ソードのクイーンの正位置・逆位置の意味とは？【印象/人物/仕事運】

ソードのクイーン（剣のクイーン）の意味・概略は、とても賢く冷静で仕事のできる女性を表し、あなたの身近にいる人物を指している場合が多いです。なにが必要かを冷静に判断しスピーディーに決断できる能力の持ち主を意味します。また人を指導することに長けており、社会人であれば的確なアドバイスで後輩や部下を導くことができます。

ウェイト版ではソードの「クイーン」ですが、トート版などではソードの「プリンセス」と位置付けるものもあります。これはタロットカードの種類によって製作者による独自の解釈が加わるためです。

ウェイト版ではクイーン・女王と呼ぶだけあって全体を冷静に見通せる女性像がカードに表れているとするのに対し、例えばトート版のプリンセス・王女は高い位置から全体を見通す目を養いなさいという、まだ未成熟な印象の女性像とメッセージも含まれています。

ソードのクイーン（プリンセス）を解釈するためのキーワードです。

• 賢い
• 意志の強い
• 冷静
• 客観性
• 鋭い洞察力
• 決断力
• スピーディーな判断力
• 年上の女性
• リーダーの女性
• キャリアウーマン
• 孤独
• 未亡人

ソードのクイーンの絵柄には、青空と同じ色の青いケープを羽織った一人の女性が描かれています。その口元は硬く結ばれており、硬い意思と揺るぎない強さを表現しています。

彼女の玉座と冠には蝶がモチーフとして使われていますが、タロットカードにおいて蝶は「変換」を意味し、このカードをプリンセスと解釈する場合の「公正な目を養うように」という変換を求めるメッセージにも共通するものがあります。

また王座に腰かけ剣を掲げる女性には、夫を亡くした女王であるという意味があるのです。つまりソードのクイーンは未亡人であり、彼女の芯の強さは苦しい過去を乗り越えて得たものだという意味が込められています。解釈に用いる場合はシングルマザーや未婚女性を意味することもあります。

ソードのクイーン（剣のクイーン）が正位置で出た場合の解釈は、あなたの身近にいる人物のことを示している場合、そしてあなたがこれからどのように行動すべきかを示している場合があります。

ソードのクイーンの絵柄からもわかる通り、鋭く尖った剣のように芯の通った強い印象の人物があなたの身近にいた場合、ソードのクイーンはその人のことを示しています。

ソードのクイーンを解釈する場合はカード単体を見るのではなく、全体のバランスを見て解釈します。引いたカードのストーリーを読み、ソードのクイーンが人物を指しているのか、次の行動を意味しているのかを読み解く必要があります。

恋愛でソードのクイーン（剣のクイーン）が出た場合、落ち着いた付き合いを意識することが大切です。

小アルカナのソードのクイーンは冷静さを意味します。同じく小アルカナのワンドのクイーンは情熱・勢いを象徴するカードですが、その真逆の性質・印象をもったカードと理解すると解釈がしやすいです。

またトート版などのソードのプリンセスと位置付けているものにも、高い所から客観的にという意味があります。ソードの女王・王女どちらも、落ち着いて冷静に向き合う大人の恋愛を、という共通の解釈をもちます。

仕事でソードのクイーン（剣のクイーン）が出た場合の解釈は、広い視野をもって冷静に仕事を進めていく必要があることを意味しています。

また、あなたの上司を示している場合もあります。ソードのクイーンが人物を示している場合は、その人物の指示やアドバイスをよく聞いて仕事を進めていくようにというカードからのメッセージです。

ソードのクイーン（剣のクイーン）が正位置で出た場合の運勢はとても良いと言えます。特に仕事運では指導力のある良い人物、上司が近くにいるという暗示です。その人を上手に頼って仕事を進めていくと良い結果に繋がります。

ただし、復縁を考えている方にとってはソードのクイーンは良いカードとは言えません。いま相手の気持ちは仕事に向いており、復縁を考えるつもりはありません。恋愛面では落ち着いた恋愛をというアドバイスを意味するカードですが、いまの段階での復縁は難しいと言えます。

ソードのクイーン（剣のクイーン）が正位置で出た場合の対策は、もし自分がソードのクイーンのように物事を冷静に判断し、公平に判断することができていなければ改める必要があります。目の前の事にとらわれず広い視野を持つことが大切です。