【2020年】柳宿の運勢は？｜宿曜27宿｜柳宿の性格と相性を解説します

柳宿は「ぬりこぼし」という別名もあり、南を司る朱雀にあたる星宿に当たります。過去の縁を引き寄せる蟹宮の類に含まれているため、前世からのパワーを感じやすい星となります。

過去のことを思い出すのが得意な特徴を持つので、他の人がすでに忘れている出来事を掘り起こし、言われたくないことも平気で語ってしまう一面も持ち合せるため、場合によっては他人から疎まれる一面もあるでしょう。

柳宿の性格を見る場合には男性・女性によってその正確的特徴が変わりますが、まず共通する性格の特徴も見られます。

・我が道を行くタイプ
・ミステリアスで捉えどころのない部分を持つ
・冷たい雰囲気を持ち怒っているように見られることも
・リアクションが少ない
・リラクゼーション（特にヨガ）が好き

このような特徴が共通して見られやすく、心身的なバランスを取ることに常に注意しているような生き方をする人が多いです。

柳宿の女性は、主に美意識が高い点が卓越しており、普段から心身的なメンテナンスを図ることが得意な点が特徴として挙げられます。

さらにその興味が惹かれる対象としては有機的なもの（オーガニック系）のものを好む習性があり、人工的なものにはほとんど興味を示しません。自分の気持ちも自然体にセーブし続けることにもその特徴が大きく発揮されるでしょう。

柳宿の男性の特徴は、リアクションが少なかったり、ちょっと怒っているような表情・雰囲気を持っていたりするような特殊なオーラが見て取れる点が挙げられます。

日常生活でもやや沈黙している時間帯が多く見られ、その点で「何を考えているのかわからない」といった勘違いを（他人に）引き起こさせてしまいかねない特徴も持ち合せ、コミュニケーションがとり辛い一面を持っています。

しかし一旦友達になった相手や、自分がこれと見込んだ相手には、どこまでも心を許してしまえるホットな面も持ち合わせており、特に幼少から一緒に育ってきた相手には一生の友達的な感覚を与えることも多いでしょう。

柳宿にある人が持つ恋愛的特徴についてですが、トータルしてモテる部類に含まれます。

柳宿にある人には、分かる人には分かる「異性を刺激するフェロモン」が日常から噴散されている体質的特徴が見られるため、そのフェロモン・独特のオーラに簡単にやられて交際を迫られる場面もよくあります。

恋愛的特徴がそのようにあるため、結婚についてもその延長としてすぐに結婚するパターンも多かれ少なかれ見られます。

ですが、これは人によって大きく変わる傾向にあり、ずっと相手に追いかけさせる性格を持つ人と、その相手に何かしらの魅力を感じて単純にくっ付く人との2パターンに分かれます。

柳宿の人は仕事とプライベートの割り切りがとてもはっきりしており、自分の潜在能力までをフルに発揮して仕事に取り組むことができます。どんな仕事でもひた向きで真面目にこなすことが得意で、さらには仕事に必要な知識のストックや情報収集などにも長けているため、研究分野の仕事にも向いていると言えます。

しかし感情をあまり表に出さない性格なため、ライター（執筆活動者）や薬剤師など、1つの仕事に熱中・没頭して取り組めるクラフト業などを定職にすると良いでしょう。

「仕事そのものが人生に甲斐性・活気を与える宿星」にあるので、生涯をかけて専念できる職種に就くことがおすすめされます。

柳宿と他の宿星との相性を見ていきましょう。宿星というのは、日常で見られるいろいろな運命との相性関係をそのまま凝縮したようなプロットを持ち合わせ、その宿命にある人に多彩な形でヒントを投げ与えてくれます。

金運や仕事運、恋愛運や結婚運などをはじめ、他の多くの出来事との関係もこの柳宿の相性によって大きく影響されるため、しっかり把握しておくことで豊かな人生を勝ち取っていけると期待できます。

柳宿と命の関係に見られる宿命では、出会うべき相手との運命を強く引く力があり、特に「ソウルメイト（一生涯、友に居られるメインパーソナリティとなれる存在）」にもなれるとされています。

同じく宿に含まれる相手との「命」の関係性では、その性格や好みが実に似通っている関係となるため、出会った瞬間からその相手との多くの共感を呼び合える関係に芽生えるでしょう。

命の関係とは、生来、生まれ持った宿星を掲げた出会いをはじめ、一緒に居られることを常に喜び合える相性に見られます。

しかしその反面では似た物同士となることから、お互いの主張がぶつかり合うこともしばしばあり、どちらかが常に譲歩しなければ、その関係を続けられない側面もあるので注意しましょう。

次に柳宿と業・胎との関係についてですが、一般的に「前世・来世での出会いが約束されている因縁の関係」に喩えられることが多くなっています。因果応報、自分にとってのメインパーソナリティであり、一生の運命を越えてあう関係です。

前世で何らかの関係を持つ相手、来世での関係が約束された相手というのは、もちろん日常で知覚できる対象ではありませんが、運命・縁によって出会いと別れの機会が約束されています。

自分を良き運命へ導いてくれる相手ともいえるでしょう。

この場合の「栄」というのは文字通りに「栄えること・繁栄」を指しています。柳宿と栄の関係の宿は、生涯の幸福を讃え合えるベストパートナーの組み合わせを約束する運命的関係となります。

柳宿にある人の場合、この「栄」に見られる反映のあり方はかなり根強いものがあり、「互いを支え合う強さをもって希望に満ち溢れる」という、一生の繁栄を確約するほどの縁が宿っています。

しかしその運命を見付けること・上手くつかまえることが難しい場合もあり、常に自分の身の周りにいる人について見る目を養うことも大事となるでしょう。

柳宿の個性を許容し支えてくれる存在なので、共に切磋琢磨できるレアな相手です。

言動の細部に気が利く婁宿は味方にしておきましょう。適切なフォローを常にしてくれるので、柳宿にとっては貴重な存在です。

柳宿が上位の立場であれば最高の関係です。柳宿の欠点を含めて指摘してくれるため、切磋琢磨し合える大切な関係を保てるでしょう。

この「親」というのは先述の「栄」との相性から生まれる「親愛」を指す意味合いとなります。柳宿にある人にとっては、「親」の関係にあたる宿とは非常に理想的な関係にあると言ってよいでしょう。

「誠実・柔和・情熱」が、二人の絆を強固にするためのキーワードです。

とにかく「相手のことを自分のように考えること」で、切磋琢磨し合あう関係となりますし、また、常に相手にとって実りのある生活環境の構築を配慮する姿勢が望まれます。

お互いが相思相愛になれるベストパートナーの可能性が高いです。鬼宿の人に対してだけは柳宿も純粋に優しくなれます。

最高のメインパーソナリティ（キーパーソン）です。息もぴったり合うので柳宿の才能や資質が十分発揮できます。クールかつ激情型の柳宿をしっかり支えてくれる最良のアシスタントになるでしょう。

柳宿の気ままな行動も、壁宿はすべて無償で包容してくれます。柳宿にとっては心強く頼れる味方です。

柳宿にある人にとって、この「友」との関係を上手く導き合うことが幸福への大きなステップとなるでしょう。

この場合でも柳宿にある人にとって「友」との関係性は、一旦引き合った相手との関係が完全に疎遠になることはなく、さまざまな経緯を通っても、結果的には理想的な関係を結び合える仲に落ち着くでしょう。

プライベートでの理想的な付き合いを想定する上で、この場合も相手にとっての幸・不幸のあり方を考えておき、互いの最低限のテリトリーを守っておくことが大切です。

意外と短気な柳宿にとって、いつも冷静沈着でアドバイスをしてくれる井宿は貴重なオブサーバーとなるでしょう。

敏腕無比の底宿とは似たもの同士の性質を持ち合い意気投合します。けれどその気性の激しさがぶつかり合うこともあるので、衝突しないようにバランスを取りましょう。

普段は強そうに見える柳宿でも、本当に一人ぼっちになっては実力を発揮できないこともあります。そんな柳宿を優しく受け止めてくれ、励ましてくれる相手です。

「衰」の関係になる宿とは、生活環境・立場の違い・それまでの生活歴に見られる出来事との関係などによって、互いの優劣がはっきり分けられる形となります。

しかし、弱い立場にある人と強い立場にある人の場合でも、一緒に居て幸せを感じられる際にはその運命を変えることがたやすくなっています。主にその場合は精神的な強い繋がりが影響しています。

行動が派手で華やかな張宿とは、仕事ではなくプライベートのほうで波長が合うでしょう。遊び相手としては最適な相手となるでしょう。

精神的に丈夫な胃宿とは何でも言い合える関係になりがちです。胃宿はその時、絶えず柳宿の力量を認めながら持ち上げてくれるタイプになるでしょう。

どちらも熱中・没頭しやすい性質のため、惹かれ合うことはありますが、そのぶん衝突することも多いでしょう。一歩譲って、箕宿を包容する形で立ててあげると良好な関係が維持できます。

柳宿と「安」の関係においては、特に恋愛・結婚への結び付きが強いです。人間関係を構築するための非常に重要なパートを担うでしょう。

「安」というのは柳宿にある人にとっての「安定・安心」を表しており、過去から未来において、常に安泰の生涯を送ること・その立場を守るための要素を持っています。

翼宿が柳宿に対して憧れを持っていることは有名で、その延長にて、何かと尽してくれるでしょう。しかしあまり翼宿を馬鹿にすると極端に仲たがいする原因になります。

今度は柳宿のほうが昴宿に憧れを持ち、そのセンスの良さや資質に影響されるでしょう。昴宿からは柳宿の繊細なところに惹かれますが、長く関わってしまうと昴宿の生活ペースが乱れる可能性が高いです。

人気運の強い宿に両者がいるため、その人気を二分する形で利害関係がぶつかってしまい、この場合、悪にも強い柳宿のほうが斗宿の領土を占領してしまいます。

「壊」が指す運命は「安」を打ち壊してしまう数奇な運命・出来事との出会いを示し、そのことによって、その後の運命が大きく転換させられてしまう程の悲劇を指す内容になります。

つまり、柳宿と壊の関係にある宿とは友情関係・恋愛（結婚）関係を築く上で大きな障壁が生じるため、出来るだけ回避したい運命的関係・相手としてあげられます。

しかしその「壊」を示す不幸な出来事の回避は一見して難しく、これについては半ば運命的な出来事である、と言うより他ないでしょう。

気の優しい参宿を甘く見て掛かってしまうと大けがの元になります。一旦仲がこじれると互いに熱情高い性格でもあるので、大喧嘩に発展してしまう可能性も出てくるでしょう。

孤高が好きな亢宿を見ていると、ふいに関係を持ちたくなってしまう柳宿です。しかし亢宿はなかなか打ち解けようとしない手ごわい相手なので、特定の関係を持つまでには苦労します。

奇抜な性格を持ち、人気者でもある危宿に柳宿は絶えず心が惹かれます。しかし危宿は、柳宿の本性を見抜く力を持つので、それが元で関係がこじれることも多いでしょう。

柳宿にある人の場合、この「危」との関係を上手く調和させていくことが非常に大切です。ちょっとした過ちがすぐに危険を増幅させてしまうことがあるため、常に自分の身の周りの出来事の成り行きを見守っておく姿勢が大事になるでしょう。

「危」に当たる相手はそのまま「危険」を指しており、あらゆる物事に関係する場合の障壁や危惧される出来事そのものを指しています。

気軽な付き合いが好きな軫宿とは何気に付き合うことができますが、両者とも常に新しい交友関係を好んでしまうため、結果的に長続きはしません。

畢宿は柳宿にとって非常に本心が見えづらい相手です。それが理由で、軽率な行動や単純な言動によって機嫌を損ねてしまうこともあり、そうなると信用を完全に失うこともあります。
 

女宿は気性の激しさ・情熱型・社交に強い性格と三拍子そろった宿にあるので、さすがの柳宿もその迫力に負けてしまいます。常に一定の距離をもって付き合うか、機嫌を損ねないよう配慮して交流を持つことが大事です。
 

柳宿にある人の場合は潜在能力が高く、また単独で没頭して達成する仕事に就く場合が多いことから、この「成」との関係性はかなり充実して保っていけることが多いでしょう。

「成」の相手は「成功・達成」を表しており、自分に宿った潜在能力・意図的な能力をもって、すべての仕事を達成していける状況にもっていけます。

ですがビジネス関係にしても、この「成」との関係において「危」や「壊」の影響が飛び込んでくることがあるので、常に人間関係を調和させるバランスへの配慮が必要となります。

觜宿とは付き合い当初においては仲良くなれますが、柳宿のワンマンさ加減・強引な駆け引きが目立ってくるとすぐに敬遠されるでしょう。
 

単発的な交流・短い付き合い・定期的な交際であれば仲良くなれますが、お互い気分屋のところがあるため、その関係は自然消滅の形になる場合が多く見られます。

柳宿にとって虚宿は、その生活にとても明るい光を差し込んでくれるキーマンとなりやすく、そこに魅力を感じやすいですが、一旦争ってしまうと虚宿のほうに分があります。