【タロット】死神の正位置・逆位置の意味について解説！

結婚する前でも後でも、死神のカードの正位置の意味は、関係が冷めている事を表しています。大アルカナの中でも死神のカードは、他のカードよりも正位置の意味合いが変わってきます。正位置に出たからと言っても、必ずしも良い意味を持っているわけではないのですね。ただ、恋愛で冷めた関係になったからと言っても、人の心はそう素早くは変えることが出来ません。それでも、死神のカードが出たのが正位置の場合は、二人の関係を続けても、いたずらに時間を消費するだけで、別れた方がお互いのためという意味も持つのですね。

死神のカードは、他の大アルカナのカードとは、意味が逆になることがあります。他のタロットカードでは悪い意味にとられがちな逆位置も、死神の場合は良い意味に取られることがあるのですね。具体的には、恋愛占いで死神の逆位置の意味する所は「関係の復活」になります。もし恋愛でお互いの心が離れてしまった場合でも、関係をやり直すことが出来ることをカードは教えてくれます。浮気や不倫などとは違い、死神の恋愛は純愛そのものです。ですから、死神のカードは逆位置で出たら、むしろ喜ばしい事でもあります。

仕事面においても、死神の正位置のカードは余り良い意味合いがありません。例えば、今の仕事に対してやる気をなくしている可能性もありますし、こちらは良い意味にも取れますが、転職や異動の時期が訪れていることも暗示しています。仕事だけでなく勉強面でも、周囲の態度がガラッと変わり、戸惑ってしまう事もあるでしょう。仕事も勉強もスランプを迎える時期だとも言えます。突然の変化に戸惑うことなく、死神のカードが出た場合は、自分自身で心の整理を付けましょう。

恋愛でも仕事でも、死神の逆位置のカードは、基本的に良い意味をもたらします。今まで暗中模索だった案件が解決に導かれることもありますし、やり直すチャンスが訪れることも暗示しています。今まで無理だと思っていた仕事も、今までの努力が評価されるようにもなります。死神のカードの逆位置には、チャレンジする時期が来ていることも示されています。リスタートがキーワードの死神のカードは、必ずしも悪い意味ばかりではないのです。

見た目では恐ろしいイメージもある死神のタロットカードですが、見方を変えれば、再生を表しているカードでもあります。破壊の後に再生が待っているとしたら、また迷える魂の導き役であるとしたら、死神のカードは無くてはならない存在であることもわかります。他の大アルカナのカードと違い、言わば少し天の邪鬼な印象もあるカードですが、正しく意味を知れば、人生の転機にも大いに役立ってくれますね。