みずのえ(壬)とは?
みずのえ(壬)は十干の9番目に位置し、音読みは「ジン」、訓読みが「みずのえ」です。
壬に対応した方角は北北西の北寄りです。具体的には北から、時計回りに345°の位置になります。
みずのえ(壬)
- 音読み:ジン
- 訓読み:みずのえ
- 方角:北北西
五行での「みずのえ」がもつ意味
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |||||
陰陽 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 |
兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | |
訓読み | きのえ | きのと | ひのえ | ひのと | つちのえ | つちのと | かのえ | かのと | みずのえ | みずのと |
十干 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 |
みずのえ、「水の兄」の意味をもち、陰陽五行説を基に占う四柱推命では、水の属性かつ「陽」の属性になります。
みずのえの性質は水のように例えられます。水は水でも、一滴の水ではなく、大地を潤す大河や海などの大きな水で、おおらかなイメージを与えてくれます。
海や大河は一見、穏やかでおおらかではありますが、母なる海や生命の源ともいえる水の内側には、力強い多くのエネルギーが秘められています。
五行における「みずのえ」の意味
- みずのえ(壬):水の兄を意味する
- 陰陽:陽の属性
- 五行:水の属性
みずのえ(壬)の性格と特徴
壬の人は、水からイメージできる性格や特徴を兼ね備えていると言われます。日柱に「水」をもつ人の性格や特徴をいくつかご紹介しましょう。
柔軟性がある
壬の人は、柔軟性がある性格をしています。
水が万物を受け入れ形を変化させるように、壬の人は非常にコミュニケーション能力が高く、何事にも臨機応変に対応できる柔軟性があります。人の心を読み取る聡明さも持ち合わせています。
また、普段から大らかで親しみやすい性格も相まって、多くの人に慕われるでしょう。
行動力がある
壬の人は、行動力がある性格をしています。
海や大河などは非常に大きなエネルギーを持っているため、水は常に流動し続ける必要があります。その水と同じように、壬の人は行動力のある性格をしています。
思いついたことは何でもすぐ行動します。失敗を恐れず、常に自分の考えやアイディアを行動に移し続けるため、壬の性質を持つ人は成功を収めている人が多いでしょう。
特に水に関係するダイバーや漁師、水のような性質を持ったファッション業界などの職業に就くと、大成功を収めやすいです。
自由を好む
壬の人は、自由を好む性格をしています。
水の流れや形を人が決めることができないように、壬の人は束縛されることを嫌います。自由でいられる環境でこそ、壬の人の才能が発揮されるので、束縛だけは絶対にしないようにしましょう。
また、水は一定の場所に留まると濁ってしまいます。壬の人も留まってしまうと自身の才能を濁らせてしまいます。それほどまでに、壬の人にとって「自由」はとても大切なものです。
「みずのえ」のまとめ
みずのえ(壬)は、水の性質を持ち、海や大河などのイメージを与えます。水は生命の源でもあり、命を持つものにはなくてはならない、とても重要な役割を持っています。
壬の人もまた、その水と同じように人に大きな影響を与えます。自信の才能を大いに発揮したなら、多くの人を魅了する人生となるでしょう。
壬の干支一覧表
日柱に壬を含む干支の性格についてまとめています。