きさらぎ駅にたどり着いた人々
きさらぎ駅へたどり着いた人達は「はすみさん」以外にもいたことはご存知でしょうか。きさらぎ駅にたどり着いた人々の体験談には、はすみさんと多くの共通点もありました。きさらぎ駅にたどり着いた体験者を順に見ていきましょう。
一人目
File1.はすみ さん (ハンドルネーム:はすみ(葉純) ◆KkRQjKFCDs) |
時刻:2004年1月8日23時頃 |
乗車した場所:静岡県浜松市の新浜松駅 |
消息:不明(7年後の生還説もあるが詳細は謎) |
「きさらぎ駅」にたどり着いた一人目です。7年後の生還説など現在も語り継がれる都市伝説となりました。
- 浜松駅から乗車
- トンネルをくぐる
- GPSが使えない
- 電話の受発信ができ、2chへの投稿も可能
- 太鼓と笛の音
- 片足のおじさん
- 伊佐貫トンネル
- トンネルを抜けたところにいた男性に最寄り駅に送ってもらうはずが森へ連れて行かれる
- 光を抜け7年後に帰還
二人目
File2.radio_bunaさん |
時刻: 2011年8月2日 22時頃 |
乗車した場所:静岡県某所 |
消息:帰還 |
後日アップされていた画像が実在する駅の写真だと特定され、radio_bunaさんのきさらぎ駅の話はデマだと判明しています。
- 電車から急に人がいなくなる
- 看板やホームの画像をアップ(カメラが使えた)
- 親切人に最寄り駅まで送ってもらう
三人目
File3.闢藍(びゃくらん)さん |
時刻: 2012年8月19日20時頃 |
乗車した場所:神奈川県周辺 |
消息:帰還後、不明 |
闢藍さんははすみさん同様にきさらぎ駅から生還しています。しかし、2015年に「神様のお嫁さんになる」と友人に言い残し行方不明になったとされています。
- 電車から急に人がいなくなる
- 自分の名前を忘れそうになる
- きさらぎ駅に着いてから強烈な眠気に襲われ眠ってしまう
- 友人からの電話で目を覚まして起きると元の場所に戻っていた
- 帰還して3年後の2015年、「神様のお嫁さんになる」と言い残して消息不明に
四人目
File4.のんたさん |
時刻:2014年12月22日11時頃 |
乗車した場所:新浜松駅 |
消息:帰還 |
きさらぎ駅から戻って来られた理由は扉近くの手すりに掴まっていたから、もしくはたまたま持っていた数珠のおかげではないかと語っていますが真相は謎のままとなっています。
- 2014年12月22日11時頃
- はすみさんと同じ新浜松駅から乗車
- 長いトンネルをくぐる
- カメラは機能するが画像は真っ暗
- 鈴の音
- 誰かが後ろのドアを叩いてくる
- 電車の上から何か大きなグロテスクなものが落ちてきたので外に逃げた
フィアちゃん
きさらぎ駅に行った人々はその後全員が元の世界に生還しています。
しかし、現時点での消息や安否が分からない方もおり多くの謎が残っています。
きさらぎ駅の真相に迫る
存在しない駅に着いてしまう理由や、きさらぎ駅の名前の由来を考察します。
ネットの創作話
そもそも「きさらぎ駅は創作」という意見もあります。
SNSが普及している現在では、相手の基本情報さえ分からないケースも多く、その人の話が本当かどうかも分からないままに噂だけが広まります。話を盛って注目を浴びたい人、もともと創作話は好きな人もたくさんいるでしょう。そのため、きさらぎ駅の話も架空の話であり、その話にさらに尾ひれがついて「異世界の駅」として有名になったのではと考えることもできます。
パラレルワールド・異世界
光に向かって走っていったら、7年後の世界に飛んでいたという様はさながら時間移動したように見受けられます。
はすみさんは話の流れから考えると2004年から2011年へ時間移動した事になりますが、生還後の両親は何事もなかったかのようにいつも通りだったという証言から、本来いた世界は2011年で、電車に乗った時点で2004年へタイムリープした可能性もあると言えるのです。
更に、きさらぎ駅に到着してしまっても伊佐貫トンネルを通りぬけたら戻ってこられた事からも伊佐貫トンネルはパラレルワールドに繋がっていた可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
死後の世界だった?
きさらぎ駅の次にあるのが「かたす駅」という情報も存在します。かたすとは古事記に登場する根の堅洲(ねのかたす)国のことと言われています。また、きさらぎ駅の前には「やみ駅」があったとの一部噂もあり、これは黄泉の国を表していると考えられます。
つまり「よみ駅 → きさらぎ駅 → かたす駅」へと電車は走っていくことになります。根の堅洲国と黄泉の国はどちらも死後の世界です。異様な睡魔に襲われたり自分の名前を忘れそうになったりという書き込みから、死の世界へと近づいていた可能性があると推測されます。
きさらぎを漢字で書くと「如月」です。これは「生更ぎ・息更来」から派生したものと言われています。
まとめ
世の中には説明のつかない出来事があります。
かくいう筆者も幼少期、家の中にいたはずの家族が急に居なくなり「どこに行ったの?隠れてるの?」と探し回ったのですが誰も見当たらず、お風呂場の窓の外ではお地蔵さんが庭掃除をしていました。不思議に思い、皆が隠れるなら私も隠れようと物陰に身を潜めることにしました。
すると、隣の部屋が急にパーッと光ったのでそちらに走っていくと、何食わぬ顔で兄が座っています。「どこにいたの?意地悪しないで」と言うと、「え?さっきからずっとここで勉強してたよ」と答えたのです。嘘をついている様子もなく、家族は「四次元に行っていたんじゃない?」と私に言いました。
このように、不思議な出来事はすぐ近くに存在しています。異次元に行って戻って来られないとどうなるのか、それは誰も知る由はありません。
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