5月の季語一覧と時候の挨拶の文例まとめ!【手紙/書き出し】

5月の季語一覧と時候の挨拶の文例まとめ!【手紙/書き出し】

5月の季語一覧と時候の挨拶の文例をご紹介します。時候の挨拶の基本的なルールと考え方、5月に手紙をしたためるとき、覚えておきたい季語、シーン別の使い分け方を解説します。風薫るさわやかな5月に相応しい美しい日本語を知って大切な人への気遣いを伝えましょう。

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  1. 1時候の挨拶とは
  2. 1.1季節を表わす言葉や季語を使用
  3. 2俳句でも使われる5月の季語
  4. 35月の手紙で書き出しに使える季語や文例
  5. 3.15月の季語を使った書き出し文例
  6. 4ビジネスなどでも使える5月の時候の挨拶(漢語調)
  7. 4.15月上旬で使える書き出し
  8. 4.25月中旬から下旬で使える書き出し
  9. 55月の結びの挨拶文例
  10. 6【シーン別】5月の時候の挨拶文例
  11. 6.1ビジネスの挨拶文
  12. 6.2お礼状の挨拶文
  13. 6.3招待状の挨拶文

時候の挨拶とは

時候の挨拶とは
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時候の挨拶とは、移ろう季節の美しさや気温の変化による相手の体調への気遣いなどを織り込んだ文言、つまり季節限定の挨拶の一文を指します。主に手紙の書き出しに使われます。定型文もありますが、季語などを用いてオリジナルの文言を使っても構いません。

本質的には、「相手への気遣いの言葉」であるため、明確なルールはありません。しかし現実問題として、一定のマナー、教養の物差しとなることもありますので注意が必要です。

月ごと、月の上旬、中旬、下旬といった時期、つまり基本的に、「季節柄の」挨拶に相応しい言葉であることがもっとも大切です。また、ビジネスシーンでの手紙か、親しい間柄でのプライベートな手紙か、お礼状や招待状といった畏まった形式の手紙かという相手との関係や手紙の目的や内容に沿った文言である必要もあります。

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季節を表わす言葉や季語を使用

季節を表わす言葉や季語を使用
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時候の挨拶では、多くは季語を使用します。季語とは、文字通り「季節を表す言葉」です。

季語は、和歌や連歌、俳句そして手紙などで用いられます。歌を詠み合う上でイメージを容易に共有するために定められている、特定の季節を象徴する草木や道具、文化行事などが季語です。時代を重ね、洗練され、あるいは追加され、今の季語となっています。「季詞(きことば)」ともいいます。さらに俳句の場合「季題」ともいいます。

たとえば、現代において「パン祭り」は春の季語です。キャンペーン期間である2~4月の俳句に練り込むことができるでしょう。

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俳句でも使われる5月の季語

俳句でも使われる5月の季語
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俳句でも使われる5月の代表的な季語は、「新緑」「風薫る」「青葉」「若葉」「田植え」「惜春」などでしょうか。

田植え、青々とした若々しい草木、5月が見ごろの花(藤や石楠花など)、夏の気配、春の終わり、鮮やかな青い空や白い雲、さわやかな風、夏に向かう季節の変わり目のわずかな蒸し暑さ、5月がちょうど旬の食べ物(タケノコや鰹など)、行楽(ゴールデンウィークの小旅行など)、子供などが5月のイメージとなります。これらを表す言葉は総じて5月の季語です。

「五月雨」は5月の季語ではないことには、ご留意ください。「さみだれ」あるいは「さつきあめ」と読み、五月と書きますが、6月の梅雨の雨を指します。「五月雨」は、長く降り続く梅雨の時期、陰暦の5月ごろ、つまり現在の6月の季語です。同じく「五月晴れ」も梅雨の晴れ間を意味します。こういった陰暦由来の季語の罠はしばしばありますので、ご注意くださいませ。

5月の手紙で書き出しに使える季語や文例

5月の手紙で書き出しに使える季語や文例
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5月の手紙で書き出しに使える季語や文例をご紹介します。

時候の挨拶には、「季節の持つイメージを書き添える」ことで、心遣いを示す役割があります。5月の手紙で書き出しに使える季語、具体的な文章の例をいくつかご紹介いたしします。

5月の季語を使った書き出し文例

5月の季語を使った書き出しの文例
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5月の季語を使った書き出しの文例としては以下のようになります。

「風薫る五月、いかがお過ごしでしょうか。」
「さわやかな初夏、日頃のご愛顧に感謝し、ご挨拶かたがたキャンペーンのご案内をさせていただきます。」
「春も終わり、いつもの散歩道も花筏がとても綺麗です。」
「万緑の美しい季節になりました。」


「風薫る」は「薫風(くんぷう)」と漢語調にも言い換えられます。「風薫る」「山滴る」などは非常にベタな表現ではありますが、その分、万人に美しく爽やかな印象を与え、5月の手紙の教養ある言い回しとしてベストな表現といえます。時候の挨拶で奇をてらう必要はありません。

「初夏」は5月5日(立夏)から6月初め(芒種の前日)を指します。この期間であればいつでも使えるので、おぼえておくと便利です。

「花筏(はないかだ)」とは、桜が散って川に花びらが流れている様子を筏に見立てた風流な表現です。相手がとても教養ある方であったり俳句が趣味であったりするなら、とても綺麗で趣ある表現に一目置かれることでしょう。

「万緑(ばんりょく)」は、漢詩の一節「万緑叢中紅一点」が出典とされ、20世紀の俳人・中村草田男氏の一句「万緑の中や吾子の歯生え初むる」から季語になりました。瑞々しい緑と幼いわが子を重ね合わせたこの一句と、力強く美しい自然と、その中の日々の喜びを感じさせる言葉です。

ビジネスなどでも使える5月の時候の挨拶(漢語調)

ビジネスなどでも使える5月の時候の挨拶(漢語調)
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ビジネスなどでは、漢語調の、格調高い表現が好まれます。漢語調の5月の時候の挨拶を挙げておきます。漢語調の時候の挨拶とは以下のような「○○の候」という形式の一文です。「○○」には季語などが入ります。

「拝啓 ○○の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。(中略)敬具」
「謹啓 ○○の候、貴社いよいよご隆盛の由、謹んでお慶び申し上げます。(中略)謹白」

5月上旬で使える書き出し

5月上旬で使える書き出しは、「新緑の候」「若葉の候」など若く新しい緑の様子や、「惜春の候」「季春の候」など春の終わりや名残を感じさせる表現が適切とされます。

5月と一口にいっても、5月のはじめと終わりでは、気候も生活も文化行事も大きく異なります。時期によって使い分けることも大切です。

5月中旬から下旬で使える書き出し

5月中旬から下旬にかけて使える書き出しは、「初夏の候」「向暑の候」「薫風の候」などです。さわやかさや、夏の気配を感じさせる表現が良いでしょう。

5月の結びの挨拶文例

5月の結びの挨拶の文例
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5月の結びの挨拶の文例は以下の通りです。

「過ごしやすい好季節ではございますが、連休疲れとも申します。ご自愛くださいますよう。」
「新緑も鮮やかな夏の初め、貴殿のますますのご健勝を祈り上げます。」
「爽やかな初夏の折、貴社一層のご発展を祈念いたしております。」

5月の気温や自然、GW、端午の節句などの行事に触れつつ、相手の健康や活躍を願う文面にしましょう。

【シーン別】5月の時候の挨拶文例

【シーン別】5月の時候の挨拶文例
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時期による使い分けの次は、相手との関係や手紙の目的よる使い分けを見ていきましょう。

ビジネスの挨拶文

ビジネスの挨拶文
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ビジネスシーン、取引先や、顧客への手紙での挨拶文について紹介します。5月の漢語調の時候の挨拶では「新緑の候」「季春の候」などが代表格といえます。お客様に宛てたお手紙では漢語調ではなく、あえて大和言葉を使いやわらかな表現にするのが主流です。「爽やか」「風薫る」「鯉のぼりがたなびく」などです。

お礼状の挨拶文

お礼状の挨拶文
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お世話になった方へのお礼状の場合は、5月の植物や気象だけでなく、5月なら相手はどうしているだろうかと、相手の家庭や仕事の状態を考慮して、言葉を選ぶとよいでしょう。

5月は「夏の初め」であり、爽やかで過ごしやすい気候の、慌ただしい新生活が始まって1ヵ月ほどの時期です。若々しい緑が映えるフレッシュな季節、こどもの日やGWなどもあり、旅行や家族サービスに最適な季節ともいえるでしょう。

【文例】
「山滴るさわやかな時節となりました。先日は、○○の件で大変お世話になり感謝いたしております。」
「穀雨の候、梅雨入りも間近に迫るこの頃でございますが、先生におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。このたびは、お心遣いをいただきまして心よりお礼を申し上げます。」

 

招待状の挨拶文

招待状の挨拶文
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招待状の挨拶文の書き出しでは、形式に従い礼儀正しく、かつ親しみを込めた文章がオススメです。

【文例】
「夏の気配がいよいよ近づいてまいりました。皆様健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。さて、卒業10周年の節目にあたり○○中学校〇年度卒業○年○組のクラス会を開催することになりました。」
「藤花の候 皆様ますますご清祥のことと心よりお慶び申し上げます。この度、私たちは結婚式を挙げることにいたしました。つきましては皆様に感謝の気持ちを込め、ささやかな披露宴を催したいと存じます。」

この場合、食べ物関係のイベントでない限り、食べ物の季語はあまり適切ではないでしょう。

春は曙光、夏は短夜 - 季節のうつろう言葉たち -

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5月の季語と時候の挨拶の文例のまとめ

  • 時候の挨拶とは「相手を気遣う」「季節限定の」挨拶の一文
  • 代表的な5月の時候の挨拶は「新緑の候」「惜春の候」「万緑の候」「初夏の候」「風薫る季節いかがお過ごしでしょうか」「山滴るさわやかな時節となりました」
  • オフィシャル・フォーマルなら、春の名残を惜しむ、若葉が茂る瑞々しい緑が映える、風がさわやかに吹く好季節、いずれかを感じさせる表現がベター
  • カジュアルな手紙ならなど行事系(GW・端午の節句・葵祭)、食べ物系(タケノコ・茶・サバ)、花(菖蒲・カーネーション・鈴蘭)などが親しげな表現

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