隠者の恋愛・結婚に関する解釈とアドバイス
恋愛や結婚を占ったときに出る隠者のカードにはどんな意味があるのでしょうか。正位置と逆位置での解釈を合わせて見ていきます。
正位置
正位置で出たときは、「恋愛に興味がない・自分の気持ちを確認する・慎重な恋」などの意味になります。
恋愛よりもはまっていることがある状況を表しています。相手も今は恋愛より優先したいことがあるようです。
また片思いが長く続き、心の中で静かに愛情を温めていますが決して表には出せない状態を意味しています。このままで良いのか、自分は何を求めていて、どの道を選ぼうとしているのかじっくりと考える必要があることを意味しています。
逆位置
逆位置で出たときは、「消極的すぎる・慎重すぎる・相手を信用できない・本心を無視する」などの意味になります。
恋愛に縁がなく、異性にもそっけない態度をとってしまう状況を表しています。自分が未熟であることも示していますので、自分の本当の姿を知り、心の声に耳を傾けてみるよう教えてくれているのです。
隠者の仕事・勉強に関する解釈とアドバイス
仕事や勉強を占ったときに出る隠者のカードにはどんな意味があるのでしょうか。正位置と逆位置での解釈の違いを説明していきます。
正位置
正位置で出たときは、「引退する・適職を探す・自分の心に従う」などの意味になります。
人間関係も良好で、仕事もスムーズに進められます。うまくいくときは勢いに乗って、転職や独立を考えることもあるでしょう。転職や独立は決して悪いことではありませんが、なぜそうしたいのかという自分の意志を明確にし、具体的な計画や未来像を作ることが大切です。焦らず慎重に探究するようにと示唆しています。
逆位置
逆位置で出たときは、「検討不足・信用できない・見当違い・相手にされない」などの意味になります。
周囲から孤立してしまい、せっかくの貴重なメッセージを自ら拒んでいる状態を表しています。自分の考えに固執せず、信頼できる人に相談したりアドバイスを受けたりと、もっと周りに目を向けることが大切だということを意味しています。
まとめ
隠者のカード(ハーミット)には、荒涼とした大地を照らす老人の絵が描かれています。悟りの境地に至った隠者は、地上にいる人々の心の闇を照らしながら、その叡智と指導力をもって最善の道へと導いてくれています。自分のこだわりばかりに目を向けるのではなく全体を見ること、そして自分の歩むべき道はどこにあるのか自問自答することの大切さを伝えてくれています。いつもより少し高いところから物事を考えることができれば、光のある場所、自分の進むべき道が明確になることでしょう。
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