策を打つことをおすすめします。
学校
オフィス街での地震と似ていますが、学校で地震に遭った場合はその人の学校生活での変化を予兆しています。
学校の場合もオフィスの場合と同様、架空の環境を通して実際の学校生活に関することを伝えており、学生にとっての社会空間である学校で地震が起きた場合、学校生活でストレスをため込んでることを警告しています。
学校で地震に遭う夢を見たら一度学校での人間関係などの悩みの種について見直し、周りに相談するなどして解決を図る必要があります。
緊急地震速報をみる夢
夢の中で緊急地震速報を見る場合もあります。この場合緊急地震速報はまさに緊急で伝えるべき重大な知らせがあることを意味しています。
緊急地震速報を見る夢は、近い将来に結婚や就職、転職などといった人生の転機が訪れることや、それに対する心理状態を暗示しています。しかしそれを見た時の状況によっては悪い転機の訪れを警告している場合もあるので注意が必要です。
緊急地震速報を見て怖いと思った場合
もし緊急地震速報をみて怖いと思ったのなら、それは将来訪れる転機に対して不安や恐怖を感じていることを示しています。
結婚にしろ就職にしろ、人生の転機には多少なりとも不安が伴うものです。今までと全く違う環境になれば、その先でどんなことが起きるか予想できないということで不安を感じるのは至って自然なことですが、放っておくのは精神衛生上よろしくありません。一人で抱え込まず、不安や怖れを感じていることを周囲に話してみることをおすすめします。そうすることで不安の原因や解決法に気付けるかもしれません。
緊急地震速報を恋人と見ていた場合
緊急地震速報を恋人と見ていた場合、それの暗示するところは結婚やプロポーズ、もしくは別離という両極端なパターンがあるため、どちらの意味を持っているかを判断するためには二人の状況を知る必要があります。
その夢の中で恋人との雰囲気が良かったのなら近い将来結婚するという知らせと考えられますが、重要なのは現実世界での二人の関係を知ることです。この夢を見たことを機に一度よく恋人と向き合い、お互いの気持ちや二人の関係を確かめてみましょう。