【タロット】正義の正位置・逆位置の意味について解説！

タロットカードの大アルカナの一つでもある「正義」カードには、制裁という意味が込められています。カードには制裁を与える女神が描かれており、正義＝ジャスティスを分別する大アルカナのカードでもあります。また女神の後ろには、光輝く道が描かれ、制裁と言うと厳しいイメージもありますが、実際にはジャスティスの道を歩いていける道標が用意されているのですね。毎日清く正しく過ごしていれば、正義の道を歩んでいける事をカードは教えてくれています。

タロットカードの正義には、いくつかキーワードがあります。

• 「正義を主張する事」
• 「正義を実行に移すこと」
• 「誠実な状態を続けること」
• 「振る舞い方を論理的にすること」の主に4つです。

正義のタロットカードには、大アルカナの11番目という数字が割り当てられています。実は以前は、このタロットカードには「8」の数字が割り当てられていたのですが、その後の大きな変更が加えられたことで、今のように11番という数字が割当てられるようになりました。大アルカナと呼ばれるカードは絵柄が主体となっており、数字だけのカードよりも力が強いカードとしても知られています。

ヨーロッパでは16世紀に寓意画が広まり、その有名な物には「マルセイユ版」があります。正義のカードの寓意画では、良く天秤が描かれていますが、それは恐らく正義と悪を秤にかけて、制裁の種類を決めることから来ているのでしょう。女神が持つ天秤は、世界を秤にかけていると言っても過言ではありません。寓意画に描かれている裁判の女神が、あなたが正しい道に歩んでいるかどうかを秤にかけて、偏りがないかを教えてくれているのです。

正義のカードには、正位置と逆位置で意味合いが違って来ます。正位置が良いとは限らず、逆位置が悪いとも言えないのですが、通常の解釈では、正位置の方が占っている人にとって、良い知らせである事が多いようです。

正義のタロットカードの正位置での意味は、あなたが平等でかつ中立の立場にいることを暗示しています。自分も公正であるかの対象となり、人にも自分にも客観的に行動するようにと教えてくれているのですね。天秤が示すように、あなたの置かれている立場はバランスが重要であると言えます。秤が安定するようになれば、新しい世界も見えてくるでしょう。正義のカードが正位置であると言う事は、あなたの立場は非常に安定していると示してくれています。

逆位置の正義のタロットカードが意味するのは、あなたの立場が危うい状態にあると言う事です。相手か自分かで偏りがあり、正当にまたは公正な判断が出来なくなっている事を暗示しています。問題も起き始め、仕事でもプライベートでも慌ただしく、落ち着かない状態にあると言えます。また自分だけでなく、相手の不公平さに嫌気が差している可能性もあります。逆位置で出た時には、まずは落ち着くことが大事です。急いで行動しない事で、自分の至らない部分もきっと見えてきます。