かのと(辛)とは?
かのと(辛)は、十干の8番目に位置し、音読みは「シン」、訓読みが「かのと」です。
辛に対応した方角は西北西の西寄り、角度で言うと、北から時計回りに285°の位置になります。
かのと(辛)
- 音読み:シン
- 訓読み:かのと
- 方角:西北西
五行での「かのと」がもつ意味
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |||||
陰陽 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 |
兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | |
訓読み | きのえ | きのと | ひのえ | ひのと | つちのえ | つちのと | かのえ | かのと | みずのえ | みずのと |
十干 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 |
かのとは、「金の弟」の意味をもち、陰陽五行説を基に占う四柱推命では、金の属性かつ陰の属性になります。
かのとの性質は、ダイヤモンドのような宝石のイメージに例えられます。ダイヤモンドなどの宝石は、厳しい環境で磨かれるほど美しい輝きを放ち、価値があるものとされます。しかし、その美しさは少しの傷や衝撃で割れてしまう危うさを含んでいます。
かのとの人もまた、そのダイヤモンドのような宝石と同じ性質を持っているので、取り扱いには注意が必要な性格であるといえるでしょう。
五行における「かのと」の意味
- かのと(辛):金の弟を意味する
- 陰陽:陰の属性
- 五行:金の属性
かのと(辛)の性格と特徴
辛の人は、宝石からイメージできる性格や特徴を兼ね備えているといわれます。日柱に「辛」をもつ人の性格や特徴をいくつかご紹介しましょう。
神経質
辛の人は、神経質な性格をしています。
辛の人は、宝石と同じように男性も女性も見目麗しい人が多く、その美しさに惹かれて多くの人が集まりますが、内面は非常に神経質です。一度内面を知ると扱いづらいと嫌煙されてしまうこともあるでしょう。
また、自分独自のルールへのこだわりが強かったり、周囲の目を気にしすぎたりする点が、周囲と摩擦を生み出します。そのため、辛の人はストレスをため込みやすい性格ともいえるでしょう。
傷つきやすい
辛の人は、傷つきやすい性格をしています。
宝石が傷つきやすいように、辛の人も傷つきやすい性格をしています。磨かれることで自身の才能を発揮するので、他の十干に比べると人生で起こる試練や困難の数は多いかもしれません。
しかし、諦めずに試練や困難を乗り越えれば乗り越えるほど、宝石のように光輝くものを持っています。挫けて終わるだけでなく、立ち直る力を付けた時、辛の人の人生は光輝くでしょう。
感受性が強い
辛の人は、感受性が強い性格をしています。
非常に繊細で、感受性が強いのが辛の人の性格です。芸術性に優れており、その道に進むと後世に残る偉業を成し遂げることも難しくありません。
やはり、どの道に進んでも試練や困難の数は多いですが、厳しい環境に身を置くほど成長のスピードが速まるので、職人などに向いているでしょう。
「かのと」のまとめ
かのと(辛)は、「金の弟」の意味をもち、ダイヤモンドなどの宝石のような性質を持ちます。しかし、例えダイヤの原石であっても、磨かなければダイヤモンドにはなれません。
辛の人の人生には、他の十干に比べると試練や困難が多いですが、諦めずに立ち向かって下さい。試練や困難を乗り越え、自分自身を磨き続けることで、宝石のように素晴らしい才能を開花させるでしょう。
辛の干支一覧表
日柱に辛を含む干支の性格についてまとめています。