今回は小アルカナのワンドの10に関して、恋愛・仕事など、運勢の解釈について解説します。
相手の気持ちなどを占うときに、ワンドの10のタロットカードが示すメッセージを正しく読み解く参考にしてください。
ワンドの10のタロット
ワンドの10は、重過ぎる責任やプレッシャーを意味するタロットです。
ワンドの10が示していることは「負担を抱えた状態」であり、荷が重すぎて、自分の手には余る可能性があることを意味しています。
ワンドは棍棒のことで「生きる力、生命エネルギー」の象徴です。
数字の「10」は、輪や新しい始まりを意味することから「最終、次世代」を象徴しています。
ワンドの10のタロットの絵柄には、両手いっぱいに10本の棒を一人で抱え込んでいる男性が描かれていて、前が見えない状態です。
たくさんの棒で両手と視界がふさがっている様子は、手詰まりで何も受け取れない、そして現状に手を取られ何も見ることができない、聞くことができない状態を示しています。
苦しいながらも踏み出していく様子は、明確な目標に従って進んで行く力強さを表し、最終結果として、今がつらい状況でも、その状況がまもなく終わることを意味しているのです。
ワンドの10の正位置の意味
ワンドの10が正位置で出現した場合は、重圧を負った最終結果として心身が限界を迎えてしまう前に、負担を減らすことを促す意味となります。
ワンドの10の正位置の意味について、仕事や恋愛・復縁、相手の気持ちに分けてご紹介します。
ワンドの10の正位置【仕事】
ワンドの10が正位置で出たときは、仕事において、過剰なプレッシャーに押しつぶされそうになっていることを意味します。
あなたが今とり組んでいる仕事において、自分の力量を超えるほどの課題に直面し、プレッシャーを感じて圧倒されてしまう恐れがありそうです。
ひとりで頑張り過ぎずに周囲を頼りましょう。
制御不能な事態を意味するワンドの10の正位置ですが、その困難や重圧を乗り越えた先には、最終結果として大きな成長や成功が待っている、という意味にも読みとることが出来るタロットです。
ワンドの10の正位置【恋愛・復縁】
ワンドの10が正位置で出たときは、恋愛において、未練や執着を抱えているという意味になります。
ワンドの10の正位置は、恋愛でみると「未練を捨てられない、気持ちを抱え込む」といった解釈が出来、相手の気持ちが自分に向いていないことを薄々わかっていながらも想いを断ち切れずにいるという意味です。復縁を望む場合には特にその傾向が強まります。
復縁できないことはわかっているけれど自分だけが想いを寄せている状態、といった読み解きが出来るでしょう。
交際中の場合には、あなたばかりが一方的に尽くしたり我慢を強いられたりしており辛い思いをしているにも関わらず、その恋を諦めたくない気持ちがありそうです。心身ともに疲れきっているあなたを周囲は心配しています。
片思い中やフリーの場合は、過去の恋愛経験が現在の恋愛への向き合い方に悪影響を与えているという意味になるでしょう。
ワンドの10が正位置で出たときの相手の気持ち【タロット占い】
タロット占いにおいてワンドの10が正位置で出たときの相手の気持ちは、あなたとの関係に対して責任感やプレッシャー感じていることを意味しています。
交際中のパートーがいる場合に相手の気持ちとしてワンドの10のタロットが正位置で出たならば、相手はあなたとの交際を真剣にとらえており、それゆえに「自分がしっかりしなければ」「リードしてゆかなくては」というプレッシャーを抱えているようです。
デートなどの内容を考えるとき、相手に任せきりにせずに一緒に考えてみたり、あなたの頼もしい面をアピールしたりすると良いでしょう。
片思いしている相手の気持ちとしてワンドの10のタロットが正位置で出たならば、相手はあなたの愛情を負担に感じているという意味に解釈できそうです。