甲戌(きのえいぬ)の特徴とは?
甲戌を日柱にもつ人が仲間にいると、いろいろなアイデアで楽しませてくれるでしょう。
物事をストレートに見る視点をもっていて、観察力も優れています。これまでのセオリーなどにはこだわらず、新鮮な意見を発信するでしょう。だれかが通った道を進むことを好まず、パイオニア精神で開拓していく人です。ただし、それをまとめる力には恵まれていないため、結果的には、突破口を開く役割となっていることが多いでしょう。
合理主義者のため、無駄なことを嫌います。せっかちな面もあり、のんびりしたマイペース型の人とは合わないでしょう。ただし、人にものを教えることは上手で、可能性を引き継がせるという特徴をもっています。非常に見えるところもありますが、一度信じれば、けして裏切ることのない義理人情に厚さを感じさせるでしょう。
甲戌の女性の性格
甲戌を日柱にもつ女性は、責任感と正義感の強い姉御肌の人でしょう。
物事に取り組む姿勢が、極端に出やすいでしょう。興味のあることに対しては、非常に高い集中力を見せ時間を忘れるほど熱中します。ただ、自分に合わないことだと思えばまったく興味を示さず、無気力な姿となるのが特徴です。
外見は美形な人が多いですが、あまりファッションにこだわるようなところはありません。こんなところも含めて、ある意味子供のような女性だともいえます。ただ精神面では強さがあり、人をまとめ引っ張っていく力をもつでしょう。好き嫌いは激しいですが、心を許せる相手に対しては真っすぐな気持ちを向け、最後まで見捨てるようなことはしません。義理人情に厚いタイプです。
甲戌の男性の性格
甲戌を日柱にもつ男性は、改革精神をもった完璧主義者です。
集団の中にいると、その個性は単なる「変わり者」にしか映らないかもしれません。ある程度の権限を与えなければ、不満の多い人生を送ることになってしまうでしょう。ただし、どんな小さな集団であってもリーダーとなると、高い能力を発揮します。
指示は常に合理的で無駄がなく、冷酷に伝わる場合もありますが、徐々に理解され人を惹きつけていくでしょう。どんな難問やトラブルがあっても、自分についてきた人を守ろうとする強さももっています。家族との縁が薄い傾向があり、そのため身近な人に対しては愛情を注ぐタイプです。
甲戌の四柱(年柱・月柱・日柱・時柱)
甲戌を年柱にもつ人
年柱に甲戌をもつ人の幼年期は、家族との縁が薄い傾向が見られます。人によっては他家に養子へいくなど、早くから独立しなければならない環境に身を置くことになるでしょう。
甲戌を月柱にもつ人
月柱に甲戌をもつ人の青年、壮年期は、合理的な考えを活かして、商才を発揮するでしょう。やや非情な面を見せますが、金運に恵まれます。
甲戌を日柱にもつ人
日柱に甲戌をもつ人が生涯失わない特徴は、疑い深さです。身内の愛情を受けにくい環境に育った人が多く、そのため周囲の人たちに対して信じるよりまず疑うところから付き合いが始まります。心を開くまでは時間が掛かるでしょう。
甲戌を時柱にもつ人
時柱に甲戌をもつ人の晩年は、自分を客観的に見ることができるようになり、能力以上のことに手を出しません。トラブルの見舞われても、冷静さで回避していくでしょう。
では次に甲戌が、それぞれの柱に出ている場合を説明していきます。
年柱は、幼いころの性格。
月柱は、成人後から社会人になってからの性格。
日柱は、一生を通じて変わらない部分。
時柱は、晩年の過ごし方。
全体にも影響を与えますが、とくに柱の意味が強調されます。