霊臭とは?
「霊臭」とは、霊のにおいのことです。霊を感じたり見たりすることができる人がいますが、霊感が強いからと言って霊の存在を見るだけではありません。人によっては、耳鳴りがしたり変な味がしたり、においを感じたりします。聴覚や嗅覚にも訴えかける力があるということです。
霊がそばにいるとするにおい
霊臭のにおいはさまざまで、霊の種類や感じる人によっても変わりますが、中には人体に悪い影響を及ぼす浮遊霊や低級霊、生き霊などが放つ危険な霊臭も存在するようです。ここでは、よく霊臭としてあげられるにおいの種類をご紹介します。
生臭いにおい
よくない霊が持っているにおいは、生臭いにおいだと言われています。霊の持つマイナスのエネルギーが生臭いにおいを発するのです。あまりにも強烈で不快な生臭いにおいを感じた場合は、その場所から離れたほうが良いでしょう。
昔から霊臭は生臭いにおいとされており、古いお化け屋敷では生魚を置いて怖さをあおったという説もあります。
ドブ臭いにおい
霊臭としてあげられるにおいのひとつにドブ臭いにおいがあります。下水管から上がってくるようなヘドロのにおいです。何日もお風呂に入っていないホームレスのようなにおいと例えられることもあります。
昔の日本と違い、きちんと排水溝などが整備されるようになった今の日本では日常の中でドブ臭さを感じることは少なくなりました。そのため、日常の中でドブ臭いにおいを感じた時は霊が近くにいる可能性を疑ってみましょう。
タバコのにおい
霊臭の中には、タバコのにおいに例えられるものもあります。タバコのにおいを発する霊は、以前タバコを吸っていた地縛霊の可能性があります。それは、霊には生前に好んでいたもののにおいが残されていることが多いためです。女性の霊などが近づくと生前に使用していた香水のにおいを感じられることもあります。
また、タバコのにおいを感じる霊臭の中には生き霊の場合もあります。身に覚えのあるタバコのにおいだった場合は、あなたに関わりのあった元カレなどの生き霊が付いている場合がありますので注意しましょう。強い念が生き霊となりますので、思い当たる節がある場合は関わりを全て断ち切ることをおすすめします。
お線香のにおい
霊臭には、お線香のような何かが燃えたにおいもあります。そのにおいに対して妙に安心感を感じる時は、先祖や自分に関わりの深い人が会いに来てくれている可能性があります。しかし、嫌なにおいだと感じた時には、少し注意が必要です。
同じ何かが燃えたようなにおいでも、強い焦げたにおいや火薬のようなにおいを感じた場合は、戦場で亡くなった人たちの地縛霊である可能性があります。何か嫌な感じのする焦げ臭さを感じた場合は、すみやかにその場を離れましょう。
低級霊や浮遊霊が好むにおいと場所
低級霊や浮遊霊などの成仏できていない霊は、悪臭のする場所を好みます。日常生活で生み出されるにおいにも霊の好むにおいがあるようです。ここでは、そのにおいをご紹介します。霊に好まれるにおいを出さないように気をつけましょう。
掃除をせず臭いトイレや水回り
霊は、掃除を怠ったトイレのツンとくるアンモニア臭や汚れた水回りのにおいに引き寄せられます。昔から風水では、トイレや水回りを綺麗にすることで幸運を呼び込むとされていますが、霊を引き寄せないためのスピリチュアルな理由もあるのでしょう。
かび臭いにおいのジメジメした部屋
悪い霊は、かび臭いにおいや湿気の多いジメジメした場所を好みます。霊は夜行性ですので、明るい光が差し込んだ部屋が苦手です。そのため、光の入らない暗い部屋に集まります。締めっぱなしにしている部屋は、ありませんか?悪い霊を引き寄せないためにも普段からカーテンと窓を開け、よどんだ空気を入れ替えることが大切です。
悪臭が漂うゴミ屋敷
低級霊や成仏できていない霊などは、床に落ちている人の髪の毛や爪が大好きです。このことは、人毛を使用して作られた日本人形に悪い霊が宿ってしまう原因でもあります。また、何年もほったらかしにしてある置物やお守りにも寄ってきます。
ゴミ屋敷は、溜まったゴミの悪臭だけではなく、床に落ちた髪の毛や古くから処分せずに放置しているものが溢れているので、低級霊の格好の居場所になってしまいます。
お風呂に入らない人も霊に好まれる
お風呂に入らない人のにおいにも、悪い霊は引き寄せられます。低級霊は、何日も頭や体を洗っていないホームレスのようなにおいが大好きです。お風呂に入らないことで、本来体から離れるはずの古い皮膚や抜けた髪の毛が体に残ったままになります。
体から落ちた、皮膚や髪の毛も霊の好物ですので、それらのものも霊を引き寄せてしまう原因となってしまいます。悪い霊の影響を受けないためにも、毎日お風呂に入り体を清めましょう。
霊臭を感じたらすべきこと
霊には、霊臭と呼ばれる独特のにおいがあることが分かりました。嫌な感じのする霊臭を感じた時は、どうすればよいのでしょうか。ここでは、霊臭を感じた時に取るべき行動をご紹介します。
自分の身体の浄化
気味の悪い霊臭を感じてしまった時には、まずお風呂に入りましょう。その時にお清めに塩とお酒を入れた熱いお風呂につかることをおすすめします。体を清めることで霊がついてしまう危険を避けられます。
また、外で霊臭を感じ取ってしまった場合、霊感の強い人は連れ帰ってしまう場合がありますので、まず部屋を明るくしてお香を焚いてください。その後、お風呂で体を清めましょう。
掃除をして清潔を保つ
部屋の中で普段は感じない嫌な霊臭を感じた場合は、部屋が汚れていないか見渡してみてください。お風呂掃除やトイレ掃除など怠っているところがある場合は、まずその場所の掃除に取り掛かりましょう。
また、部屋に物が溢れている場合にも注意が必要です。古いものにも霊が寄ってきますので、本当に必要なもの以外は断捨離するのも良いでしょう。霊は、負の感情やエネルギーに引き寄せられます。よどんだ汚れた部屋は、心をネガティブにしてしまいますので、掃除で部屋も心も浄化しましょう。
霊臭について・低級霊や浮遊霊が好む臭いのまとめ
- 霊には、霊の発するにおい「霊臭」がある
- 霊臭には、生臭いにおい・ドブ臭いにおい・タバコのにおい・お線香のにおいなどがある
- タバコのにおいの霊臭は、生き霊の可能性がある
- 悪臭や汚れた部屋、汚れた体は霊を引き寄せるので、こまめに掃除をして心身ともに浄化を心掛ける