ひのと(丁)とは?
ひのと(丁)は十干の4番目に位置し、音読みは「テイ」、訓読みが「ひのと」です。丁の字は釘をかたどったもので、そこから「安定する」という意味になりました。
十干は、十二支と一緒に方位を表すのにも用いられ、丁に対応した方角は南南西の南寄りとなります。角度で言うと、北から時計回りに195度の位置になります。
ひのと(丁)
- 音読み:テイ
- 訓読み:ひのと
- 方角:南南西
五行での「ひのと」がもつ意味
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |||||
陰陽 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 |
兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | |
訓読み | きのえ | きのと | ひのえ | ひのと | つちのえ | つちのと | かのえ | かのと | みずのえ | みずのと |
十干 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 |
ひのとは、「火の弟」の意味をもち、陰陽五行説を基に占う四柱推命では、火の属性かつ陰の属性になります。
ひのとの性質は、たき火やろうそくの火などに例えられることが多いです。そのため、人の心を落ち着けるような穏やかなイメージや、ほっとする安心感を与えるイメージをもつことができるでしょう。
五行における「ひのと」の意味
- ひのと(丁):火の弟を意味する
- 陰陽:陰の属性
- 五行:火の属性
ひのと(丁)の性格と特徴
丁の人は、たき火やろうそくの火からイメージできる性格や特徴を兼ね備えていると言われます。ここでは、日柱に「丁」をもつ人の性格や特徴をいくつかご紹介します。
穏やかで献身的な社交家
丁の人は、穏やかで献身的な性格をしており、とても社交的です。
丁の人は、面倒見が良く、人の役に立つことを好みます。たき火の周りに人が集まるように、常に人の輪に囲まれていることも多いのですが、自分自身が目立つよりも、影の立役者として誰かのサポートやプロデュースをする方が得意です。
女性の場合ですと、母性本能が強い人も多いようです。
知的で思慮深く 、豊かで鋭い感性をもつ
丁の人は、知的で思慮深く、豊かで鋭い感性をもつ性格です。
普通の人では見過ごしてしまうような些細な点も良く見ており、洞察力にも優れています。また、ロマンチストな面もあり、他の人にはない着眼点や感性をもっているでしょう。
ただし、丁の人は、頭の回転が速く細かな点を気にするため、行き過ぎると「神経質」と捉えられてしまうこともあるようです。
二面性がある
丁の人は、二面性がある性格です。
普段は温和なのですが、たき火に燃料を足したり、風を送ったりすると燃え上がるように、丁の人も何かのきっかけで突然、感情的になることがあります。
また、火は燃料がないと燃え続けることが出来ないことから、丁の人も基本的に熱しやすく冷めやすい性格です。そのため、様々なことに興味をもちますが、飽きるのも早いでしょう。
「ひのと」のまとめ
ひのと(丁)は「火の弟」の意味をもち、五行では「火」、陰陽では「陰」を表します。たき火やろうそくの火などに例えられ、日柱に「丁」をもつ人の性格からも穏やかに燃える火をイメージできるものが多くなります。
丁の人の性格は、日頃は穏やかで面倒見が良く人から慕われていますが、二面性があり、ふとしたことで攻撃性が強まることもあるのでその点には気を付けましょう。
丁の干支一覧表
日柱に丁を含む干支の性格についてまとめています。