きのえ（甲）とは？1番目の十干について解説します

きのえ（甲）は十干の1番目に位置し、音読みは「コウ」、訓読みが「きのえ」です。

十干は、十二支と一緒に方位を表わすのにも用いられ、甲に対応した方角は東北東の東寄り、具体的には北から時計回りに75°の位置になります。また、甲の方角は、陰陽説で縁起の良いと言われる恵方のひとつです。

きのえは、「木の兄」の意味をもち、陰陽五行説を基に占う四柱推命では、木の属性かつ陽の属性になります。

きのえの性質は、生命力溢れる大木などに例えられることが多いです。そのため、エネルギッシュで空に向かって真っ直ぐに伸びているイメージやどっしりとした安心感を与えるイメージをもつことができるでしょう。

甲の人は、大木からイメージできる性格や特徴を兼ね備えていると言われます。ここでは、日柱に「甲」をもつ人の性格や特徴をいくつかご紹介します。

甲の人は、向上心が高く、理想を追い求める性格です。

大木が空に向かって高く成長していくように、甲の人も自身の成長に喜びを感じます。自分がイメージする理想の姿を追い求め、そのための努力を惜しまないでしょう。

ただし、向上心が高く、努力を惜しまないため、プライドが高いという欠点もあります。そのため、周囲からの意見に反発してしまう傾向もあるので注意しましょう。

甲の人は、実直で曲がったことを嫌う性格です。

大木が真っ直ぐ伸びているように、甲の人も真っ直ぐな性格で、筋の通っていないことを嫌います。また、堅実な人が多く、周囲に安心感を与えるため、甲の人の周りには常に人が集まるでしょう。

ただし、真っ直ぐな性格すぎるゆえに感情をストレートに表わしてしまい、周囲と衝突することもあります。ときには柔軟に対応することを心がけるようにしましょう。

甲の人は、マイペースな性格です。

大木が長い年月をかけてゆっくりと成長するように、甲の人も自分のペースで行動することを好みます。そのため、基本的に周囲から急かされたり、指示されたりすることを嫌います。

しかし、根は実直な性格ですので、理由が明確な場合であれば素直に指示に従うため、人間関係のトラブルになることはないでしょう。

きのえ（甲）は、「木の兄」の意味をもち、五行では「木」、陰陽では「陽」を表わします。大木などに例えられ、日柱に「甲」をもつ人の性格も大木からイメージできるものが多くなります。

甲の人の性格は、プライドが高いなどの欠点もありますが、基本的にエネルギッシュで実直な性格のため、周囲の人からの信頼も高いでしょう。

四柱推命で日柱に甲を含む干支の性格についてまとめています。