着物ちゃん
「君が代」はいつから歌われている?
「君が代」は明治15年から歌われ始めました。
明治15年に刊行された初めての音楽教科書「小学唱歌集」に君が代が掲載され、普及するきっかけとなりました。
当時は2番までの歌詞を小学生たちに教えていました。
「君が代」が国歌になったのはいつ?
「君が代」が正式に国歌になったのは平成11年です。
歌われ始めた明治時代から国歌制定を進める動きが幾度もありましたが、戦後にGHQが君が代の斉唱を禁止したことから一時的に国歌への道はほぼ閉ざされてしまいます。
しかし、サンフランシスコ平和条約以降、昭和21年に文部省が通達した学習指導で君が代の斉唱を義務付ける動きがあり、事実上の国歌として認められていくようになります。
平成に入り、法的に君が代の国歌への位置付けをする必要性が示唆され、平成11年8月9日に「国旗及び国歌に関する法律」が制定、13日に正式な国歌として施行されました。
よしえママ
君が代が正式な国家になったのは意外と最近なのね
【君が代は誰がつくったのか?】
歌詞は明治2年に薩摩藩砲兵隊長だった大山巌が薩摩琵琶曲の一節から選択して作りました。作曲は薩摩バンドの指導者だったイギリス軍楽隊長フェントンが作成した後、明治13年宮内省の演奏担当が日本調につくり直しました。そこにドイツ人の音楽教師フランツ・エッケルトが編曲を行い、完成したのです。
【どうしてつくられたのか?】
イギリス軍楽隊長のフェントンが儀式用音楽をつくるべきだと政府に発言したことがきっかけです。世界ではすでに国歌や式典用歌が制作されている背景があったので発言に至ったのです。
フェントンが日本を訪問した際に日本に国歌がないことを残念に思ったことを政府に進言しました。当時イギリスと交流のあった薩摩藩砲兵隊長の大山巌はフェントンに自分が作詞を担当するので作曲を担当してもらうよう依頼、多くの人の手を経て制作されたのです。
99年8月に「国旗・国歌法」が成立したことにより『君が代』が正式な国歌と規定された。
日本の国家「君が代」、実はこの歌には続きかあるのをご存知かしら?
その由来や歌詞について深く知ることは、私たち日本人にとって、とても大切なことよ