ミサンガの由来とは?
ミサンガが誕生したのはポルトガルで、400年ほど前に教会でお守りとして作られていたものでした。ミサンガは切れたときに願いが叶うお守りとして、ポルトガルの国内にとどまらず世界に広まっていきました。
「ミサンガ」という言葉の語源はポルトガル語です。元々はビーズ飾りを意味した言葉でした。しかし、ブラジルの公用語はポルトガル語のためブラジル出身のサッカー選手らによって現在我々がイメージするミサンガをミサンガと呼ぶようになったと言われています。
ポルトガルで生まれたミサンガですが、日本に広まったのは1993年ごろと言われています。有名なサッカー選手であるラモス瑠偉(ルイ)がつけていたのがきっかけです。それを見たチームメイトが真似し、さらにはサッカーを応援していた人たちの間にも広まっていったそうです。
ミサンガにはいくつかのルールが存在しています。
- 【一度つけたら外してはいけない】どんな時であってもつけたままにしなくてはなりません。
- 【自然に切れるのを待つ】願いを早く叶えたいからと言って無理に切れるようなことをしてはいけません。
- 【切れたミサンガはすぐに捨てる】ミサンガは切れた後にすぐ処分しないと「願いが叶わなくてもいい」という意味に変化してしまうと言われています。
ミサンガの結び方について知ろう!
ミサンガの結び方についてご紹介します。一般的に、ミサンガのつけ方には「ほどけない」結び方と「ほどける」結び方の2つが存在します。
「ほどけない」結び方をするときとは、ミサンガを願掛けとして願いを込めてつける場合です。
反対に、「ほどける」結び方を使うときはアクセサリーとしてファッションを楽しむためにミサンガをつける場合です。
絶対ほどけない結び方
ミサンガに願いを込め、手首や足首につける時は結び目が絶対にほどけないつけ方を選びましょう。ミサンガは切れると願いが叶う効果があり、途中で外してしまってはいけません。そのため、絶対に結び目がほどけないようにしっかりとミサンガを結ぶことが大切です。
最も簡単な固結びの方法をご紹介します。
- 片方の紐の上にもう片方の紐を乗せ、くるっと縛ります。
- もう一度同じように縛ります。
- しっかりと引っ張って結び目を固く結びましょう。
長さ調節ができたり、取り外しが可能な結び方
ミサンガをファッションアイテムとして取り入れる場合は、取り外し可能なつけ方がベストです。そのため、結び目を移動させたり結び目をほどくことが出来るほどけるつけ方が注目されています。ほどけるつけ方をすることで、洋服やその日の気分、シーンによって好みのミサンガをつけることができます。
止め編みと呼ばれるミサンガを輪の状態にあらかじめしておく方法をご紹介します。
- 完成したミサンガの両端を束ね、別の紐で1回結びます。
- 紐同士をクロスさせ、片方を上から下に通します。
- 下に通した紐はミサンガの下を通し、もう片方の紐の上に出るように通します。
- 少し余裕を持たせるようにゆっくりと紐を締めていきます。
- この作業を左右交互に行っていきます。
- 適度な長さになったら最後は固結びをして完成です。
下記の分かりやすい動画を参考にミサンガでおしゃれを楽しんでみましょう。
ミサンガの色ごとのパワーを知ろう!
ミサンガには色ごと持つパワーが異なります。ミサンガの色が持つパワーをいくつかまとめてご紹介します。
- 【赤色】情熱や、恋愛成就
- 【白色】健康や落ち着き
- 【ピンク色】恋愛運アップ
- 【オレンジ】希望や笑顔
- 【黄色】金運や勉強運
- 【緑色】癒し
- 【水色】美しさ
- 【灰色】仕事運
- 【黒色】好意
ミサンガを付ける場所の意味について
実はミサンガには色によってパワーが異なるだけではなく、つける場所にもそれぞれ異なった意味があります。
ミサンガが持つ色のパワーとつける場所の持つパワーを掛け合わせて最大限にミサンガの効果を引き出しましょう。それでは、体の部位ごとの意味をご紹介します。
- 【利き手】恋愛成就
- 【利き手ではない方の手】学業成就
- 【利き足の足首】勝負運や友情運
- 【反対の足首】金運
例えば、恋愛成就させたい人は赤色やピンク色のミサンガを利き手につけるといいでしょう。また、部活動など勝負事やチーム戦などが絡む願い事の場合、黄色やオレンジ色などのミサンガを利き足につけるのがオススメです。
ミサンガをつけてから願い事が叶うのはいつ?
ミサンガに込めた願い事が叶うのは、ミサンガが切れた時です。使われる素材やつけている人の活動量にもよりますがミサンガはだいたい1~3年ほどで切れると言われています。
ミサンガのルールとしてご紹介しましたが、切れたミサンガは放置せずすぐにごみ箱に捨ててましょう。ミサンガをゴミ箱に入れるという行為に抵抗のある人がいると思いますが、大事にとっておくのはNGです。ミサンガの処分方法には土に埋めたり、燃やすなどの方法もあります。
自分にぴったりの色やミサンガをつける位置を知って、願いを叶えましょう。
ミサンガまとめ
- 発祥はポルトガル
- ミサンガの色やつける場所にも意味がある
- 願いが叶うのは1~3年かかる
- ミサンガが切れたら必ず捨てる