歌詞「のきば」の意味
歌詞「のきば」の意味は、「のきば」は漢字で「軒端」と書き表し、軒とは屋根が建物の壁よりも外に突き出している部分を指す言葉で、その軒の端っこが”のきば”です。
七夕飾りが軒端の下で風になびいてさらさらと揺れている情景が目に浮かびますね。
萌え袖ちゃん
関連記事として「茶摘み」で歌われる「八十八夜」の具体的な時期やその意味についてご紹介します。
童謡「たなばたさま」の歌詞解説
童謡「たなばたさま」の歌詞解説です。「たなばたさま」の歌詞をもう一度振り返ってみましょう。
【ささのはさらさら のきばにゆれる】
七夕飾りが夏の風にゆらゆら揺れながら、家の軒に飾られている情景を表わしています。
【お星さまきらきら 金銀砂子】
軒の下から眺める夜空の天の川がきらめいてゆっくりと流れているように感じられます。
【五色のたんざく わたしがかいた】
魔除けの五色のたんざくに願いを書いて、家族の健康や幸せを祈っています。
【お星さまきらきら 空からみてる】
私の願いはきっと空の上の神様にも伝わっているという思いが表われています。
萌え袖ちゃん
七夕は旧暦ではお盆のころの節句で、七夕の風習が生まれた昔では暑い夏には食べ物の保存や腐敗などで特に子供やお年寄りの健康に不安がありました。
笹の葉には殺菌効果があることが昔から知られていて、夏場には食べ物を笹の葉にまいて腐らないように保存したことからも笹に家族の健康を祈願する気持ちが察せられます。
「ささのはさらさら」の正式な曲名は「たなばたさま」ですが、作曲の背景にはこうした笹が持つ力強さと家族への思いがあるのではないでしょうか。
七夕の歌の歌詞の意味
- 「たなばたさま」は昭和16年に文部省発行の「うたのほん 下」に掲載された童謡です。
- 七夕の風習は、古代中国の七夕(しちせき)と日本の棚機津女(たなばたつめ)に由来しています。
- 金銀砂子は日本独自の技法です。きらびやかな様で天の川の星を表現しました。
- 五色のたんざくは中国の五行説に由来しています。
- のきばは漢字で軒端と表記し、屋根が壁から突き出してる部分を指します。
- 笹の葉さらさらの歌詞には夏の風物詩の情景と共に、古くから伝わる風習から健康や繁栄を願う祈りも込められています。
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歌詞「のきば」の意味