椿の季節はいつ?花言葉は?
深緑の葉に、紅色の花弁が印象的な椿ですが、季節がいつかご存知ですか?椿の季節と聞いて、冬に咲くイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。鮮やかな色味の椿の花は、冬の寒空に映えますよね。
実は、椿の季節は一概に冬とは言えないのです。椿の開花時期や花言葉は種類ごとに異なります。
これから意外と知らない椿の開花時期や、椿の花言葉をご紹介します。
椿の開花時期
実は冬以外にも咲く椿には、様々な種類があります。ここでは種類別に椿の開花時期を解説していきます。
藪椿(ヤブツバキ)
一般的に「椿」と呼ばれる品種は、この「ヤブツバキ」です。ヤブツバキは日本原産の伝統的品種で、ヤブツバキを元に様々な品種が開発されました。このヤブツバキの開花時期は、10月〜4月。秋から春にかけて見られます。
乙女椿(オトメツバキ)
品種名の通り、薄いピンクが可憐で愛らしい姿をしています。江戸時代から栽培が続く、八重咲きの椿です。
一般的な椿のイメージとはかけ離れている外見ですよね。
このオトメツバキの開花時期は3月〜5月。「椿」の字の如く、春に咲く品種です。
夏椿(ナツツバキ)
別名「沙羅樹(シャラノキ)」とも呼ばれるナツツバキの開花時期は、6月〜7月。「夏椿」の品種名の通り、夏に咲く椿です。このナツツバキは、「沙羅双樹」に誤認されるほど似ており、寺院に植えられることからその別名が付けられました。
椿の花言葉
みなさんは、椿の花言葉をご存知ですか?
椿全体の花言葉は「気取らない優美さ」です。慎ましく、奥ゆかしい花言葉は日本古来の品種ならではですよね。他にも椿の花言葉は多数存在しており、花弁の色ごとに違ってきます。
ここでは、椿が持つ花言葉をいくつかご紹介します。
赤い椿の花言葉
- 控えめな素晴らしさ
- 謙虚な美徳
ピンクの椿の花言葉
- 控えめな美
- 控えめな愛
- 慎み深い
白い椿の花言葉
- 完全なる美しさ
- 至上の愛らしさ
- 申し分ない魅力
椿柄の着物や帯が似合う季節は?
和装の柄は美しい日本の四季を表現しており、季節ごとに着物や帯柄を変えて楽しみます。
椿柄は春の柄で、3月〜5月頃に着ることができます。冬にも椿柄を身につけたいのなら、寒椿や冬椿柄がいいでしょう。12月〜2月頃に着ることができる椿柄なので、実際には半年近く椿柄の着物や帯を身につけることができるのです。
椿は手紙などの季節の挨拶(時候の挨拶)でも使われる
手紙や文書には、季語を入れて読み手に季節を感じさせる、時候の挨拶文を入れます。椿の季語は春で、立春を迎える頃から使用することができます。同じ椿でも、寒椿や冬椿は冬の季語にあたるので、冬の訪れを表現するのにぴったりです。
椿の季節を感じることができるおすすめのアイテム
椿のアイテムと聞いて、みなさんはどのようなアイテムを思い浮かべますか?一番有名なのは、ヘアケア剤として古くから人気の椿油ではないでしょうか。椿を形どった雑貨や椿油など、奥深い椿の魅力に触れられるアイテムをご紹介します。
椿柄フェイスタオル
今治産タオル フェイスタオル 布ごよみ 椿 33×100cm 29829
参考価格: 648円
有名な今治産タオルの、紅色が美しい椿柄のフェイスタオルです。洗面台に掛けておくだけで、椿の季節の訪れを感じられます。肌触りなめらかなこのタオルは、通年使いしたくなるようなアイテムです。
椿油
椿油は古来から、髪やボディの保湿剤として愛されつづけています。さらに、クレンジング剤や角質ケアにも使用でき、1本で何役もこなせる万能油です。
高純度の椿油は塗った瞬間から髪や肌になじみ、ほんのりと香りが漂ってきます。
椿の季節と開花時期や着物・帯・季語のまとめ
- 椿の季節は秋から春にかけて
- 椿の開花時期は品種により異なるが、夏に咲く品種もあり、通年楽しめる
- 椿柄の着物や帯は春に身につける柄。寒椿・冬椿は冬に取り入れられる
- 椿の季語は春。寒椿・冬椿は冬の季語にあたる