「スカちゃん」や「スカチャ」の利用でトラブルになることも
不特定多数の人と繋がれる「スカちゃん」には、悪質な利用目的の人とも簡単に繋がってしまうリスクがあります。スカイプのID交換によって可能となる「スカチャ」では、個人間のやり取りとして誰の規制も入りません。あなたのアカウント情報のみならず、個人情報を搾取されて脅迫を受ける可能性もあります。
また、不用意にビデオ通話をすると、スクリーンショット機能で顔などを勝手に撮り、保存されて拡散や脅迫を行う場合もあります。
実際にあったトラブル3選
「スカちゃん」を経由した「スカチャ」において、実際に発生したトラブルを3つご紹介します。スカちゃんに限らず、不特定多数の人が自由に利用できるサービスにおいては同様の危険性が潜んでいるでしょう。ネット掲示板はもちろん、最近ではTwitterやInstagramなども個人の特定から嫌がらせまでの標的になっています。
特に女性は身の危険もありますので、細心の注意が必要です。
スカイプIDを晒し上げられた!
スカイプIDを交換したところ、IDを掲示板に晒し上げられてしまったというケースです。個人アカウントを使用するスカイプでは、IDが自分の住所となります。そのIDが不特定多数に対してばらまかれるということは、知らない相手に一方的に住所がバレるのと同じことです。
ましてや匿名性の高いネット上であれば、嫌がらせや誹謗中傷などさまざまな連絡が入ってきてしまいます。晒し上げ行為の際には、真偽に関わらず悪い情報を付け加えられる場合が多く、それによって被害が拡大することも多いです。
アダルト内容を強要してきた!
いざスカチャに移動してやりとりを始めてみたら、アダルト目的だったというケースです。通話を繋いで声を聞かせてきたり、最悪の場合ビデオ通話でいきなり局部を見せてきたりすることもあります。
そうでなくとも、女性のセクシャルな部分に干渉してきたり、性的な要求をしつこく迫ってきたりする場合が多いです。一度ID交換をしてしまえばアカウント情報は相手に掴まれてしまうので、どんなに拒否しても嫌がらせを繰り返されてしまいます。
よしこ
私はただ話し相手が欲しかっただけなのに…
オタクくん
個人が特定されないと高をくくって、欲望をぶちまけてる人も多いんだ。
気軽に相手を信用してはいけないよ。
体の関係を迫られた!
「スカちゃん」や「スカチャ」から実際に会ってみたら、出会い目的だったトラブルケースです。この場合出会い目的とは、ただ単純に出会うというだけでなく、男女の関係を狙った意味まで含みます。つまり、話し相手以上の関係を求めているのであり、現実に捕まってしまえばほとんど抵抗はできません。
お互いが自然な流れで会うことはあっても、一方的に会わされるような形は極めて不自然です。相手の素性を知らないうちは、自分の情報も漏らさないようにしましょう。
まとめ
「スカちゃん」とは「スカイプちゃんねる」のことであり、スカイプ専用の掲示板です。基本的には通話相手を探す目的で利用されますが、その匿名性故にトラブルも多いのが実情です。
スカちゃんでスカイプ仲間を探すのであれば、万が一のことがあっても対応できるような準備を整えておきましょう。悪質な要求をされる場合には、無視をすることが最も効果的です。
便利なネットを利用するのであれば、同時にリスクまで把握し、情報を鵜呑みにしない意識を持ちましょう。正しい利用者同士が出会える可能性も少なくありません。
- スカちゃんとは、スカイプ専用のネット掲示板
- 基本的な利用目的は、スカイプ相手を募ること
- トラブルに巻き込まれるリスクも高い
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