「君が代」の歌詞の意味とは?
君が代は 千代に八千代に さざれ石の
巖となりて 苔のむすまで
【全歌詞の意味を解説】
- 君が代 = 尊敬している人、我が君(天皇)
- 千代に八千代に = 非常に長い年代、数多くの年代
- さざれ石 = 細かい石・小さな石
- 巌となりて = 岩石となって・大きな石になって
- こけのむすまで = こけが生えるまで
ここで挙げた全歌詞の解釈は、一般的なものになります。
意味の解釈には色々あると思いますが、制作した当時は天皇を我が君として捉え、国の繁栄と平和を祈る意味として制作されました。
コウジ君
さざれ石など、「君が代」の歌詞の意味を詳しく知っておきましょう
【君が代のさざれ石・こけのむすまでの意味とは】
- さざれ石 = 小さな石のこと
- こけのむすまで = こけが生えるまでのこと
さざれ石やこけのむすまでという比喩を使うことでより大きな意味として伝わるようになります。そして、歌詞全体をつなげると「私たちの崇拝する天皇様の末永い繁栄と平和を祈っています」このように捉えることができます。
君が代は恋の歌という説もある?
君が代は、実は男女の永遠の恋を表す歌として解釈ができるのです。
【恋歌という由来は?】
恋歌の由来は古今和歌集に出てくる和歌です。
古今和歌集には恋の歌が数多く集約されています。
君が代の歌詞が初めて世に登場したのは平安時代の古今和歌集からです。現在の君が代は軍隊長が薩摩琵琶曲から歌詞を抜粋してつくられましたが、歌詞の元になった君が代のフレーズはすでに古今和歌集で掲載されているものでした。
古今和歌集にある「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて」この歌は「詩人知らず」つまり、作者がわからない作品として知られています。古今和歌集は数多くの恋を意味する和歌が集約されており、昔から恋は私たち人間にとって情緒溢れる関心事であり悩みの種でもあったと言えます。
【恋歌としての解釈】
- 君が = 親愛なる君、古代日本語では「き」は男性「み」は女性
- 代 = 人が生活を営む期間、一生涯
- 千代に八千代に = 千年も、八千年も
- さざれ石の巌となりて = 小さなことが大きくなるまで、協力する
- 苔のむすまで = 絆がむすびついていく
【ロマンチックな恋歌の解釈】
「愛しい君と永遠に生まれ変わっても、生涯は協力して絆を結んでいこう」
全体を通してみるとロマンチックな恋歌と解釈できます。