ソードの王子（ペイジ）の正位置・逆位置の意味とは？【復縁/未来】

小アルカナのソードの王子（ペイジ）には、「社交」「柔軟性」「堅実」「警戒」「博識」「応用」などの意味があります。これに、ソード（剣）の意味である、信念や試練、決意などの意味を合わせると、柔軟性を持って問題を解決できる、地道な計画が成功への道へと導く、試練と勇気をもって乗り越えられるという解釈になります。

ソードの王子は、全部で56枚存在する小アルカナの、キング・クイーン・ナイト・ペイジのコートカードと呼ばれるうちの一つです。

真っすぐに遠くを見つめる少年が、両手にしっかりと剣を握り締めています。彼は、王や女王を警護する役割があり、周囲を警戒しています。高い空には雲が立ち込め、鳥が群れを成して飛んでいるのが見えるので、高い場所に少年が建っていることが分かります。

少年の足元にある隆起した丘は、彼の果敢にチャレンジしようとする心理を表しています。
強い風が吹き、少年の髪がたなびいています。少年は、風の吹く方向とは逆を向いており、何かに立ち向かっていく、未来に進んで行く、もしくはそのような決心をした目をしています。自分の試練を直視し、果敢に立ち向かっていこうとする姿と捉えられます。
しかし、彼の装備は軽いもので、準備ができていない様子も表しています。

人物として表すなら、慎重に物事を進める知的な人物です。洞察力があり、未来の流れをしっかりと把握しています。性質としては、大人よりも子供であり、そのエネルギーが未来に何らかの影響を与えることを示唆しています。

剣を握った少年の凛々しい姿が印象的なソードの王子（ペイジ）。このタロットカードが出た場合の解釈を、恋愛、仕事、運勢別に詳しく解説していきます。

ソードの王子（ペイジ）が正位置で出た時の恋愛は、相手はあなたに警戒、もしくは慎重になっていることを意味しています。あなたに興味はあるのですが、失敗しないようにと用心深くなっています。

また、一時的な興味の場合が多いため、本気で相手にするか注意が必要です。そのため、こちら側も感情的になって接するよりも、相手の様子をうかがって慎重に進めたほうが吉です。誠実な態度で、相手の警戒心を解くように付き合うと心を開いてくれます。

復縁を考えている場合は、あまり強引に相手に向かわず、空気を読みながら、コツコツと相手に連絡するのがおすすめです。

付き合っている相手がいるなら、他の異性に目移りしている可能性もあります。相手との恋を楽しむように、あえて相手を試すような駆け引きをすると、長く関係が続けられる可能性が大きくなります。相手を飽きさせないことがポイントです。

ソードの王子（ペイジ）が正位置で出た時の仕事は、知識と分析力、冷静な判断で困難を乗り越えることを示唆しています。また、情報をうまく扱うことで、相手との取引を優位に進めることができる暗示です。上司や同僚など、周囲に力を借りるとなおOKです。

転職を考えている場合は、思い付きで行動するよりも、緻密な調査の上、次の職場を選ぶのが吉です。結果を出すにはどうするかをしっかりと考えて、慎重に行動することが大切です。

ソードの王子（ペイジ）が正位置で出た時の運勢は、抱えている問題を解決する時期に来ていることを暗示します。そのために情報を収集し、地道な努力で困難を突破することが求められます。「恐れず、感情的にならず、冷静に挑戦しよう」というメッセージをカードは送っています。どんな物事でも、勇気をもって行動すると、人生に変化を起こすことができるということを示唆しているのです。

ソードの王子（ペイジ）の正位置が出た場合の対策は、物事に対して柔軟に、そして慎重に取り組むことです。一人で行動するよりも、周囲の協力や知恵を借りると、スムーズに大きな成果を上げることができます。適切な対応をすることで、困難を乗り越え、成功や達成に繋がるので、どんな大きな問題にもチャレンジしていきましょう。