「年賀状」を送る意味や由来とは?縁起物や賀詞とその意味も紹介

「年賀状」を送る意味や由来とは?縁起物や賀詞とその意味も紹介

年賀状の由来は「年始回り」という新年の挨拶回りだとされます。年賀状を出す人は若い人を中心に減少の傾向にあるといわれつつも、メールやラインなど形を変えて新年の挨拶を送る伝統は続いています。1000年以上の歴史を持つ年賀状の由来や意味、また賀詞や描かれる縁起物ついてご紹介します。

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  1. 1「年賀状」を送る意味とは?
  2. 1.11年の感謝を表わす
  3. 1.2活躍や健康を願う
  4. 1.3お互いの近況報告
  5. 2「年賀状」の由来・起源
  6. 3年賀状に書かれている賀詞の意味
  7. 3.1謹賀新年
  8. 3.2賀正
  9. 3.3迎春
  10. 4年賀状に書かれている縁起物の意味
  11. 4.1富士山
  12. 4.2松竹梅
  13. 5まとめ

「年賀状」を送る意味とは?

フリー写真素材ぱくたそ

年賀状の由来は、お世話になった方や親族、目上の方への「年始回り」の代わりだといわれています。

年始回りとは、お世話になった方などの御宅を訪ねて新年の挨拶をする習慣のことで、1000年以上も前からあったものです。しかし、時間や距離、相手の方の都合など様々な要因ですべてを回ることは難しかったため、その代わりとして年賀状が用いられるようになったと言われています。

1年の感謝を表わす

年賀状で最も伝えたい大切な旨は、お世話になったことへの感謝でしょう。そして、今度とも変わらぬお付き合いをお願いするためでもあります。「一期一会」「袖振り合うも多生(他生)の縁」といった諺を教訓にする人も多いほど、人との縁を大事にすることは難しくもあり、同時に自分自身を成長させる糧となります。

そのため、感謝の気持ちを持ち、さらにその感謝を相手に伝えるという姿勢が、より豊かな人生を歩むことにつながるといえます。

面と向かっては言いにくい感謝の言葉も、年賀状でなら素直に述べることができるでしょう。

着物ちゃん

着物ちゃん

感謝の気持ちとこれからの親交をお願いする年賀状の挨拶文としては、
・「本年も変わらぬお付き合いのほど宜しくお願いいたします」
・「本年も一層のお引き立てのほど宜しくお願いいたします」

などが挙げられますよ。

活躍や健康を願う

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日ごろの感謝の気持ちを込めることと同様に、忘れてはいけないのが「相手のますますの活躍や繁栄、健康を祈願する」ということです。

日本人にとって、いまだ新年が特別な日であることは1000年たった現在も変わりません。その特別な日を共に迎えることができたと、幸せを確認しあうのです。

着物ちゃん

着物ちゃん

例文として次のような文言が挙げられます。

・「ご健康とご多幸をお祈り申し上げます」
・「ますますのご発展とご活躍を祈念いたします」

お互いの近況報告

年賀状で初めて相手の近況を知るということもあります。

近くに引っ越しました、定年したので時間ができました、などです。年賀状に書いてある、何気ない一文で、驚いてしまうこともあるでしょう。

現在では年賀状に好きな写真や絵を、手軽に年賀状に印刷することができるようになりました。その利便性の高さを活かして子供の写真や旅行写真、パソコンで描いた自作のイラストなどを新年の挨拶と共に報告するケースも多いです。

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「年賀状」の由来・起源

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