今回は小アルカナのワンドのペイジに関して、恋愛・仕事など、運勢の解釈について解説します。
相手の気持ちなどを占うときに、ワンドのペイジのタロットカードが示すメッセージを正しく読み解く参考にしてください。
ワンドのペイジのタロット
ワンドのペイジは、未熟ながらも情熱をもって物事にとり組もうとする姿勢や、情報の到着を意味するタロットです。
ワンドのペイジの絵柄をみると、トカゲ模様の衣装を身に付けている少年(プリンス・従者)が、大志を抱くように青い空を見上げているのがわかり、彼の背後にはピラミッドが描かれています。
青は高い霊的世界を想起させる色とされ、ワンドのペイジにおいては青空は平和の象徴です。帽子の赤い羽根やブーツのフリンジは炎の形をしていることから、少年(プリンス・従者)が活発で情熱に満ちていることを表現しています。トカゲ模様の服は火のエレメントの象徴です。
彼は手にしているワンド(棒)を見つめ、自分は何をやりたいのか、このまま歩み続けてよいものか考えています。
試行錯誤を繰り返しながら前進していくことの必要性を示しているのが、ワンドのペイジ(棒のペイジ・棒のプリンス)のタロットなのです。
ワンドのペイジの正位置の意味
ワンドのペイジが正位置で出現した場合は、素直な気持ちで今を楽しむことを促す意味を持っています。
ワンドのペイジの正位置の意味について、仕事や恋愛・復縁、相手の気持ちに分けてご紹介します。
ワンドのペイジの正位置【仕事】
ワンドのペイジが正位置で出たときは、仕事において、新たな夢や目標を設定して努力を始めることを意味します。
ワンドのペイジの仕事面での解釈は、正位置で出たならば「指示に従う従順さ、仕事の夢を持つ」という意味となり、実直で勤勉な、頭の回転が速い人物像を表すタロットです。
慎重な一面があるので決してスタートは早くありませんが、ひとたび夢や目標を設定したならば、たゆまぬ努力と熱意を持って取り組んでいくことができるでしょう。
責任ある行動と、周囲との調和を考えて判断する能力も持ち合わせています。素直で誠実な人柄なので、誰からも愛される人気者となります。
ワンドのペイジの正位置【恋愛・復縁】
ワンドのペイジが正位置で出たときは、恋愛において、初恋のようなピュアな気持ちで恋を楽しめる未来が予感できることを意味します。
ワンドのペイジの恋愛面での解釈は、正位置で出た場合には「愛しい人、純粋な恋心」という意味となり、おとぎ話のプリンスとプリンセスのような純粋な関係のイメージです。
片思い中の場合にワンドのペイジの正位置が出たなら、相手からの好意が人づてに伝わって来たり愛の告白を受けたりすることを予感させる意味となります。ぎこちなさや初々しさのある恋愛となるでしょう。
交際中の場合にワンドのペイジが正位置で出たならば、相手に夢中になれるピュアな時期が続いていることを意味します。プリンスとプリンセスのようにロマンチックなムードを維持したまま、スムーズに結婚へと進展していける可能性は大いにありそうです。
ワンドのペイジの正位置は「良いメッセージの到着」という意味も持つことから、意中の相手から連絡がくることが予感できます。復縁を望む場合には、相手から連絡が来て、復縁へ向けての関係の立て直しを図ることが出来るかも知れません。
ワンドのペイジが正位置で出たときの相手の気持ち【タロット占い】
タロット占いにおいてワンドのペイジが正位置で出たときの相手の気持ちは、あなたとの関係に対して好意的で、自分がリードしていきたいと感じていることを意味しています。
片思い中の相手の気持ちとしてワンドのペイジが正位置で出た場合には、あなたのことを純粋で可愛げのある人物像だと認識しているようです。好奇心や喜びをもってあなたとの恋を楽しみたい気持ちがあり、好意やアプローチなどあなたからの連絡を素直に受け入れてくれるでしょう。
しかし、お互いにぎこちなさや初々しさがあるため、二人の距離が本当に縮まるのにはもう少し時間が必要な状況という意味に読みとれます。
交際中の場合の相手の気持ちは、まるでプリンセスを見つめるプリンスのような気持ちであなたのことをとても愛しており、リードする恋を楽しみながら、いろいろな想い出をふたりで作れるようにイメージを膨らませているという意味に解釈できそうです。
結婚話も浮上しそうなタイミングと言えます。