着物ちゃん
「二年参り」とは?
「二年参り」とは、初詣の一種です。初詣というと年始の参拝を意味しますが、二年参りは「年末年始をまたいだ参拝」という意味があります。
大晦日と元日に分けて二度参拝するのも、大晦日から元日に変わる時間帯をねらって一度だけ参拝することも「二年参り」に含まれます。
二年参りの作法
着物ちゃん
二年参りは、大晦日と元日に2回お参りに行くことなのね!
つまり、二年参りに特別な参拝のやり方はないんだわ!
特別な参拝の作法はない
【明けましておめでとうございます】
— 千代田区 (@chiyoda_city) December 31, 2014
天下祭り。昨年は日枝神社山王祭、今年は、神田明神神田祭の年。両神社の二年参りの模様です。
年を越えて瞬間最大風速は15mを超えています。お帰りは十分お気をつけください。 pic.twitter.com/sqcmusvJPB
二年参りだからといって、特別な参拝の作法はありません。
しかし、せっかく二年参りするのですから、できるだけ正しい作法でお参りして年の変わり目を気持ちよく過ごしたいですよね。
寺院参拝のおおまかな流れについて、ここでおさらいしておきましょう。
コウジ君
1.一礼して門をくぐる
寺院に入るとき、出るときは、一礼をしてから山門をくぐります。どちらの場合も、本堂(本尊)に向かって一礼です。
2.お清め
参拝の前に、手水舎(ちょうずしゃ)の水で手と口を清めを、香閣(こうかく)の煙で心を清めましょう。
3.本堂(本尊)に参拝する
大きな寺院でも、まずは本堂に参拝しましょう。
・参拝の作法
一礼する ⇒ お賽銭(喜捨)する ⇒ 合掌してお願いごとを心の中で唱える(*このとき、題目を唱える寺院もある) ⇒ 一礼する
4.他のお堂に参拝する
5.おみくじやお守りなどを求める
おみくじや御朱印、お守りなど、目当てのものがある場合も、参拝してから見るようにしましょう。
神道の場合はお寺とは少し違いますが、大まかな流れは変わりません。神社ではお賽銭をなげた後、二拝(お辞儀を2回)二拍手、一拝(もう一度お辞儀)が作法です。
心を込めて参拝することが一番大事、だけれど
二年参りでも通常の参拝でも、心を込めて参拝することが一番大事です。しかし、自分の作法が合っているか不安になりながら参拝したのでは、お参りに集中できません。
それに、参拝の作法を身に着けて損することはありませんよね。しっかりとした作法でお参りして、ご利益を得ることができるようにしましょう。
長野の善光寺などで、「二年参り」といって、タグ付けされたSNSをよく見るけど、「二年参り」って何かしら?
長野や新潟の方言なの?