きのと(乙)とは?
きのと(乙)は十干の2番目に位置し、音読みは「オツ」、訓読みが「きのと」です。
十干は、十二支と一緒に方位を表わすのにも用いられ、乙に対応した方角は東南東の東寄り、具体的には北から、時計回りに105°の位置になります。
きのと(乙)
- 音読み:オツ
- 訓読み:きのと
- 方角:東南東
五行での「きのと」がもつ意味
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |||||
陰陽 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 |
兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | |
訓読み | きのえ | きのと | ひのえ | ひのと | つちのえ | つちのと | かのえ | かのと | みずのえ | みずのと |
十干 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 |
きのとは、「木の弟」の意味をもち、陰陽五行説を基に占う四柱推命では、木の属性かつ陰の属性になります。
きのとの性質は、花壇に咲く花や土手に生える雑草といった草花に例えられます。そのため、親しみや温かさを感じさせるでしょう。
外見では弱々しさを感じさせますが、アスファルトの間から伸びる草のように、挫折しても再び立ち上がるしぶとさとたくましさを兼ね備えた特徴があります。
五行における「きのと」の意味
- きのと(乙):木の弟を意味する
- 陰陽:陰の属性
- 五行:木の属性
きのと(乙)の性格と特徴
乙の人は、草花からイメージできる性格や特徴を兼ね備えているといわれます。ここでは、日柱に「乙」ともつ人の性格や特徴をいくつかご紹介します。
協調性が高い
乙の人は、どんな人にも周囲の環境にも合わせていける協調性のある性格です。
草花が場所を選ばず咲くように、乙の人はどんな環境でも馴染みます。空気を読むことが上手く、自分の居場所を確保するのが上手いのです。穏やかな雰囲気をもっていますから、周りの人に親近感を覚えさせるのも、自身の行動だけでなく協調性の高さを感じさせるのでしょう。
また、協調性が高いだけでなく、何もないところに一本だけでも咲く花のように、乙の人は周りを頼らずとも生きていける逞しさを持っています。
負けん気が強い
乙の人は、どんな状況でもくじけない負けん気の強い性格です。
どれだけ激しい雨に降られても、踏みつけられても同じ場所に咲く野の花のように、乙の人は打ちのめされてもめげない負けん気の強さがあります。困難や高い壁の前でも、明るさを失わず逆に前向きなところは、線の細いイメージと違い逞しさを感じさせるでしょう。
そんな乙の人は、どんな環境にあっても自然に重要な存在となり人望を集めます。ただし、その人気を妬まれる場合があることも覚えておきましょう。
社交的でソフトな雰囲気
乙の人は、内面に芯の強さがありながら人当りがソフトな性格です。
道端に咲く花が親しみを感じさせるように、穏やかで人を惹きつける魅力をもっています。問題が起こっても、事を荒立てず解決へ導く調停能力があるのも、乙の人の特徴でしょう。
ただし、人気があるだけに気のない人にも好かれ、気持ちを誤解されてしまい告白されたり、ストーカー被害を受けたりする場合があります。勘違いを受けやすい性格なので、人との距離を上手に取ることも必要でしょう。
「きのと」のまとめ
きのと(乙)は、「木の弟」の意味をもち、陰陽五行説を元に占う四柱推命では、木の属性かつ陰の属性になります。
きのとの性質は、野に咲く草花に例えられることが多めです。そのため、親しみやすく老若男女関わらず人を惹きつける魅力をもっているといえるでしょう。そんなソフトな外見とは逆に、何度踏まれても立ち上がる強さがあるのも乙の人の特徴です。
乙の干支一覧表
日柱に乙を含む干支の性格についてまとめています。