眠れない夜に効果的!シャッフル睡眠法とは?
気温も上昇し蒸し暑い日々が続くようになってきました。布団に入ってもなかなか寝付けないという人も多くなってきたのではないでしょうか。
ここでは、眠れない夜に効果的なシャッフル睡眠法について徹底的にご紹介します。
このシャッフル睡眠法を実践することで、なかなか寝付けないという人も、あっという間に眠りにつくことが出来ます。
カナダの認知科学者が考案した連想式睡眠法
シャッフル睡眠法はカナダの認知科学者であるリュック・ボードワン博士が考案した画期的な睡眠法です。
この睡眠法は連想式睡眠法と言い、特別な道具や設備などは全く必要ありません。すぐに取り入れることが出来るシャッフル睡眠法は眠れない人にとてもおすすめな睡眠法です。
眠れない時に必ず眠れると話題に
リュック・ボードワン博士は、このシャッフル睡眠法を発表する前に、150人以上の学生を対象にシャッフル睡眠法を試してもらいました。その結果、ほとんどの学生が早い段階で眠気を感じ、シャッフル睡眠法の効果を実感したそうです。
シャッフル睡眠法は学生の間で必ず眠れると話題になり、口コミにより広まっていきました。
シャッフル睡眠法はなぜ眠れるのか
シャッフル睡眠法が眠れる理由は脳の活動をストップさせることが出来るからです。
人間は無意識のうちに脳を働かせています。明日何時に起きなきゃと考えたり、仕事の段取りを考えたりなど、寝る前にさまざまなことを考えてしまってはいませんか?人間はさまざまな考えを巡らせているとき、脳が活発に動いており、脳が寝る体制になっていません。
これが眠ることができない原因の1つになっています。しかし、このシャッフル睡眠法を行うと余計な考えを巡らせる隙がないため、脳の活動をストップさせることができます。そのため、自然に眠くなっていくのです。
眠れない夜に試したいシャッフル睡眠法のやり方
眠れると話題になっているシャッフル睡眠法のやり方をご紹介します。
カナダのリュック・ボードワン博士が考案した睡眠法のため、シャッフル睡眠法の原案は英語で作られています。今回は英語バージョンのやり方と日本語バージョンのやり方の2通りをご紹介します。
眠れないとき簡単な単語と絵を浮かべていくだけ
シャッフル睡眠法とはとても簡単な連想ゲームです。思いついた単語と絵を浮かべるだけで出来てしまいます。しかし、いくつかのルールがありますので、ルールに沿って実践していきましょう。
1.ベッドに入る
2.適当な単語を思い浮かべる
3.その単語のアルファベット1つ1つの頭文字を使った単語を初めの文字からできるだけ思い浮かべる
4.思いつかなくなったら別の単語を思い浮かべる
シャッフル睡眠法とはこの繰り返しをしているうちに眠くなるというものです。この睡眠法にはいくつかの注意点があります。
・思い浮かべる単語は関係性のないものにする
・仕事やストレスを思い浮かべてしまうものは避ける
・「apple」など同じ文字が使われているものは出来るだけ避ける
この2つです。
例として「pen」という単語でやってみましょう。
1.「pen」を「p」「e」「n」に分割します。
2.初めに「p」から始まる単語を出していきます。「point」「picnic」「pickles」など関連性のない言葉を思い浮かべます。
3.「p」から始まる単語が思い浮かばなくなったら次に「e」から始まる単語を思い浮かべます。
4.「n」まで同じ作業を繰り返したら、次に別のお題となる単語を思い浮かべます。
このように、関連性のない言葉をひたすら考えるというのがシャッフル睡眠法のやり方です。一見、脳の活動を活発にさせているように見えますが、関連性のない単語を思い浮かべることで脳が活動をストップしてもいいんだと感じるようになります。そのためほとんどの人が最初に思い浮かべた単語で寝てしまいます。
日本語でも応用が可能
英語で考案されたシャッフル睡眠法ですが、日本語にも応用することが出来ます。やり方は英語バージョンと同様です。日本語バージョンのやり方について例を用いて説明します。
例として「りんご」という単語を使って説明していきます。
1.「りんご」を「り」「ん」「ご」に分割します。
2.初めに「り」から始まる単語を出していきます。「りす」「りすと」「りさいくる」など関連性のない言葉を思い浮かべます。
3.「り」から始まる単語が思い浮かばなくなったら次に「ん」から始まる単語を思い浮かべます。「ん」は飛ばしてしまっても構いません。
4.「ご」まで同じ作業を繰り返したら、次に別のお題となる単語を思い浮かべます。
日本語バージョンならではのルールもあります。
・「ん」や「を」は飛ばしても構わない。
・「が」や「ぱ」などの、濁音。半濁音の文字は「か」や「は」として扱っていい
この2つです。
また、英語バージョンと同様に「きりぎりす」や「きつつき」のように同じ文字が入っている単語は極力避けた方が好ましいです。
連想式睡眠法の無料アプリ「mySleepButton」
リュック・ボードワン博士はシャッフル睡眠法の眠くなる原理を利用し、無料アプリ「mySleepButton」を作成し、提供しています。
mySleepButtonは「山」「ボート」「走っている男女」など関連性のない単語が音声で次々に流れます。その流れてきた単語の情景を頭に思い浮かべることで眠気を誘うというものです。
認知科学に基づいたシャッフル睡眠法で不眠症を克服しよう
認知科学者の第一人者であるリュック・ボードワン博士が考案したシャッフル睡眠法は誰でも簡単に眠ることのできる素晴らしい睡眠法です。
やり方もシンプルで複雑ではないため、すぐに実践することが可能です。
眠りの質を高めたいという人はシャッフル睡眠法と共に、ラベンダーやヒノキの香りなどリラックス効果のあるアロマを焚くこともおすすめです。組み合わせることで、より上質な睡眠に近づくことができます。
特別な設備や道具など全く必要なく、簡単に実践することができるシャッフル睡眠法を取り入れて不眠症を克服しましょう。
シャッフル睡眠法とは?やり方と原理について
- シャッフル睡眠法は脳のしくみを利用した睡眠法
- シャッフル睡眠法は簡単な連想ゲーム
- 英語で考案されたが、日本語にも応用可能