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- 1松果体とは?
- 1.1松ぼっくりのような形をしている
- 2松果体の働き
- 2.1メラトニンを生成し分泌する働き
- 2.2強力な抗酸化物質としての働き
- 3松果体は第三の目(サードアイ)とも言われる
- 3.1神秘的な存在とされていた
- 3.2チャクラとの結びつき
- 4歴史的シンボルと松果体
- 4.1エジプト神話のシンボル「ホルスの目」
- 4.2ローマ神話のシンボルに残る松ぼっくり
- 4.3世界の宗教にもシンボルとして使われている
- 5松果体が活性化し第三の目(サードアイ)が覚醒すると何が起こるのか
- 6松果体の活性化の方法や鍛え方は?
- 6.1松果体の活性化に良い食べ物を食べる
- 6.2松果体が石灰化する食べ物を食べない
- 6.3瞑想で松果体を活性化させる
- 6.4丹田を鍛えることも松果体の活性化に繋がる
- 6.5松果体を活性化させるツボを刺激する
松果体とは?
松果体とは、脳にあるという小さな分泌機関のことを指します。2つの大脳半球の間にあるとされ、別名で「松果腺」や「上生体」とも呼ばれます。間脳の一部である2つの視床体の間に結合されて溝になっている機関です。
人間の松果体は、グリーンピースのような形をしていて、色は赤灰色をしています。 X線で検査をした時に、その松果体が石灰のように変形したものが映ることもあります。松果体が正常か否かで脳腫瘍が見つかることもあり、動物の進化の過程にも、松果体は関係しています。
以下に、松果体の働きやサードアイと呼ばれる理由や開眼の仕方を解説します。
松ぼっくりのような形をしている
松果体は、松ぼっくりのような形をしているとも言われます。松果体は、脳にあると前述しましたが、その形が松ぼっくりにそっくりであることで、松果体と名前がついています。では、松果体とはどんな働きがあり、何故松果体が話題になることがあるのでしょう?
以下に、詳しくご紹介します。
松果体の働き
松果体の働きは、主にホルモン分泌です。特に有名なのが「メラトニン」と呼ばれるホルモンで、このメラトニンと言うホルモンは、動物だけでなく植物にも存在します。概日リズムを調整してくれるホルモンなので、血中には一定の濃度が保たれています。
それでは、松果体から分泌されるホルモン「メラトニン」について、以下に見ていきましょう。
メラトニンを生成し分泌する働き
松果体には、メラトニンを生成し分泌する働きがあります。このメラトニンが松果体から分泌されることがわかったのは意外に遅く、1960年代になってからと言われています。メラトニンというホルモンは、トリプトファンというアミノ酸の一種から合成され、生産されるには一定の条件があります。
メラトニンは光の暗さによる刺激があると生成され、逆に明るい光だと生成が抑制されることが知られています。松果体は子供時代は大きいですが、大人になると小さくなるため、必然的にメラトニンの量も減ることになります。
メラトニンは、体内時計の役割があり、周囲が明るくなるとメラトニンの量を抑え、体に朝が来たことを知らせてくれます。自律神経を正常に作用させるためにも、松果体から分泌されるメラトニンは重要です。
強力な抗酸化物質としての働き
松果体には、強力な抗酸化物質としての働きもあります。核DNAやミトコンドリアDNAは聞きなれない言葉かもしれませんが、松果体はそれらのDNAを守ってくれます。抗酸化物質の食べ物には、有名な所で緑黄色野菜などがありますね。
抗酸化作用が強力ということは、老化や体の酸化を防いでくれるということでもあります。松果体が重要なのは脳の老化を抑え、脳の機能を正常に保ってくれるということです。しかし、松果体はまだ不明な点も多く、全ての働きが判明しているわけではありません。
松果体は第三の目(サードアイ)とも言われる
松果体は第三の目(サードアイ)とも言われることがあります。松果体と起源が同じと言われる「頭頂眼」が、人間でいうところの第三の目です。このサードアイは、光を感じて太陽の位置を教えてくれる働きがあります。
人間が成長する過程で得る目の組織は、元々二つが並んで存在しています。それが更に成長していくうちに、二股に分かれ、片側が目となり、もう片側が松果体に変化します。昔は恐竜に多かったという頭頂眼ですが、今でも一部の魚類や爬虫類には存在します。
人間以外の動物の多くは、脳の左側で光を感じとることが出来、脳の右側で睡眠を得られます。しかし、人間の場合は松果体が脳の奥にあることで、睡眠以外の力=幸せを感じる力や集中力など、同時に一つの機関で行うことが出来ます。そのため、光だけを感じとる機関とも言える頭頂眼は、人間らしさを引き換えに衰退していったと考えられています。
発生の過程を見ても、頭頂眼と松果体の起源は同じと言えるでしょう。
神秘的な存在とされていた
松果体は、一部では神秘的な存在とされていました。特に、近代哲学の父とも言われる「ルネ・デカルト」氏は、松果体について「実態二元論」を提唱しています。精神と物質が相互作用で出来上がるのが松果体と述べ、松果体を「魂のありか」と定義付けました。
まだ松果体の働きがわかっていなかった中世では、すでにデカルトによって松果体の重要性が指摘されていたということですね。
チャクラとの結びつき
松果体は、チャクラとの結びつきがあるとも言われます。なぜならば、松果体を活性化させるには、第6のチャクラと言われる「サードアイ」のバランスが大事になってくるからです。第6のチャクラは、別名「サードアイチャクラ」とも呼ばれ、眉間の近くにあると言われています。インスピレーションが沸く時や何らかの直感が働く時には、このサードアイが働いていると言えるでしょう。
サードアイが第6のチャクラと言われているように、心臓には第4のチャクラがあります。チャクラの種類はいくつかありますが、どのチャクラも正常に働かないと、体の調子が乱れます。つまり、チャクラ=精神は体との結びつきがあると言えます。
歴史的シンボルと松果体
歴史的シンボルと松果体は、大きな関連性があります。以下に、代表的なシンボルを解説します。
エジプト神話のシンボル「ホルスの目」
松果体は、エジプト神話に登場する「ホルスの目」にも現れています。天空神ホルスは、エジプト神話に出てくる神様の代表格ですが、描かれているホルスの目の位置は松果体と非常に似通っています。エジプトでは、ホルスの位置が「第三の目」と認識されていた証ですね。
ローマ神話のシンボルに残る松ぼっくり
ローマ神話のシンボルに残る松ぼっくりもまた、松果体と関連があるとされています。ローマ神話には非常に多くの神が登場しますが、その中でもお酒の神「バッカス」は手に松の実の形をした杖を持っています。杖は神の力を現実化したものですから、松ぼっくり=松果体の力を指し示したものと言われることもあります。
世界の宗教にもシンボルとして使われている
世界の宗教にもシンボルとして使われている松果体ですが、特に仏教では第三の目は有名です。仏教の始祖のブッダの額にも第三の目がありますが、世界各国で第三の目とされるシンボルがあります。
またキリスト教でも第三の目として、 ローマ法王所持の杖にも松の実がシンボル化されています。
松果体が活性化し第三の目(サードアイ)が覚醒すると何が起こるのか
では、松果体が活性化し第三の目(サードアイ)が覚醒すると何が起こるのでしょう。覚醒すると起こる変化は、主に以下の三つです。
- 視界がすっきりする:視力が良くなるという意味ではなく、今まで見えなかった人から放たれるオーラや波動が見えるようになります。
- 触覚が敏感になる:物や人に触れるだけで、未来や過去が見えるようになります。
- 聴覚が敏感になる:ラップ音など、実際には聞こえるはずのない音が聴こえるようになります。
松果体の活性化の方法や鍛え方は?
松果体の活性化の方法や鍛え方は、いくつか種類があります。以下に、鍛え方や活性化の方法などを解説します。
松果体の活性化に良い食べ物を食べる
松果体の活性化に良い食べ物も色々ありますが、おすすめはチョコです。なぜ、チョコが良いのかですが、チョコに含まれるポリフェノールと言う成分が、松果体の抗酸化作用を促してくれるからです。出来るだけ、カカオの含有量が高いチョコがおすすめです。
松果体が石灰化する食べ物を食べない
松果体を活性化させるためには、そもそも松果体が石灰化する食べ物を食べないのも一つの方法です。石灰化してしまう食べ物には「フッ素」やカルシウムなどがあります。体に良いとされるカルシウムなども含まれているとなると、石灰化する食べ物を食べないというのは、現代日本においては厳しいのも事実です。
毎日牛乳を飲んでいる方は、石灰化という点では注意が必要です。
瞑想で松果体を活性化させる
瞑想で松果体を活性化させるのも方法としてあります。瞑想は第三の目を開くためにも必要な行為ですが、実は松果体の活性化を促すためにも大切と言われています。
丹田を鍛えることも松果体の活性化に繋がる
丹田を鍛えることも活性化の方法です。丹田と言うのは、おへその下にある体の部位ですが、丹田は第三の目を開くときに重要な意味を持ちます。それは、第三の目を開くときに、丹田が収束点になるということです。
丹田が収束点ならば、松果体は拡張点です。この丹田と松果体を同時に活性化させないと、第三の目を開くことは出来ません。そのため、丹田を鍛えることも意識しないと、第三の目が開かれないですし、神秘体験も生まれないことになります。
松果体を活性化させるツボを刺激する
松果体を活性化させるツボを刺激するのも、鍛え方の一つです。サードアイを開くために効果的とされるツボは「インタン=中心の印」と呼ばれる場所です。利き手を使って、円を描くようにマッサージをすることで、松果体を活性化させることが出来ます。
第三の目を開くことも大切ですが、まずは体と精神は繋がっていることを思い出してください。その上で、活性化させることと石灰化させない方法を同時に行えば、いつの日にかサードアイも覚醒する日が来るでしょう。
松果体のまとめ
- 松果体はメラトニンを分泌し、概日リズムを整える働きをしている。
- 第三の目(サードアイ)とも言われている。
- 松果体の形状「まつぼっくり」は歴史的シンボルにも表現されている、
- 松果体を活性化させるには、ポリフェノールや瞑想、丹田の鍛錬などいろいろな方法がある。