ネット用語「草」の意味とは?
「草(くさ)」とは、「笑い」という意味で使われているネットスラングです。
使用するときには、基本的に「〇〇草」といったように、語尾で活用されます。
この「草」は「笑える」や「うける」や「面白い」といった意味合いを含み、皮肉・批判や揶揄を込めた嘲笑の表現として用いられることもあります。
ネット用語「草」の由来
「草」の由来は、アルファベットの「w」の見た目からきています。
笑いを表す言葉として、初めは「(笑)」を使っていました。
しかし、海外ゲームでチャットをする際に日本語が使えないことから、「warai」の頭文字を取って略した「w」を使うようになります。
「w」は、以前まで使われていた「(笑)」よりも、キータッチが少なく、変換の必要がないことから、ネット掲示板などで急速に広まり、「www」といったように、笑いの大きさによって数が増えていきました。
その「www」の見た目が草が生えているように見えることから、「草」を使うようになりました。
ネット用語「草」の使い方や用例
「草」は意味が分かっても、使い方を間違えるとトラブルの原因になります。
ここでは、「草」の使い方を例文を用いて解説します。
ツイッターなどでの使われ方
自業自得で草
— ツイチューブ TwiTube (@Twitube_123) September 2, 2019
pic.twitter.com/TnmEMzGvvh
萌え袖ちゃん
昨日テレビに出てた芸人、担任に似てて草
厨二くん
謝罪会見であれは、さすがに草生えるわ
プロゲーマー君
完全に論破されてて、まじ草www
このように、ツイッターでは「さすがに草生えるわ」と活用したり、「草」と「www」を一緒に活用することもあります。
「草」と同じ「W」の使い方は注意が必要
「w」を1個のみは「単芝」、「w」が半角の場合は「半芝」とそれぞれの名称もあります。
昔からのネットユーザーのなかには、「単芝」や「半芝」を嫌う人もいますので、ネット上で使うときには注意が必要です。
「単芝」である「w」を使う場合は、「草」に変換して使うようにしましょう。
また、「草」はネットに馴染みのある若年層であれば意味は伝わるものの、ドン引きされる可能性が高いのです。
相手に伝えるための言葉であるため、TPOをわきまえていて相手が理解してくれるのであれば、一般的でない言葉としても使うのは自由です。
ネット用語「草」が変化した言葉も
「草」は気軽に使える表現ですが、実はどんどん進化していっています。
言葉 | 意味 |
---|---|
「草原」 | 草の比較級。 |
「大草原」 | 草の最上級。 |
「草不可避」 | 笑わざるを得ない。 |
「草生やすな」 | 笑うな。 |
「竹」 | 「草」以上に面白い。 |
「森」 | 「竹」以上に面白い。 |
「山」 | 盛り上がるほど面白い。 |
「アマゾン(サバンナ)」 | 涙枯れるほど面白い。 |
ボブ
草不可避は「YouTubeの赤ちゃん動画がめちゃめちゃ草不可避やわwww」と使うんだよ。
まとめ
「草」は(笑)と書き込むよりも簡単に書き込める「w」が多く使われるようになりましたが、掲示板では「草」が今や一般的です。使い方を間違えると、意味が伝わらないことにもなりかねませんから、注意して活用しましょう。
今回は「草」というネット用語について解説しましたが、その他にもたくさんネット用語があります。ぜひ下記の記事で解説している「ホイ卒」や「小並感」も合わせてご覧ください。