ソードの9の正位置・逆位置の意味とは？【恋愛/金運/相手の気持ち】

ソードの9の意味は強い不安と深い恐怖です。ベッドの上で頭を抱える人は激しい後悔や不安の念にかられている様子が見られます。ベッドについても眠ることができない、あるいは悪夢にうなされて目が覚めてしまった姿が描かれています。

ソード（剣）は知恵と力を象徴しています。また9という数字は二桁の10に至る直前であり、本来は最大限に力と知恵が発揮されている状態であるはずです。しかし、ソードの9が意味する言葉は不安と恐怖と後悔です。

ソードの数字を追って解釈をしていくと次のような流れが浮かび上がってきます。

【ソードの6】ソードを手に水面を渡って女性と子供を連れて安全な地を目指す男
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【ソードの7】仲間を出し抜いて剣を手に入れて逃げる男
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【ソードの8】捕縛され罪に問われている女
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【ソードの9】深い不安と後悔にさらされている男

小アルカナのソードの9で頭を抱えている男は、自分自身のずるがしこさから、他者を窮地に追い込んでしまったことに対する後悔と懺悔にとらわれているとも推察されます。

ソードの9はウエイト版タロットカードの絵柄の中でも最も絶望的なイメージを持っているといえます。
絵柄から暗示的に読み取れるその意味についても詳しくご説明します。

小アルカナのソードの9の絵柄について詳しく考察すると以下のようになります。

【頭を抱える男】
右側を向いて頭を抱えている男は過去から目を背けて恐怖と後悔を感じています。

【薔薇と占術の記号が描かれた布団】
心の中には赤い情熱と思いが秘められています。

【ベッドの戦闘の彫刻】
男が苦しい戦いを切り抜けてきたことを象徴しています。しかし彫刻を施したベッドからは、物質的な余力は持っていることも伺えます。

【暗い部屋】
漆黒の闇のような壁は出口が見えない苦悩を表現しています。

絵柄が象徴する意味からは抜け出すことのできない絶望的な状況を暗示していますが、男が右を向いていることから未来に向けての意欲が全て断たれてはいません。また、真っ暗な部屋は扉を開ければ光が差し込む可能性をも示唆しています。

ソードの9は単に絶望的な状況を暗示するカードではなく、両眼を押さえて自ら見えなくしている状況を示唆し、恐怖からの回避を警告しています。

小アルカナのソードの9 正位置が出た場合の解釈として重要なことは、単に絶望的な状況を受け入れることではなく、警告を受け入れ回避することにあります。

恋愛、仕事、運勢に関して詳しく解説します。

恋愛でソードの9が正位置の出た場合は相手の気持ちに対して大きな不安を抱えている状態です。相手からの何気ない言動に不安を覚えたり、あるいは目に見えないライバルの陰におびえたりする気持ちを拭い去ることができません。

両想いにしても片思いにしても、できる限り状況を客観的に見つめなおし不安の原因を探ることが大切です。別れたパートナーとの復縁を望んだとしても、このままではお互いが傷ついてしまいます。復縁を望まず、距離を置いた友人関係に戻ることもひとつの方法です。

仕事でソードの9が正位置の出た場合は、思うようにプロジェクトを進めることができず、停滞している状況を打破できずに悩んでいる状態を表しています。

現在の状況は、自分自身が周囲に示した打算的でずるい行動が招いた結果といえます。これまでの自分本位な気持ちを見直して、仕事に対して真摯に向き合えば周囲の見方も変化してきます。つらくても安易に退職や転職を考えるのではなく、現在のポジションで立ち向かっていくことで道が開けます。

運勢でソードの9が正位置で出た場合は、自分の犯した失敗を悔やみネガティブな気持ちが支配している状況を示しています。経済的にも苦しく、金運も低迷している状況です。

ただし、その失敗や後悔は自分自身で大きく膨らませてしまい、周囲からはそれほど問題にはされていない可能性があります。自分自身を冷静に見つめなおす機会が訪れています。

ソードの9 正位置が出た場合の対策は、現在のネガティブな状況を必要以上に悪くとらえずに現状分析を冷静に行うことです。

独りよがりな性格では、不安と恐怖が自分自身の中で堂々巡りしてしまいます。信頼できる方からアドバイスをいただくことで、客観的な視点がえられれば、問題解決の糸口がつかめます。そうすれば低迷していた金運の上昇も望めます。