コンテンツ [表示]
逃げ癖とは?
逃げ癖とは、何らかの問題に直面しても解決したり達成したりしようとせずにすぐに逃げてしまい、それが繰り返されることをいいます。時折であればまだ良いのですが、それが慢性的であれば逃げ癖が付いていると考えられます。逃げ癖がどのようなものなのか具体的に見ていきましょう。
仕事での逃げ癖
仕事での逃げ癖とは、今取り組むべき業務に対して打ち込めないケースや、短期間で転職を繰り返すケースを指します。管理職であれば、部下など立場の低い人間に責任をなすり付けるケースも。背景には単にこらえ性や自信のなさだけではなく、自身の言動や思考を否定されてきたり失敗を極度に恐れたりする気持ちがあったりする点が挙げられます。
恋愛での逃げ癖
逃げ癖のついた恋愛は、相手の想いにきちんと向き合いたくなかったり、いやなことで傷つきたくないと感じるあまり本音をさらけ出そうとしなかったりすることを意味します。よりひどい状態では喧嘩のたびに怒りだして別れを切り出すケースもあるでしょう。対人関係でうまく付き合っていく自信がなかったり、ネガティブ思考だったりすることが背景にあります。過去に恋愛でいやな経験をしたことも原因の1つといえます。
どうして逃げ癖は出るのか?
逃げ癖とは、自身の課題から逃げ出す癖のことですが、その原因はどこにあるのでしょうか?
大きな要因は自信がなく傷つきやすい自身を守ることで手一杯という点です。頭も心も自分を守るのに夢中なあまり、課題や相手のことまで考える余裕がなくなり、逃げ出しやすくなるのです。
また否定され続けたり成功体験がなかったりする点も逃げる癖が出る要因といえます。成功体験などがあれば敢然と立ち向かっていけますが、ない場合は傷つかないように逃れることを最優先しようとする心理です。このように少しでもいやなことからの逃避を繰り返すうちにサボり癖が付いていきます。
逃げ癖のある人の心理について
逃げ癖の強い人の心理はどのように働いているのか、ここでは逃げ癖が強い人が置かれている心理を何点か見ていきます。
責任を負いたくない
逃げ癖の際立つ人は責任を回避したいと考えてしまいがちです。より具体的には責任から逃れることで自分自身が傷つかないようにします。この傾向は仕事の場面で顕著に見られることが多く、何らかのミスを追及されたあげく、能力がないといった評価を下されて傷つくことを恐れているのです。このため自身が傷ついたり自信喪失になったりするのを避けるために責任を回避しようとします。
自分のせいだと思われたくない
逃げ癖の強い人は自信喪失気味でネガティブ思考のために、常に様々な不安を抱えているのが特徴です。責任回避の心理の存在は、同時に自分のせいと思われたくない状態も意味します。
加えて何かいやな事に直面するたびに逃げてばかりのため、責任の取り方もよくわからず自分のせいに思われることへ、極度の恐れや不安を抱いています。
成功した場合よりも失敗した場合を意識する
逃げ癖やサボり癖の目立つ人は、基本的にネガティブ思考で小さな失敗でも傷つきやすい特徴のため、物事に取り組む際に成功より失敗をより意識してしまいます。取り組んでいる途中で不都合なことや、いやなことに直面するのではないかという懸念がつきまとってばかりいます。だからこそ物事に取り組んでいる最中に少しでも問題が起これば、逃げ癖やサボり癖が出て様々な面に悪影響を及ぼしてしまうのです。
プレッシャーを感じたくない
逃げる癖やサボり癖が際立つ人は人一倍プレッシャーに弱い特徴があります。これはネガティブ思考も関係すると同時に、長い間言動について否定的な評価ばかり受けてきたことが要因です。同時に完璧主義な一面もあるため、失敗に対して厳しい考え方を持つ傾向もあります。
このためストレスから逃れようとプレッシャーのない状態を作り出そうとしてしまいがちです。だからこそいやなことが起こるたびに病気を装ったり誰かのせいにしたりすることもあります。
楽したい/縛られたくない
逃げ癖やサボり癖が目立つ人の本音として楽をしたい、縛られたくない気持ちがあります。プレッシャーや責任、ストレスを極力避けることで心の平安を求める状態です。だからこそ大事な仕事が回ってきても能力のなさや病気などを理由に辞退するケースも多く見られます。むしろ極力責任の重くない楽な仕事を選ぶなどして、なるべくいやなことに縛られずに楽をして得るものを得たいとさえ考えてしまいます。
逃げ癖のある人にはどのような特徴がや心理があるのか?