「夢痛」とは？痛みを感じる夢の持つ意味と見る時の心理について解説

夢の中であっても誰かに怒られるのは不快なものです。場合によってはその相手への印象も悪くなるかもしれません。ですが誰かに怒られて、その相手に殴られるなどして痛みを感じる夢には意外な意味があります。

誰かに怒られて夢痛を感じることは、その相手が自分のことを気にかけているか、自分が相手に興味を持っていることの暗示とされているのです。

夢の中で頭痛や神経痛などを体験することもあります。これらの夢痛は、解決しがたい大きな困難に直面していることを暗示しています。

例えば仕事の重大なミスや、人間関係に代表される大きなトラブルに巻き込まれた時や、達成したい目標の前に壁が立ちふさがった時には頭痛の夢を見やすくなります。

困難を乗り越えるための努力は大切です。しかし頭痛や神経痛の夢は、大きな困難に向き合うことに労力を割きすぎて、神経がすり減っていることを警告しています。

夢痛は、痛みを感じる部位によっても違ったメッセージとなります。

夢で経験する背中の夢痛は、困難な問題を前に気力が萎えていることの表れとなります。

「背負う」「背負って立つ」という言葉があるように、背中は人が精神的な負担を抱えていることが表れやすい部位です。高い壁を越えなければならないという精神的負担が自分にのしかかり、その重さにくじけそうになっていることが、背中の痛みとなって表れていると考えられます。

また体調不良の予兆でもあるため、負担を抱えすぎないようにすることが大切です。

手の夢痛は全体的に運気が下がっていることの暗示となります。

手は様々なものを掴み取るための部位であるだけでなく、運気を掴む役割を担っているものとも考えられています。そのため手の状態を見ればその人の運気がわかるとされているのです。

手が痛い時は運気を掴みにくい状態であることを表しており、またチャンスを取り逃がしてしまう予兆とも解釈できます。

お腹の夢痛を体験する夢は例外的に吉夢とされています。

お腹の痛みは強ければ強いほど、現実世界でやってくる幸運も大きくなる暗示です。運気が上向いてくる前触れですので、積極的に行動してみることをおすすめします。

なお、出産によるお腹の痛みはこれには含まれませんので注意しましょう。

夢の中でまで痛みを経験したくないというのが多くの人の本音でしょう。しかし夢痛は私たちにとって重要なメッセージを伝えてくれる存在です。

私たちが経験する痛みは、腹痛や頭痛などの身体的な痛みだけではありません。知らず知らずのうちにストレスや苦悩を抱え込むことによる心の痛みがあります。

心の痛みは何かと軽視されがちですが、放置すると取り返しのつかない事態になりかねません。夢痛はそんな心の悲鳴を伝えてくれているのです。