ひのえ(丙)とは?
ひのえ(丙)は十干の3番目に位置し、音読みは「ヘイ」、訓読みが「ひのえ」です。
十干は、十二支と一緒に方位を表わすのにも用いられ、丙に対応した方角は南南東の南寄り、具体的には北から、時計回りに165°の位置になります。なお、丙・辛・戊・癸の年は、丙の方位が縁起が良いといわれる恵方です。
ひのえ(丙)
- 音読み:ヘイ
- 訓読み:ひのえ
- 方角:南南東
五行での「ひのえ」がもつ意味
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |||||
陰陽 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 | 陽 | 陰 |
兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | 兄 | 弟 | |
訓読み | きのえ | きのと | ひのえ | ひのと | つちのえ | つちのと | かのえ | かのと | みずのえ | みずのと |
十干 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 |
ひのえは、「火の兄」の意味をもち、陰陽五行説を基に占う四柱推命では、火の属性かつ陽の属性になります。
ひのえの性質は、太陽に例えられます。すべてのものを照らし、育てる太陽のように、圧倒的な存在感をもちます。喜怒哀楽が激しい一面はあるものの、スケールの大きさを感じさせるでしょう。
五行における「ひのえ」の意味
- ひのえ(丙):火の兄を意味する
- 陰陽:陽の属性
- 五行:火の属性
ひのえ(丙)の性格と特徴
丙の人は、太陽からイメージできる性格や特徴を兼ね備えていると言われます。ここでは、日柱に「丙」をもつ人の性格や特徴をいくつかご紹介します。
良くも悪くもストレート
丙の人は、感情豊かでプラスマイナス関わらずストレートに気持ちを表現する性格です。
太陽が唯一無二の存在であるように、周りのことを気にせず喜び、悲しみを表します。まるで生まれたての子供のようですが、それでいて憎まれないのは悪意がないからです。自身の中に幼児性を残しているためか、子供に好かれやすいのも特徴でしょう。
ただ、相手が受け入れてくれていることに甘え、自分のことばかり話していては疲れさせてしまいます。ときには他人の言葉にも耳を傾けましょう。
どんなときにも感情優先
丙の人は、気分次第で行動する感情的な性格です。
夏の厳しい暑さを生み出す太陽のように、周りのことよりも自分の感情が優先をしていきます。今、目の前にある楽しさを優先し、将来のことなどお構いなしな楽天家でしょう。
ただ、その感情的で気ままな行動が周りを振り回している場合もあります。わがままになっていないかを、自分自身で振り返ることが大切でしょう。
ピンチに動じないスケールの大きさ
丙の人は、ピンチに鈍感力を発揮する性格です。
どんな天候であっても、雲間から日差しを放つ太陽のように、周囲の環境に関わらずエネルギーを放出していきます。危機に直面しても、まるで自分が試されているかのように、楽しみながら進んでいくでしょう。
ただ、後ろを振り返ることがないため、自分のミスさえも仕方がないと放っておくところがあります。スケールが大きいのは良いことですが、繊細に目配りをすることも大切でしょう。
「丙」のまとめ
ひのえ(丙)は、「火の兄」の意味をもち、五行では「火」、陰陽では「陽」を表わします。太陽などに例えられ、日柱に「丙」をもつ人の性格も太陽からイメージできるものが多くなります。
丙の人の性格は、感情優先の子供っぽいところがありますが、何事も恐れない前向きでパワフルな行動力をもち、人生を楽しんでいく姿勢で周囲を惹きつけていくでしょう。
丙の干支一覧表
日柱に丙を含む干支の性格についてまとめています。