門松、しめ縄、破魔矢は「どんど焼き」
門松、しめ縄、破魔矢などの正月飾りは、松の内が終わった後、どんど焼き(お焚き上げともいう)で焼いてもらうのが正しい処分方法です。どんど焼きは正月飾りを焼き、その火や煙を浴びることで1年間の無病息災を願う行事です。現在では神社や地域の自治会で実施されています。
また破魔矢は古いお守りと同じく、神社の「古札所」でいったん引き取ってもらい、神社のお焚き上げの日に処分していただくことも可能です。
鏡餅は刃物を使わずに料理しよう
鏡餅を片づける日は、鏡開きと呼ばれています。切腹を連想させ縁起が悪いので、刃物で切るのはやめましょう。手や木づちなどを使って割り、料理します。昔は家でお餅を作っていたので、長期間飾るとカチカチに固まっていました。ですからお雑煮やおしるこなど、柔らかく煮て食べていたようです。
よしえママ
自宅で正月飾りを処分する方法と注意点
よしえママ
とんど焼きに参加できないこともあるでしょう。そんな時は、自宅で処分することもできるのよ。
自宅で処分する場合は、庭の土を塩をお神酒で清めたあと、その土の上で正月飾りを焼きましょう。燃えた後の灰は新聞紙に包んで、ゴミとして処分して構いません。
マンションなど土のない住居に住んでいる場合は、新聞紙や半紙に正月飾りを置き、左・右・中央に塩をふりかけ、そのまま包んで捨てましょう。正月飾りを処分するゴミ袋は、ほかのゴミ袋と分けて処分してください。
妻
うちはマンションなので、塩を使って処分できるのは助かります。
まとめ
お正月は、1年の中でもっとも“日本らしさ”を感じることのできる行事です。飾り方や処分のルールを守って、気持ちよく年神様をお迎えする準備ができるといいですね。正月飾りの準備を通して、今年1年無事に過ごせたことへの感謝の気持ちをあらわし、新しい年を迎えるための心の準備をしていきましょう。
よしえママ
お正月は新年最初の行事。気持ちよく新年のスタートが切れるといいわね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
年神様のエネルギーが宿ったお餅をいただけば、1年間健康でいられるとされているわ。