しめ縄はいつからいつまで飾る?時期や飾り方・処分の方法をご紹介!

しめ縄はいつからいつまで飾る?時期や飾り方・処分の方法をご紹介!

しめ縄を飾る時期は、一般的に「29日」を避けた正月事始めとされる13日から30日の間です。しめ縄の飾る時期や処分の仕方は地域性がありますので、地域の慣わしに沿ったやり方がお勧めです。このページでは、しめ縄の飾り方なども一緒にしめ縄についてご紹介します。

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  1. 1しめ縄を飾る意味とは?
  2. 1.1しめ縄の由来
  3. 2しめ縄などの正月飾りはいつからいつまで飾るの?
  4. 2.1正月飾りを避けるべき日
  5. 2.2地域によって飾る日は異なる?
  6. 3しめ縄を飾る場所や飾り方は?
  7. 4しめ縄の処分はどうすれば良いの?

しめ縄を飾る意味とは?

しめ縄を飾る意味とは?
Photo bykoshinuke_mcfly

しめ縄とは、一言で言えば「神聖な場所と俗世間との結界」を意味します。神様は煩悩や欲にまみれた俗世間の区域を好みません。

つまり、しめ縄を飾る意味は、神様が好む神聖な場所と俗世間とを隔てて、神聖な場所に神様が居続けられるようにしたものです。日本のあちらこちらで、神様が宿るとされる神社や大木、大きな岩などに飾られたしめ縄をよく見かけます。

それでは、しめ縄はなぜ結界の意味を持つようになったのでしょうか?
その由来は、神代の時代まで遡ります。

しめ縄の由来

しめ縄の由来

しめ縄の由来は、神話で名高い天照大神(あまてらすおおみかみ)の存在と大きく関係しています。
天照大神の弟の須佐之雄命(すさのおのみこと)が乱暴を働いたため天照大神が怒り、天の岩戸(あまのいわと)へ隠れたことは有名な話ですね。太陽の神であった天照大神が洞窟内に隠れたため、世の中は真っ暗になり植物は育たず病人が出て、八百万の神々は大変困りました。

そこで、八百万の神々は一計を案じ、岩戸の前で賑やかに酒を酌み交わし踊りだしたのです。天照大神が、外の楽しそうな賑わいが気になって天の岩戸から顔を覗かせ出てきた時、八百万の神々が天の岩戸を閉めたので、世の中はまた元通り明るくなったという話は、周知の通りです。

実は、この有名な神話にはしめ縄が登場します。天の岩戸を閉めた後、天照大神が再び天の岩戸へ隠れないようにしめ縄で天の岩戸を縛ったという話があり、そのことからしめ縄の結界の役割が始まったと考えられています。

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しめ縄などの正月飾りはいつからいつまで飾るの?

しめ縄などの正月飾りはいつからいつまで飾るの?

しめ縄は神の領域を囲うだけでなく、災いや不浄な物事が入ってくるのを防ぐ役割もあります。日本では古くから一年間の無病息災を願って、お正月の飾り物として鏡餅や松飾りと同様に、橙やゆずり葉など縁起物を飾りつけた注連飾り(しめかざり)を飾るようになりました。

それでは、注連飾りや鏡餅、松飾りはいつからいつまで飾るのか、飾る日にちや時間・時期についてご紹介します。

正月飾りを避けるべき日

正月飾りを避けるべき日
フリー写真素材ぱくたそ

正月飾りを飾る日として避けるべきだと古くから言い伝えられている日にちは、「29日」と「31日」です。その理由をご紹介します。

  • 「29日」が「二重に苦しむ」ことを連想させるため
  • 「31日」は月の最後の日なので、歳神様の迎えの準備を一日で慌しく終えるのは歳神様に失礼だから
  • 「31日」の正月飾りは「一日(もしくは一夜)飾り」と呼ばれ、一夜飾りの祭壇(葬儀)を連想させるため
  • 現在の「31日」の日没の時間には歳神様が来るので、31日の正月飾りでは間に合わないから(昔は時期や時間を知るため太陽太陰暦を用いていたので、日没の時間は「一日の終わり」と「一日の始まり」の二つの意味を持っていたため)
ちなみに、正月飾りを飾るのに適した日は、末広がりの縁起の良い八がついた「28日」とされています。
注連飾りや鏡餅、松飾りなど正月飾りは縁起物なので、このように正月飾りを飾る日も縁起を担いで、飾るのに相応しい日や避けるべき日が昔から存在しています。

地域によって飾る日は異なる?

地域によって飾る日は異なる?
フリー写真素材ぱくたそ

注連飾りなどの正月飾りを飾るなら28日がベストではありますが、実際には仕事や家庭の都合で28日に飾るのが難しい人もいます。それでは、28日に時間が取れない場合、いつからいつまでの間に正月飾りを飾ればいいのでしょうか?

一般的に注連飾りや松飾りを行う時期は、正月事始めとされる「13日」~「28日」と「30日」とされています。しかし、正月飾りの時期は地域によって違いがあり、一般的に正月飾りを避けたい日とする「29日」を「ふく(副)」と呼び、「29日」に正月飾りを行う地域もあります。

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しめ縄を飾る場所や飾り方は?

しめ縄を飾る場所や飾り方は?

しめ縄を飾る場所は「神様に宿って欲しい場所」なので、特にこの場所でなければならないという決まりごとはありません。しかし、一般的なしめ縄の飾り場所は、玄関のドアの上や神棚です。

歳神様は、しめ縄や松飾りのある家を「神様を迎える準備の整った場所」と考えますので、家の入り口である玄関は飾り場所として最適です。また、神棚は神様を祀る神聖な場所なので、神棚にしめ縄を飾るのも一般的です。

自分にとって「一番神様に宿ってほしい場所」に正月飾りをする場合には、自家用車に飾ったり、しめ縄を簡略化した和じめを水周りや火に関係する場所に飾ったりすることもあります。
しめ縄の飾り方に決まりはありませんが、上下を間違わないようにすることと、蜘蛛の巣や埃を取り除いて丁寧に掃除を行うことに留意しましょう。

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しめ縄の処分はどうすれば良いの?

しめ縄の処分はどうすれば良いの?

注連飾りや鏡餅など正月飾りを飾る期間は、歳神様が滞在される松の内とされ、松の内が終わる頃に正月飾りを外す慣わしがあります。
松の内の期間は関東と関西・九州とで違いがあり、関東は1月7日、関西・九州では1月15日です。そのため、正月飾りを処分する日も関東は1月7日、関西・九州では1月15日と地域によって違いがあります。

しめ縄の処分の仕方は、地元の神社で1月15日に行われる「どんど焼き」に出して焼いてもらうのが一般的です。
しかし、どんど焼きに行けない人やどんど焼きが行われていない場所では、紙に包んで他のゴミと区別してゴミの日に出す人もいます。ゴミと一緒に正月飾りを出すのが気になる人は、1月中に神社へお参りして処分をお願いするのが良いでしょう。

しめ縄を飾る時期・飾り方・処分方法のまとめ

  • しめ縄の意味は、神が存在する神聖な場所と俗世間との結界。
  • 正月飾りを避けたが方が良い日は、一般的に「29日」と「31日」。
  • 注連飾りなど正月飾りを外す日は、関東地方ではは1月7日、関西地方・九州地方では1月15日が一般的。

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