つちのえ(戊)とは?
つちのえ(戊)は、十干の5番目に位置し、音読みは「ボ」、訓読みが「つちのえ」です。
十干は、十二支と一緒に方位を表わすのにも用いられますが、戊は中央を表わす土の属性のため、対応している方角はありません。
ただし、恵方の考え方では、戊の年は丙の年と同じ方角(南南東の南寄りの方角)が縁起の良い方角になります。
つちのえ(戊)
- 音読み:ボ
- 訓読み:つちのえ
- 方角:なし
五行での「つちのえ」がもつ意味
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |||||
陰陽 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 |
兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | |
訓読み | きのえ | きのと | ひのえ | ひのと | つちのえ | つちのと | かのえ | かのと | みずのえ | みずのと |
十干 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 |
つちのえは、「土の兄」の意味をもち、陰陽五行説を基に占う四柱推命では、土の属性かつ陽の属性になります。
つちのえは山や堤防、岩石などの自然を象徴しています。山は人や自然が集まる癒しの場所でもあります。また、堤防や岩石は余分な水をせき止め、人々の暮らしを守る大切な役割を果たしてくれると同時に、悠然と構える姿からは安心感のある印象を与えてくれるでしょう。
五行における「つちのえ」の意味
- つちのえ(戊):土の兄を意味する
- 陰陽:陽の属性
- 五行:土の属性
つちのえ(戊)の性格と特徴
戊の人は、山や堤防、岩石からイメージできる性格や特徴を兼ね備えていると言われます。ここでは、日柱に「戊」をもつ人の性格や特徴をいくつかご紹介します。
意志が強い
戊の人は、意志が強い性格をしています。
戊の人は山や堤防、岩石にも例えられるように、強い意志を持っています。戊の人の強い意志は梃子でも動かないため、良い方に働けば最大限に能力を発揮することができるでしょう。
また、意志の強さは非常に真面目な性格からくるものですので、愚直ともいえる真面目さから、戊の人は周囲からの信頼が非常に厚いといえます。
しかし、意志の強さが間違った方向に発揮されると頑固者に思われてしまうこともあり、人間関係でトラブルになることが多々ありそうです。
落ち着きがある
戊の人は、落ち着きのある性格をしています。
大きな山のように、戊の人は落ち着いた性格です。正に地に足が着いた考え方と大らかな性格から、多くの人に慕われるでしょう。
また、大らかで落ち着きのある性格は頼りがいもあるので、面倒見が良いのも特徴です。異性からの人気も高いでしょう。
気分屋
戊の性格の人は、気分屋な性格をしています。
山の天気が変わりやすいように、戊の人もまた変わりやすい気分屋な面を持っています。表面的には穏やかですが、内面には激しい感情と反骨心を秘めています。そのため、面倒見が良いものの。非常にマイペースで周囲に合わせることは苦手です。
「つちのえ」のまとめ
つちのえ(戊)は、「土の兄」を意味し、山や堤防、岩石の要素を含んでいます。悠然とそびえる大きな山は、自然だけでなく人間も集まる癒しのパワースポットです。戊の人も同様に、自然体で多くの人を魅了するでしょう。
そのため、日柱に「戊」の要素を含む人は存在感も大きく、そこに居てくれるだけで周囲に安心感を与えてくれる素敵な人柄といえるでしょう。
戊の干支一覧表
日柱に戊を含む干支の性格についてまとめています。