悪魔の基本的な意味
リーディングのキーワード
悪魔のタロットカードは、大アルカナの15番目のカードになります。カードの絵柄を見ても、それから良いイメージを受けないため、出ることで憂鬱になってしまう事もあるカードです。悪魔のカードには、不幸や不吉などのイメージがあるため、出てしまうと不安になる事もあります。悪魔のタロットカードが表すリーディングキーワードには以下のようなものがあります。
- 誘惑に負ける
- 堕落する
- 欲望がはてしない
- ギャンブル依存症になりがち
- 何かを喪失する
- 浪費
関連した数字
不吉なイメージがある悪魔=デビルのタロットカードは、前述もしましたが、大アルカナの15番目のカードです。悪魔の大アルカナカードのキーワードで重要なのは「誘惑」です。前後に「節制」や「塔」がありますが、15番目の大アルカナは、数自体に不吉なイメージが無くても、カードの絵柄で不吉なイメージを作りだしています。非常にきりの良い数字でありながらも、余り良いイメージを持たない事も多いです。
悪魔の寓意画について
大アルカナの15番目の悪魔(デビル)では、中国で言う所の「性悪説」がモチーフとなっています。悪魔=デビルの絵が示すのは、自分の中に存在するエゴの固まりでもあります。また鎖に繋がれた男性と女性の姿も描かれていますが、これもまた人間の姿形をしていても、悪魔として描かれています。鎖はきつく縛られてはおらず、ゆるく縛られている姿からも、ある意味自由な囚われ人という感じもします。鎖から抜け出すことで「安定しない自由」を手に入れるか、はたまた鎖に繋がれたままで「安定の代わりに自由を諦める」のかはその人次第と言うわけですね。
悪魔の意味の解釈
悪魔が正位置で出たときの意味
悪魔や死神のタロットカードには、他のカードと比べると、正位置と逆位置の意味合いが正反対になります。正位置の場合には、背徳感、拘束、破滅、激怒など良くない意味になってしまうのですね。ネガティブな意味合いが強いので、他のカードと同じ気持ちで「正位置で良かった」という感じにはなりません。逆に逆位置で出た方が喜ばしい事もあるのです。悪魔の良くないイメージがそのまま反映されるので、正位置で出てしまった時には、カードの意味を読み違えないようにして下さい。
悪魔が逆位置で出たときの意味
悪魔=デビルのタロットカードは、悪魔のイメージと重なって表れるため、他のカードと違い、逆位置であればむしろ良い意味になります。逆位置の場合は、正位置とは違い、リフレッシュする、回復する、新たな出会いがある、真面目、覚醒などの意味があります。正位置が悪いイメージだとしたら、逆位置はポジティブな意味が目立ちます。タロットのカードが逆に出ると言う事は、悪魔のイメージも逆になるという発想なのですね。もし誘惑に負けてしまったことがあっても、逆位置に出たなら、そこからの復活や、やり直しなどの意味があります。