オーリングテスト(O-リングテスト)とは?
オーリングテスト(O-リングテスト)とは、アメリカ在住の日本人医師、大村恵昭氏が考案した代替医療の一種で、1993年にアメリカで特許を取得しています。代替医療とは通常医療の代わりに使われる医療行為で、オーリングテスト(O-リングテスト)は大村氏が西洋医学の治療に限界を感じ、東洋医学も学ぶなかで発見されました。
オーリングテスト(O-リングテスト)は、診断してもらう患者の指を使って体の状態や体に合う物を調べるという方法です。指で「O」の字のように輪を作ることから、オーリングテスト(O-リングテスト)と呼ばれています。
オーリングテスト(O-リングテスト)のやり方
オーリングテスト(O-リングテスト)は通常二人で行います。器具などは使わず、患者の指だけを用います。この診察で体のどこかに異常があるか、薬や食べ物が体に合うかどうかがわかります。
<オーリングテスト(O-リングテスト) のやり方>
- 診察される患者は親指と人差し指または中指で輪(oリング)を作る
- 指には少し力を入れる
- oリングを作ったのとは反対の手で調べたい体の部分、または薬や食物を触る
- 診察する人がoリングを水平に両側へ引っ張張る
オーリングテスト(O-リングテスト)を一人でやる方法
オーリングテスト(O-リングテスト)は基本的に指を引っ張る相手がいないとできないものでしたが、近年は一人で行うやり方も開発されています。
<一人でやるOリングテストの方法>
- 利き手ではない方の人差し指、または中指と親指をつけて輪(oリング)を作る
- 判断したいものをテーブルに置く
- 実物がなければ印刷されているものでもOK
- それを触る、あるいは見ながら、指で作ったoリングをもう片方の手で開く
- 薬指と小指をoリングの中指に引っ掛け、親指でoリングの親指を外側に押し出す
対象が手元にある場合
判断したい対象物が手元にある場合は、次のやり方で行います。
- oリングを作っていない方の手で対象物に触れる
- 対象物を見つめるだけでもOK
- そのあとoリングを片方の指で引っ張る
対象が手元にない場合
判断したい対象物が手元にない場合は、次のやり方で行います。
- 対象物の画像を印刷したものを目の前に置く
- 印刷物を見つめながらoリングを片方の指で引っ張る
オーリングテスト(O-リングテスト)は応用も可能
オーリングテスト(O-リングテスト)はもともと代替医療として考案された方法で、体の不調や薬、食べ物の適合性を調べるための方法です。しかし、それ以外にも「運命」を判定する占いや、誰かとの相性を調べるなどに応用する使い方ができます。
アレルギーの有無についても応用することができます。食べ物や金属などで疑わしい物がある場合、オーリングテスト(O-リングテスト)をすることで、それがアレルギー症状の出るアレルゲンかどうかを判定することができます。
実際に、金属アレルギーの判定にオーリングテスト(O-リングテスト)を導入している歯科医院もあります。
スピリチュアルではパワーストーンの選択に利用
スピリチュアルではお守りにパワーストーンを身につけることがありますが、オーリングテスト(O-リングテスト)はその選択にも利用することができます。
パワーストーンはそのパワーを受け取るために身につけるもの。石との相性が良くないとパワーを受け取れないだけでなく、マイナスな影響がある可能性もあります。選びたいパワーストーンまたはその写真を使ってオーリングテスト(O-リングテスト)をすることで、自分に合ったパワーストーンを見につけることができます。
オーリングテスト(O-リングテスト)の信憑性は?
オーリングテスト(O-リングテスト)は学術論文として検証可能な根拠が明らかでなく、疑似科学であるという意見もあります。「指だけで診察ができるわけがない」「嘘ではないか」「宗教のようだ」と怪しむ声も聞かれます。科学的根拠のない占いのようなものと感じる人もいます。
しかし、オーリングテスト(O-リングテスト)ははるか昔にアメリカで特許を取得し、その診断結果は十分に信頼に値するものです。
診断に指を使うことには確かな根拠があります。脳には信号の中継場所があり、異常な部分を刺激すると「異常がある」という信号が脳内で筋肉をコントロールしている部分に伝わります。それによって筋肉の力が弱まりますが、指はとくに反応が敏感な部分なので「たちまちその影響を受けて抵抗力がなくなる」というのがオーリング理論です。
実際にオーリングテスト(O-リングテスト)を受けてみると、異常のある部分に触れたときの指にまったく抵抗力がなくなることに驚くはずです。
オーリングテスト(O-リングテスト)は現在、日本でも「日本バイ・ディジタルO-リングテスト協会」が活発に活動を続けています。その活動の概略を見てみましょう。
オーリングテスト協会
「日本バイ・ディジタルO-リングテスト協会」は、オーリングテスト(O-リングテスト)の医学的応用・研究を目的として医師・歯科医師・獣医師・鍼灸師・薬剤師・看護師を対象にした学術団体です。
1991年から毎年1回、東京大学山上会館や昭和大学医学部で国際学会を開催。早稲田大学国際会議場でも2年に1回開催するなど、オーリングテスト(O-リングテスト)の研究や普及について活発な活動が行われています。
オーリングテストが受けられる医院リスト
オーリングテスト(O-リングテスト)のまとめ
- オーリングテスト(O-リングテスト)とは体の不調や自分に合う薬、食べ物を判断する方法。
- オーリングテスト(O-リングテスト)は一人でもできる。
- オーリングテスト(O-リングテスト)は信頼に値する診断方法。