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- 1マンデラ効果とは?
- 1.1マンデラ効果の意味
- 1.2マンデラ効果の由来
- 2マンデラ効果の原因とは?
- 2.1パラレルワールドでの記憶?
- 2.2学術的には「集合的虚偽記憶」
- 3最新のマンデラ効果の実例
- 3.1海外編:①C-3POの全身が金色で片脚だけが銀色?
- 3.2海外編:②ファブリーズのスペル間違い
- 3.3海外編:③オーストラリアの位置が違う?
- 3.4海外編:④ケネディのオープンカーの席数
- 3.5海外編:⑤アメリカの州の数の違い
- 3.6日本編:①ピカチュウのしっぽの記憶
- 3.7日本編:②大田区と太田区の違い
- 3.8日本編:③菅井きんの訃報に関する情報
- 3.9日本編:④ドリカム同士の結婚
- 3.10日本編:⑤小室哲哉の薬物法違反
- 4あなたの記憶からマンデラ効果を見つけてみよう
マンデラ効果とは?
マンデラ効果とは、いわゆるネットで使われるスラングの一つで「事実とは違う記憶=あるはずのない記憶を同時に多数の人が共有すること」を指しています。別名「マンデラエフェクト」と呼ばれる、超常現象の一つでもあります。
錯覚や記憶違いとも取れるマンデラ効果ですが、なぜ、同時に複数の人が同じ記憶を持つことがあるのでしょう。以下に解説します。
マンデラ効果の意味
マンデラ効果の意味は「ニセの記憶」や「あるはずのない記憶」「あり得ない記憶」を多くの人が共有することを指しています。
例えば、現実にはあり得ない記憶を持っている人がいるとします。その人は昔近くに駄菓子屋があったと記憶しており、その記憶を頼りに駄菓子屋さんを探します。しかし、調べていくうちに元々駄菓子屋はなかったことがわかります。しかし、デジャブと違い、マンデラ効果では、多くの人が本当ならあるはずのない同じ記憶を共有します。
実際には、駄菓子屋はないわけですが、自分一人ではなく、他の多数の人も駄菓子屋があったと記憶している状態がマンデラ効果と言われます。
マンデラ効果の由来
マンデラ効果の由来は、ネルソン・マンデラ氏が死亡したというニセの記憶が元になっています。マンデラ氏は、国家反逆罪で長く留置所生活を送っていましたが、獄中で「ネルー賞」を受賞するなど功績が称えられた人物でもあります。また、1993年にはノーベル平和賞を受賞し、黒人初の大統領にもなりました。そして、最後は自宅で息を引き取ります。95歳まで生きたマンデラ氏ですが、この訃報のニュースを聞いて、驚いた人物がいました。
フィオナ・ブルーム氏 は、ニュース以前にマンデラ氏が亡くなった記憶を持っていました。しかも記憶は詳細で、とても違う記憶だとは思えない状態でした。しかし、このニセの記憶を調べていくうちに、同じ記憶を持つ人が沢山現れます。多くの人が共有していた間違った記憶は、ネルソン・マンデラ氏にちなんだことから、マンデラ効果と名付けられました。
マンデラ効果の原因とは?
マンデラ効果の原因は、まだ研究途中なこともあり、解明はされていません。マンデラ効果と似た言葉に「デジャブ=既視感」という言葉もありますが、デジャブは本人が忘れているだけで、実際にはあった記憶が多数を占めます。
しかし、マンデラ効果はデジャブとは違い、あるはずのない記憶が存在します。それだけではなく、あり得ない記憶を複数の人が共有するというのは、それこそあり得ない現象と言えます。超常現象と呼ばれるのはそのためで、少しオカルトチックな意味合いもあります。
パラレルワールドでの記憶?
パラレルワールドでの記憶が、マンデラ効果と同調するという考え方もあります。マンデラ効果が並列世界と現在を繋げる働きがあるとする説です。理由としては、マンデラ効果は、並列世界への移行時に作られた「あるはずのない記憶」であるとも言われるからです。
記憶を共有していた人は、並列世界にシフトした時に、記憶を塗り替えられたという説です。あるはずのない記憶を複数の人が共有するということは、それだけで超常現象と言えるでしょう。並列世界が本当に存在するかは謎ですが、マンデラ効果は、並列世界に移動した時の足跡として残るとも考えられています。
学術的には「集合的虚偽記憶」
マンデラ効果は、学術的には「集合的虚偽記憶」と言われることがあります。イタリアの科学者らは、 爆破事件の現場にあったボローニャ中央駅の時計の記憶に関する研究で「集合的虚偽記憶」の解明にチャレンジしました。
爆破事件で壊れた時計は、すぐに修理に出されて動き始めたはずでしたが、多くの人が時計は動かくなったと記憶をしていたそうです。一部は正しく一部は誤っています。時計は短時間でも動かなくなったのは事実ですし、爆破事件という印象的な事件が重なり、マンデラ効果が発生したとされます。研究者らによって、この事件で多くの人に「集合的記憶」が生まれ、 イメージの記憶と実際の記憶が干渉したことで、多くの人の記憶に残ったという結論が出されました。
謎が残るマンデラ効果ですが、認知的な原因があるとする説や社会的圧力が原因とする説が主流となっています。
最新のマンデラ効果の実例
最新のマンデラ効果の実例は、世界にもいくつかあります。今回は、海外のマンデラ効果と日本でのマンデラ効果の実例を、それぞれ5選して解説します。
海外編:①C-3POの全身が金色で片脚だけが銀色?
C-3POの全身が金色で片脚だけが銀色だったというのも、マンデラ効果の一つです。実際には、C-3POの足が片方だけ銀色だったことはないのですが、多くの人が片側だけが銀色だと記憶していました。スターウォーズの熱心なファンの間では、片側だけが銀色の事実はないと公言しており、なぜ、片側だけが銀色の記憶を多数の人が記憶していたのかは謎です。
海外編:②ファブリーズのスペル間違い
ファブリーズのスペル間違いも、マンデラ効果と言えます。ファブリーズの正しいスペルは「febreze」ですが、多くの人が「febreeze」と記憶していました。単にスペルの違いと取られるかもしれませんが、実はこれもマンデラ効果の一つです。
海外編:③オーストラリアの位置が違う?
オーストラリアの位置が違う?と言われるのも、マンデラ効果と言えます。オーストラリアの位置は、地図を見ればすぐに場所がわかります。しかし、この地図の位置を誤認識してる人が多く、マンデラ効果と言われます。なぜ、オーストラリアの位置が南東にずれてしまうのかは、現在も謎が多いです。
海外編:④ケネディのオープンカーの席数
ケネディのオープンカーの席数は、実際には6席あったとされています。しかし、テレビでも報道されたパレードのシーンで、席数が4席と記憶している人が多いです。これもマンデラ効果の一つの例ですが、実は記憶違いの原因は、映画化された時に席数が4席あったためと言われています。
海外編:⑤アメリカの州の数の違い
アメリカの州の数の違いもまた、マンデラ効果の一つの例です。アメリカの州の数は、現在でも50個のはずが「51州ある」や「52州ある」と記憶している人が多数存在します。これはアメリカだけではなく、日本にも誤認識している人が多く、なぜそんな記憶があるのかは不明です。
日本編:①ピカチュウのしっぽの記憶
マンデラ効果の一つとして、ピカチュウのしっぽの先も誤認識されることが多いです。ピカチュウは全身が黄色ですが、多くの人がしっぽの先が黒い色であったと誤認識しています。日本のマンデラ効果の一つの例としても有名です。
日本編:②大田区と太田区の違い
大田区と太田区の違いもまた、マンデラ効果の有名な実例です。太田区は実際には存在しないのに、なぜか大田区を太田区と書いてしまう人がいます。学生時代に習った記憶を持っている人も多いですが、パソコンで「おおたく」と変換しても、太田区が出ることはありません。これもまたあるはずのない記憶と言えます。
日本編:③菅井きんの訃報に関する情報
菅井きんの訃報に関する情報も、マンデラ効果の一つの例です。菅井きんさんの訃報のニュースを聞いた時に、すでに死去していたと感じていた人が多かったからです。菅井えりさんが同時期に死亡していたので、それと混同したのでは?と位置付けられました。
しかし、余りにも多くの人があるはずのない記憶を共有していたことで、一時期話題になりました。
日本編:④ドリカム同士の結婚
ドリカム同士の結婚もまた、日本のマンデラ効果の一つの例です。ドリカムのメンバー同士の結婚の記憶を、なぜか多くの人が共有していました。吉田美和さんが、メンバーと結婚したという事実はありません。そのため、これもあるはずのない記憶として有名になりました。
日本編:⑤小室哲哉の薬物法違反
小室哲哉さんの薬物法違反に対する誤認識も、マンデラ効果の一つの例とされます。薬物の報道がされたことで、小室哲哉さんが薬物を使用していたと多くの人が誤認識することになります。実際には、詐欺で逮捕されたのですが、余りに多くの人が薬物法違反で逮捕されたという記憶を持っていました。
あなたの記憶からマンデラ効果を見つけてみよう
あるはずのない記憶が、もしかしたら、すでにあなたの記憶にもあるかもしれません。マンデラ効果は、考えようによっては、全世界の人と記憶を共有できる、どこかドラマティックな記憶でもあります。
あなたの記憶からマンデラ効果を見つけてみることで、もしかすると、パラレルワールドへの扉が開かれるかもしれません。
マンデラ効果の意味や原因・最新の実例のまとめ
- マンデラ効果とは、不特定多数の人と記憶を共有すること
- マンデラ効果は、パラレルワールドとの関係もあるとされる