11月の季語一覧と時候の挨拶の文例まとめ!【手紙/書き出し/上旬/下旬】

11月の季語一覧と時候の挨拶の文例まとめ!【手紙/書き出し/上旬/下旬】

11月の季語一覧と時候の挨拶の文例をご紹介します。季節の変わり目である11月の季語を使った季節の挨拶やお礼状、招待状に使える例文など一覧で解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。また時候の挨拶には書き出しに使えるものと結びに使えるものがありますよ。

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  1. 111月の時候の挨拶は?
  2. 1.1季節を表わす言葉や季語を使用
  3. 2俳句でも使われる11月の季語
  4. 311月の手紙で書き出しに使える季語や文例
  5. 3.111月の季語を使った書き出し文例
  6. 4ビジネスなどでも使える11月の時候の挨拶(漢語調)
  7. 4.111月全般で使える書き出し
  8. 4.211月上旬で使える書き出し
  9. 4.311月中旬で使える書き出し
  10. 511月の結びの挨拶文例
  11. 6【シーン別】11月の時候の挨拶文例
  12. 6.1ビジネスの挨拶文
  13. 6.2お礼状の挨拶文
  14. 6.3招待状の挨拶文

11月の時候の挨拶は?

11月の季語一覧

11月の季語を使った時候の挨拶とはどのようなものをいうのでしょうか。
 

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日本には四季があり、その時々で風情や食事も変わっていきます。そこで日本には古くから季節の移り変わりや相手の近況や健康について気遣う心を交えた手紙や言葉があります。それを時候の挨拶といい、手紙の書き出しにつける礼儀文となります。

それでは11月の季語を一覧で解説していきます。

季節を表わす言葉や季語を使用

季節を表す言葉や季語をご紹介します。時候の挨拶は季語を使って作りますが、11月といえば季節の変わり目で涼しく過ごせる日もあれば、冬らしくなる日もあります。その時々にあった時候の挨拶、季節の挨拶を選ぶと良いですね。

俳句でも使われる11月の季語

11月の季語のうち俳句でも良く使われる季語を一覧でご紹介します。11月は季節の変わり目であるため、上旬と下旬では季語の使い方も変わってきます。

  • 上旬の季語「紅葉」「赤とんぼ」「初霜」「初秋」「時雨」など
小林一茶の俳句 有り明けや 浅間の霧が 膳をはふ
正岡子規の俳句 柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
夏目漱石の俳句 草山に 馬放ちけり 秋の空
 
  • 下旬「晩秋」「秋の暮」「夜長」「冬日和」「石蕗の花」など
松尾芭蕉の俳句 この道や 行くひとなしに 秋のくれ
渡辺水巴の俳句 歯にあてて 冬の香ふかき 林檎かな

11月の手紙で書き出しに使える季語や文例

11月の手紙で書き出しに使える季語や文例をご紹介します。11月の季語には月全般で使えるものや新暦の11月上旬(旧暦9月後半)、新暦の11月下旬(旧暦10月)と使い分けるものがあります。

11月の季語を使った書き出し文例

11月の季語を使った書き出し文例をご紹介します。

  • 「紅葉が鮮やかになる季節ですが、いかがお過ごしでしょうか」(季語:紅葉)
  • 「秋も深まり段々と寒くなっておりますが、体調はいかがでしょうか」(季語:秋も深まり)
11月は季節の変わり目であり、年末に向けて忙しくなるため、無理はしないようにと気遣ってあげる言葉を選ぶと良いでしょう。

ビジネスなどでも使える11月の時候の挨拶(漢語調)

ビジネスなどでも使える11月の時候の挨拶(漢語調)を一覧でご紹介します。ビジネス文書として挨拶文や季節の挨拶文などを作成する際には、漢語調という「~候」や「~の折」、「~のみぎり」を使用します。

11月全般で使える書き出し

11月全般で使える書き出しをご紹介します。

  • 「霜降(そうこう)の候 貴社(○○様)益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます」
  • 「暮秋(ぼしゅう)のみぎり 貴社ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」
  • 「拝啓 立冬(りっとう)の候 貴社におかれましては益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます…敬具」
かしこまった挨拶文や、お礼状などの手紙を出すような間柄でない親しい関係の場合はこの限りではありませんが、ビジネスで良く使用する「拝啓」の頭語には「敬具」という結びの言葉が必要です。

11月上旬で使える書き出し

11月上旬で使える書き出しをご紹介します。

  • 「季秋(きしゅう)の候 皆様、ご健勝でいらっしゃいますか」
  • 「初霜(はつしも)のみぎり お健やかに過ごしていらっしゃいますか」
季節の挨拶を文頭に取り入れて、季節の風情を伝えます。それに続いて相手への気遣いの心を書きましょう。

11月中旬で使える書き出し

11月下旬で使える書き出しをご紹介します。

  • 「晩秋(ばんしゅう)の候 貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」
  • 「暮秋(ぼしゅう)の折 皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか」
晩秋や暮秋は秋が深まった様子の言葉です。この言葉を結びに持ってくることも可能です。

11月の結びの挨拶文例

11月結びの挨拶文例をご紹介します。時候の挨拶は締めの文として結びに書くことも可能です。季節の挨拶文やお礼状などの手紙を書くときに参考にしてみてくださいね。

  • 「向寒(こうかん)の折 お風邪など引かないようご自愛くださいませ」
  • 「深冷(しんれい)のみぎり お健やかに過ごせますように」
  • 「晩秋(ばんしゅう)の候 皆様の更なるご活躍をお祈り申し上げます」

【シーン別】11月の時候の挨拶文例

11月の時候の挨拶文例をシーン別に一覧でご紹介します。ビジネス文書やかしこまったお礼状などは漢語調、気楽な印象をつけたい場合の手紙や招待状などは口語調を用いた方が良い場合があります。季節の挨拶や結びの言葉をうまく活用しましょう。

ビジネスの挨拶文

11月に送るビジネスの挨拶文では、書き初めに季語を入れた後、体調変化や年末に向けての忙しさを気遣う心を書くと良いですしょう。

【プライベートなどで使える口語調の例文】

  • 「肌寒い秋風が続きますが、いかがお過ごしでしょうか」
  • 「綺麗な紅葉が見られる季節になりましたが、体調はいかがでしょうか」
【ビジネスなどで使える漢語調の例文】
  • 「菊花(きくはな)のみぎり 貴社のご健勝とご多幸を拝察しております」
  • 「落ち葉(おちば/らくよう)の候 貴社益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます」

お礼状の挨拶文

11月に送るお礼状の挨拶文として、季語を用いた時候の挨拶を書き出しに入れて、感謝の気持ちをつづりましょう。お礼状の手紙を送る相手によっては、漢語調の時候の挨拶を用いると堅苦しさを感じさせてしまいます。その場合は口語調で親しみのある雰囲気を出すと良いです。

【プライベートなどで使える口語調の例文】
「街並みが秋色に染まり涼しい季節となりました。○○様(さん)はいかがお過ごしでしょうか。先日は私の○○式に参加いただき、ありがとうございました。」

【ビジネスなどで使える漢語調の例文】
「拝啓 暮秋のみぎり 平素は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。先日はご多忙中、弊社の○○会に参列いただき、誠にありがとうございました。…敬具」

招待状の挨拶文

11月に送る招待状の挨拶文をご紹介します。こちらも送る相手によってビジネスで使える漢語調かプライベートで使える口語調かを選ぶと良いです。季語を用いた時候の挨拶に続いて本題に入ります。

【プライベートなどで使える口語調の例文】
「陽だまりが恋しい今日この頃。○○様(さん)はいかがお過ごしでしょうか。〔案内内容記入〕」

【ビジネスなどで使える漢語調の例文】
「拝啓 菊花の候 日頃は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。〔案内内容記入〕…敬具」

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11月の季語と時候の挨拶のまとめ

  • 時候の挨拶とは「手紙の書き出しに入れる季節の挨拶のこと」
  • 俳句で使う印象の季語も手紙に使える
  • 11月は上旬と下旬では違った季節の挨拶となる
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この記事では12月の季語と季節の挨拶について解説しています。手紙の基本構成やビジネス文書、お礼状や招待状の挨拶文で使える季語を使用した書き出し例文もご紹介しています。師走(12月)の忙しい時期にこそ手紙を書き、心温まるひとときを共有するのもすてきなことですね。
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季語一覧まとめ、教養として知っておきたい時候の挨拶と季語について解説
季語とは俳句や連歌において季節を表現する言葉で、春夏秋冬の気候を表すものや、四季折々の風物などさまざまです。日本では古くから手紙に欠かせない時候の挨拶として季語が取り入れられてきました。ここでは、時候の挨拶にも使える季語一覧とその用例をご紹介します。

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