干支(十二支)の順番は?
干支(十二支)は順番が決まっていますがどのように順番が決まったのかをご存じでしょうか?干支の歴史は古く、発祥とされる中国でも未だ起源が不詳で、様々な説があります。今回は、干支が現在の順番で読まれるようになった由来や物語を中心に解説していきます。
干支の正しい順番
まずは、干支(えと)の正しい順番と読み方をおさらいしましょう。ちなみに、干支を表わす十二支の漢字の成り立ちは、元々動物ではなく植物の成長を意味する漢字とされ、庶民が覚えやすいよう動物に置き換えたとする説があります。干支の豆知識として覚えておいてもよいでしょう。
干支の順番と読み方
- ①子(ね)
- ②丑(うし)
- ③寅(とら)
- ④卯(う)
- ⑤辰(たつ)
- ⑥巳(み)
- ⑦午(うま)
- ⑧未(ひつじ)
- ⑨申(さる)
- ⑩酉(とり)
- ⑪戌(いぬ)
- ⑫亥(い)
方位や時間と干支の順番の関係
干支は長い歴史の中で、暦のほか方位や時間を表すのに用いるようになりました。今でも時間や方位を表す言葉に残っているのをご存知ですか。
お昼を「正午」と呼ぶのは、11〜13時頃が午刻だったことに由来します。地球を南北に結ぶ線を子午線と呼ぶのも北が起点となる子(ね)、南が午(うま)であることからきているのです。
干支の順番の由来となった物語
いや十二大戦、これ干支ってそういや神様の所に辿り着いた順番やったよなって思って脱落者思い返すやん?ちゃんとその通りなってるやん…?えっじゃあその流れで行くと次お前なん…?っていう楽しさと、別に全然そうじゃなかった場合の楽しさもあり、どっち転んでも面白い意外の先がない
— オムナイト/レモンサワー/ぴろきち (@pillow_the_bard) July 3, 2020
干支の順番になったとされる物語があるのをご存知でしょうか。生活に密着した時刻や方位を表す際に用いられていたため、庶民が十二支を覚えやすいようにと作られた背景があるのでしょう。物語には十二支に登場できなかった動物も登場します。では十二支の物語をご紹介します。
元日の朝、神様に挨拶に来た順番にリーダーが決まる
干支の昔話って神だかなんだかに新年の挨拶順に干支決めるわって言われて猫は鼠に起こせって言ってたけど鼠は起こさないで遅いから早く向かっていた牛に乗って楽してズルしていただきかしらってやつだったか
— LIFEGUARD CAN (@LIFEGUARDgame) April 9, 2015
大昔の年の瀬、神様は動物達を集めこう言いました。「元旦の朝、私のもとへ挨拶に来た者12番までを、毎年順番に1年間リーダーとしよう」
動物達はリーダーになるべく、いち早く神様へ挨拶に行こうと奮起します。中でも歩くのが遅い牛は12番までに到着できるよう、他の動物達よりもひと足早く出発する準備をしました。