天上天下唯我独尊の本当の意味とは?釈迦の言葉の意味を解説!

天上天下唯我独尊の本当の意味とは?釈迦の言葉の意味を解説!

「天上天下唯我独尊」とは、釈迦が誕生時に唱えたと言われており、「自分が世界でただ一人偉い」という意味であると認知されています。しかし、本来は別の意味があるということをご存知ですか?この記事では「天上天下唯我独尊」の本来の意味や釈迦の誕生時の逸話をご紹介します。

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  1. 1釈迦のことば「天上天下唯我独尊」とは
  2. 1.1「天上天下唯我独尊」の読み方
  3. 1.2勘違いしていない?「天上天下唯我独尊」の本当の意味
  4. 2「天上天下唯我独尊」の続きがある?
  5. 3独特のポーズも?「天上天下唯我独尊」が生まれたエピソード
  6. 4釈迦と浄土真宗について

釈迦のことば「天上天下唯我独尊」とは

釈迦のことば「天上天下唯我独尊」とは?

天上天下唯我独尊」ということばは、仏教の開祖・釈迦が誕生した直後に唱えたとされています。このことばの意味について見ていきましょう。

  • 天上天下:天の上にも天の下にも。つまり大宇宙のこと
  • 唯我独尊:私ただ一人が素晴らしい存在であると、自分だけが優れていると自惚れている様

以上のことから、現代では「自分が世界でただ一人偉いのだ」という自惚れた様子を表すことばであると理解している人もいるでしょう。しかし、仏教の開祖である釈迦がこのような自惚れのことばを発することに対して疑問を感じる人も多いのではないでしょうか?

実は、この「天上天下唯我独尊」ということばには、「自分が世界でただ一人偉いのだ」とは全く違った意味が存在するのです。

「天上天下唯我独尊」の読み方

「天上天下唯我独尊」の読み方
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「天上天下唯我独尊」の読み方を見ていきましょう。辞書で引くと「てんじょうてんゆいがどくそん」と「てんじょうてんゆいがどくそん」と2通りの読み方が記載されています。どちらの読み方をしても間違いではありません。

勘違いしていない?「天上天下唯我独尊」の本当の意味

勘違いしていない?「天上天下唯我独尊」の本当の意味
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世間で一般的に知られている「天上天下唯我独尊」のことばの意味は「自分が世界でただ一人偉い」であると前述しましたが、本当は全く違う意味であることをご存知ですか?字面で勘違いされやすいこのことばの本来の意味を見ていきましょう。
 

  • 天上天下:天の上にも下にも=大宇宙の中において
  • 唯我独尊:人間の命は皆尊く、唯ひとつの尊い目的を持って生まれた存在である


以上のことから、「天上天下唯我独尊」の本当の意味は、「この世にあるどんな命も尊いものである」というものです。唯我独尊の「我」は「自分」という意味ではなく「我々」、すなわち人類全体という意味で使用されています。この「我」という時の解釈の違いにより、本来の意味で認知されなかったものと考えられます。

また、「独尊」は「ただひとつの尊い目的」という意味を持っており、「我々人間は一人一人がみな、人間だからこそ為すことができる尊い目的がある」ということを表しています。
 
釈迦は生まれて間もなく、どんな命もみな平等であり、尊い目的を持ちこの世に生まれてきたのだと唱えたのです。

「天上天下唯我独尊」の続きがある?

「天上天下唯我独尊」の続きがある?
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「天上天下唯我独尊」ということばばかり有名ですが、実は釈迦は誕生時に「天上天下唯我独尊」に続くことばを唱えています。

女神さま

女神さま

「天上天下唯我独尊
  三界皆苦 吾当安此

「三界皆苦 吾当安此(さんがいかいく ごとうあんし) 」の意味を紐解いていきましょう。

  • 三界:欲望に生きる欲界・芸術の色界・哲学や思想の無色界
  • 皆苦:皆苦しんでいる
  • 吾当安此:私(釈迦)はこれを安じよう

以上のことから、「三界皆苦 吾当安此」とは、「満たされることのない欲の世界に生きるのは苦しく、私(釈迦)はこの苦しみから皆を幸せへ導こう」という意味があります。釈迦は誕生時に「この世の中の尊い命を幸せへ導こう」と宣言したのです。

独特のポーズも?「天上天下唯我独尊」が生まれたエピソード

独特のポーズも?「天上天下唯我独尊」が生まれたエピソード
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毎年4月8日に仏教の行事として行われる「花まつり」は、釈迦の生誕祭です。釈迦が生まれた場所がたくさんの花に囲まれていたために、「花まつり」としてたくさんの花を供えるという風習に繋がりました。

釈迦は旧暦の4月8日、生母・マーヤーの右脇から誕生したという逸話があります。誕生直後、釈迦は東西南北に7歩ずつ歩き、「天上天下唯我独尊 三界皆苦 吾当安此」と唱えました。

そして釈迦は「天上天下唯我独尊」と唱えた際に、あるポーズを取っていたそうです。それは「天上天下」を表すように右手は天を、左手は地を指差していたと言われています。

釈迦と浄土真宗について

釈迦と浄土真宗について

仏教の宗派の一つである浄土真宗が開かれたきっかけをご存知ですか?実は、浄土真宗は釈迦がいなければ存在しなかった宗派であるといえるのです。浄土真宗の宗祖・親鸞聖人のことばを紹介します。

女神さま

女神さま

「更に親鸞 珍らしき法をも弘めず 如来の教法を 我も信じ 人にも教え聞かしむるばかりなり」

これは「今まで誰も説かなかった珍しい法を弘めているのではなく、如来(釈迦)の教えを間違いないと信じ、皆に説いている」という意味で、釈迦の教えは絶対の幸福に繋がると親鸞聖人は確信したのです。親鸞聖人は90年という生涯に渡り、釈迦の教えのみを皆に広めていきました。

そのため、浄土真宗は親鸞聖人独自の教えではなく、浄土真宗=仏教(釈迦の教え)と言えるのです。

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天上天下唯我独尊の本当の意味のまとめ

  • 「天上天下唯我独尊」の本来の意味は「この世にあるどんな命も尊いものである」であり、釈迦が誕生時に唱えたことば
  • 「天上天下唯我独尊」には続きがあり、「三界皆苦 吾当安此」と唱えている
  • 「天上天下唯我独尊」のことばに影響を受けた親鸞聖人は、浄土真宗の宗祖となり、90年の生涯に渡り釈迦の教えを説いた

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