今回は小アルカナのペンタクルの2に関して、恋愛・仕事など、運勢の解釈について解説します。
相手の気持ちなどを占うときに、ペンタクルの2のタロットカードが示すメッセージを正しく読み解く参考にしてください。
ペンタクルの2のタロット
ペンタクルの2のタロットは、対極となる二つの要素をうまく操り、未来が開けている状態を意味しています。
小アルカナペンタクルの2は大道芸人の男性が大きな2枚のペンタクル(金貨)を器用に操っている絵柄のタロットです。
2枚のペンタクルは「成功」と「失敗」、「裏」と「表」というそれぞれ一対となる二つの要素を表します。また、ペンタクルを操る帯が八の字を描いていることから「無限」や「永遠」を暗示させ、ペンタクルの2のタロットは「対極となる二つの要素をうまく操り、未来が開けている状態」を意味しているのです。
絵柄では、大道芸人の男性は二つのペンタクルをうまく操っていますが、その背後にはうねる波とただよう船が描かれています。この波は、目の前の均衡をうまく保っている反面で間近に迫っている危機に気づいていないことの暗示です。
全体を見渡す視野に欠けると、状況が良くない方向へ進む可能性もあるので注意が必要です。
ペンタクルの2の正位置の意味
ペンタクルの2が正位置で出現した場合は、「良い変化」を意味し、決断をする必要があることを意味しています。
ペンタクルの2の正位置の意味について、仕事や恋愛・復縁、相手の気持ちに分けてご紹介します。
ペンタクルの2の正位置【仕事】
ペンタクルの2の正位置が出た場合、仕事において、プライベートとの両立が実現できることを意味します。
仕事上で起こる変化に対して、柔軟に対処することができる非常に良好な状態です。接待やイベントなどの付き合いが増える可能性が高いため、プライベートに支障をきたさないようにバランスを調整すると良いでしょう。
ペンタクルの2の正位置が出た場合、優れた判断力と柔軟性で複数の仕事をうまくこなすことができますが、一方で同じ事の繰り返しのような単調な仕事には向かないことを意味します。このような状況におちいった場合には副業を始めるなど現在の状況に新しい要素を加えてバランスをとることも一つの手段です。
臨機応変に行動できるときですので、現在の仕事の流れを変えるような工夫をしたり、上司や先輩社員にアドバイスを求めてみたりと色々チャレンジすることで良い流れが生まれるでしょう。
ペンタクルの2の正位置【恋愛・復縁】
ペンタクルの2の正位置が出たときの恋愛や復縁は、基本的に「良い変化」を意味します。
相対する様々な面でバランスを維持し、「明」と「暗」に分かれる人生の流れをうまくコントロールして柔軟に対応することができる時期です。ペンタクルの2のタロットで正位置が出た場合、恋愛において「楽しさ」や「ノリの良さ」が優先されることを意味します。
また、ペンタクルの2の正位置は、「仕事」と「恋愛」など二つの事柄の両立を意味しています。その結果、生活のバランスが崩れる場合は、二つの選択肢の中から決断をせまられることも考えられます。何か問題が発生したとしても、何とかなるという明るい気持ちがあれば、落ち着いて状況を把握し、適切に対応できるはずです。
恋愛でも結婚生活でも、相手とのコミュニケーションがおろそかにならないように気を付けると良いでしょう。復縁の場合も、相手ときちんと話し合うことが大切です。
ペンタクルの2が正位置で出たときの相手の気持ち【タロット占い】
ペンタクルの2の正位置が出たときの相手の気持ちは、お互いの気持ちが安定してバランスが取れている状態を意味します。
ペンタクルの2の正位置が意味する恋愛は、「あなたがいなくては生きていけない」と、のめり込むものではありません。程よい距離感で恋愛を楽しむほうが良いでしょう。具体的な結婚などは少し先のことになりそうです。
片思いの方も、のめりこまずに恋愛を楽しむほうが良いでしょう。無理なアプローチや告白などは一旦控え、穏やかなコミュニケーションを心がけることで未来への道が開けます。
結婚されている方は家庭と仕事の両面に忙しく追われていることから、パートナーとのコミュニケーションが薄れがちです。不信感をもたれないように十分な気遣いを持ちましょう。
一度別れたパートナーとの復縁を考えている方は、まずは重たい気持ちにならずに声をかけてみてください。ペンタクルの2が正位置で出現した場合には、相手の気持ちのバランスが取れている状態を意味するため、復縁の可能性は十分にあるといえます。