「stay gold」の意味とは?
「stay gold」という言葉は「いつまでも輝け」や「輝き続けろ」という意味を持っています。相手に投げかけるような命令の意味が強いのが特徴です。
しかし、「stay gold」が持つ本来の意味は「純粋な心を忘れずに」です。
「stay gold」と同じような意味を持っている類語には以下のようなものがあります。
慣用句 | 意味 |
stay strong | 若々しくあれ |
be ambitious | 大志を抱け |
「stay gold」の由来について
「stay gold」の語源は、ロバート・フロストという詩人が書いた「Nothing gold can stay」という詩だと言われています。この文章は日本語に直すと「純粋なままではいられない」や「若さが続くことはない」という意味を持った否定文章になります。
この文章から「stay gold」を「いつまでも輝き続けろ」などの「輝き」や「若さ」などを表す意味合いで使われるようになりました。
つまり、「gold」には本来持っている「お金」や「黄金」などの一般的な意味だけではなく「輝き」や「成功」、「美しさ」などのさまざまな意味が含まれています。
また、この詩の中では「gold」を「first green」と定義づけられており、「gold」は「純粋」や「初々しさ」、「無垢」、「若々しさ」などを表す言葉として解釈されています。
また、この詩の中では「自分自身に素直でいる童心」こそが「gold」であると書かれています。
また、語源はこの詩ですが一般的に「stay gold」という言葉が認知されるようになったのは、映画『アウトサイダー』だと言われています。この映画は少年たちの青春を描いた映画であり、1人の少年がラストシーンで「stay gold」を、「青春をいつまでも忘れないで」という意味で使っています。
この映画で使われた「stay gold」は先ほどご紹介したロバート・フロストの詩から引用され、本来の意味とは違う使い方をされたものです。
「stay gold」の使い方と用例
「stay gold」はどんな使い方をするのでしょうか。「stay gold」の使い方を例文と共にいくつかご紹介します。
プロゲーマー君
I see you’re forgetting to have fun. Stay gold.
(ぼくには君が楽しむことを忘れているように見えるよ。少年の心を忘れちゃいけないよ。)
ボブ
Good job! Stay gold!
(さすがだね!そのまま輝き続けるんだ!)
チャーリー
Being honest to yourself is beautiful and stay gold.
(自分自身に素直であることは素晴らしいことだ。いつまでも自分らしくいてね。)
プロゲーマー君
Stay gold!
(子供の心を忘れず自分自身に正直に!)
日本の有名なロックバンドである『Hi-STANDARD』は「stay gold」という楽曲を披露しています。その曲の歌詞の中で下のように「stay gold」という慣用句が使われており、「輝き続けろ」という意味になっています。
チャーリー
When you said me "STAY GOLD"
(「輝き続けろよ」ってお前が言ってくれたこと)
「stay gold」まとめ
- 「stay gold」の意味「いつまでも輝け」や「輝き続けろ」
- 語源は、詩人ロバート・フロストの「Nothing gold can stay」
- 広く世間に知られたのは青春映画『アウトサイダー』がきっかけ